通信制高校ルネサンス高等学校

アクティブ・ラーニングと概念理解と

ルネサンス高等学校

アクティブ・ラーニングと概念理解と


 日本物理学会で行われたアクティブ・ラーニングに関するシンポジウムに参加してきました。
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この中で、日本の授業実践研究の結果、小中についてはかなりアクティブラーニングが行われてきているという中で、仮説実験授業も紹介されました。「生徒が自分自身でやりとげたと感じること、しかし教師や教材がその方向のゴールを用意していること」(記憶によるものなので詳細ちょっとあやふやですが)ということが、アクティブラーニングとして重要だという内容に、深く納得しました。


玉田方式の授業についても参考になりました。気になったことは2つ。「実験だけをやっていても手品をみたようなもので理解にたどりついていない」「概念獲得のためには、生徒が現在持っている概念(誤概念)に適切に対応して、実験などで概念を獲得してもらう」という点。現在考えていることを自分で書いてもらうことと、それを先生が的確に取り上げることによってリアルタイムに生徒間の異なる意見を浮き立たせて授業ができることが非常に魅力的でした。物理の概念を獲得してもらう、物理を楽しいと思ってもらうことを大事にしている授業がよくわかりました。

日米中の比較についていうと、まだ世界でもアクティブ・ラーニングの授業が行われているわけでもなく、その結果が明快に出ているわけでもないということがわかりました。一方で、全ての授業・全ての学習にアクティブラーニングが適用できるわけでもないようでした。


もともと、アクティブラーニングは大学生を変えるには高校教育が変わらなければいけないというような発想で教育指導要領に入った経緯がある分、ではいったい何をしたらいいのか、という方法論にまだ欠けているところがあり、その一方で方法論だけが先行しても意味がないという自分の問題意識がありました。

今回の1つのメッセージとして「概念獲得は時間がかかってもその先ずっと続く最重要なこと、そのためには生徒が主体となる学習機会を与え、先生はそのための道筋を用意する」ということを教えてもらったように思います。


ルネサンス高校の新宿代々木キャンパスでは、ほぼ原則、アクティブ・ラーニングを取り入れた理科授業を行っています。


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