伊之助コロッケの登場から考えること
ルネサンス高等学校
伊之助コロッケの登場から考えること
2020-12-17
以前に紹介しました「伊之助コロッケ」
鬼滅ブームにあやかっての発売だけではないな、このジビエコロッケww
などと思っていましたが...
まずは以下の新聞記事をご覧ください。
(記事内の「県北」とは、ルネサンス高校のある大子町とその周辺地域です。)
こちらもご覧ください。
京都大学名誉教授の佐伯啓思先生は、
この度の新型コロナウィルスの感染拡大とそれに対するあるべき人類の対応ということに触れ、次のようにおっしゃっています。
ウィルスは、地球上の生命体の誕生とともにあって、人間の遺伝子にもウィルス由来のものが書き込まれている。ウィルスは人や動物を宿主として生きるが、言い換えれば人は常にウィルスと共存してきた。のみならず、人間は各種の細菌とともに共存してきた。この共存のバランスが崩れると人間の身体もダメージを受ける。
ところで、考えてみれば、人間も決して自立的に自己増殖できるわけではない。大気や水分を身体に出し入れし、食物を取り入れ、太陽の光を浴び、さらに自然から「気」を得たりもする。こうして心身を維持し、生命を養う。ということは、人をウィルスと同列に扱うわけにはいかないにしても、人もまた、自然環境を宿主としており、自然環境に寄生して生を営んでいることになる。
とするならば、人間の生命の状態は、自然環境とのバランスにおいて成り立っているといってよいだろう。このバランスが少しでも崩れれば(たとえば地球温暖化で平均気温が1度でも上がれば)それだけで人間の生命は脅かされる。いわば人間の体温が少し上がればウィルスは死ぬようなものである。
ところが、人間は自然から可能な限りエネルギーを取りだして、それを経済発展につなげようとした。さらにまた理性や科学によって自然環境を管理できるという発想によって、自ら自ら自然環境に負荷を与え、このバランスを崩してきた。その宿主である自然環境を破壊することで自らの生存も危うくしているのである。
...
新聞記事、そして佐伯先生のお話を読んでいると
里山の消失ということや、
最近色々いなところで耳にするようになった
SDGs(エスディージーズ)」「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」
などについて、
実に身近な問題として
しみじみ感じられてきました。


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