東日本大震災から明日で6年
ルネサンス大阪高等学校
東日本大震災から明日で6年
2017-03-10
2011年3月11日に東北地方の沖合で発生した巨大地震による津波で多くの犠牲者が出ました。
私はこの日小学校の職員室でテレビ中継を見て惨状を知りました。
心の中で「まさか!こんな大津波が日本で起こるとは!」と叫びました。
「稲村の火」という戦前の教科書にのっていた津波から村人を救った話をスマトラ沖地震による津波被害のあと児童朝礼で読んだことがありましたが
この話が日本で現実のものになったショックは大きく毎日のようにテレビ画面を食い入るように見ていました。
特にショックだったのは,大川小学校での犠牲者の多さでした。
『あのとき,大川小学校で何がおきたのか』という本はこの問題をテーマにしています。
どうして,先生や地域の人は子どもたちの命を救うことができなかったのか。
自分が地震発生時に大川小学校の先生だったらどう行動していたのか。
私の教え子でいま小学校の先生をしているFさんは,被災地だった宮城県の東松島で仮説実験授業研究会の全国大会があったときに
地元の先生の案内で大川小学校のあったところを訪れています。
私も研究会の宿舎で地元の先生から被災地の様子を詳しく教えてもらいました。
寺田寅彦という科学者は「天災は忘れたころにやってくる」という言葉を残していますが「南海トラフ巨大地震」は必ず起こります。
ルネサンス大阪高校では,昨年の9月に通学生のみなさんと避難訓練をしましたが,どこにどのようにして逃げるのか,ということは常に考えておかなければならないことです。


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