通信制高校ルネサンス高等学校

令和4年度 入学式 式辞

ルネサンス高等学校

令和4年度 入学式 式辞


ニコライ堂.jpg [春雨に佇むニコライ堂]

春の雨に校庭の木々の芽の色も、鮮やかさを増していることでしょう今日の佳き日に、
令和4年度入学式を執り行えますことは誠に慶ばしく、ご列席の皆様ならびに関係各位に厚くお礼申し上げます。
只今入学を許可いたしました皆さん、ご入学おめでとうございます。ルネサンス高校は皆さんを歓迎いたします。
また、お子様を長年支えて来られましたご家族や関係者の皆様、誠におめでとうございます。
本校を代表いたしまして、心よりお祝い申し上げます。

ルネサンス高校は、2006年に「ネットの高校」の先駆けとして茨城県大子町に創立されました。
以来17年の過程で培われてきました教育のシステムとノウハウで、
皆さんひとりひとりの3年間が実り多いものとなりますようこれからサポートして参ります。
日々の学習だけでなく、進路面などでも、分からないところや聞いてみたいことが出てきましたなら、
遠慮せずに先生に連絡をとってください。

ルネサンス高校で学ぶことの強みは、自分のライフスタイルに合わせて、好きな時間に、好きな場所で、
自分のペースで、学習を進めていくことができるところです。
ですから、皆さんがルネサンス高校の門を叩いたということは、
皆さんの1日24時間、3年間約1000日を自由に使えるチャンス、否、権利を手に入れたということです。
フルに活用していってほしいと願っています。


そこで、皆さんが充実したルネ高生活を送ってもらうために、
アドバイスになればと思うことを、今日のこの機会に、2つお話ししてみたいと思います。

ひとつ目は「まずは行動してみよう!ということです。

何か新しいことを始めるとき、あるいは何かに取りかからなければならないとき、
私たちは「よし、やるぞ」といつも前向きになれるとは限りません。
上手くいくだろうかと不安になったり、気乗りしないことがあると思います。
そのようなときには、「考え込まずに動き出してみよ」ということです。

これは、アランの『幸福論』の中の言葉です。 ★こちら↓をご覧ください。

アラン.jpg

アランはペンネームで、本名はエミール=オーギュスト・シャルティエ。
今から100年前に活躍したフランスの哲学者によるこの本は、
文学的で美しく、とても読み易いことから世界三大幸福論の一つとされている名著です。

彼はその中で、演奏の前に緊張して舞台に立つのを怖がってたピアニストが、
ひとたびピアノを弾き始めると恐怖心を克服してしまう例を挙げています。
そして、「ピアノを弾くその指の筋肉のしなやかな動きが、彼の心の硬さをほぐしたのだ」と述べています。
アランは「私たちの心と体の動きは繋がっているのだから、この仕組みを利用しなさい」と言います。

彼はまた、私たちの態度・しぐさ・姿勢や呼吸、
そして「表情」によっても、感情はコントロールできるとも言っています。
「しあわせだから笑うのではなく、笑うからしあわせになるのだ」と。

この、私たちの体の動きや状態が心に影響を与えるということは、
最新の脳科学で次々と明らかになってきています。
『やる気』も同じです。「やる気が出たからやるというより、やり始めるとやる気が出る」というのも
これにあたります。覚えておいてください。


お伝えしたい2つ目は「好きやこだわりを大切に!」ということです。

私たちの多様なあり方が認められ、尊重され、社会に生かされる時代になってきました。
そのような中で重要になってきているのが、
自分の中の「好きやこだわり」を大切にすることだと、私は思います。
自分はこれが好きだ、これをしてるとワクワクするんだという気持ちは、
誰かに言われて感じるものではありませんし、
好きなものには自然と興味が湧いてくるものです。
また、そうやって何かに夢中なっている皆さんに、周りの人は魅力を感じます。そこから始まる交流は、
皆さんの関心や意欲をさらに高めていってくれるでしょう。
そのようなよい循環を生み出していってください。

多様性は、皆さん自身の中にも眠っています。この急激な社会の変化に対する「柔軟性」にも繋がりますので、
「好きやこだわりを大切に」し、多様な可能性の芽をたくさん育てていってください。

ただし、自分の周りにいる人たちも、皆さんと同じように、
多様でかけがえのない存在であるといことを忘れないでください。
周りにいる人に支えられ・認められこその自分であり、そのような他者を尊重するところに
私たちの真の成長がある
からです。


まとめますと「好きやこだわりを大切に、まずは行動してみよう!!ということです。★こちらをご覧ください。

好きこだわり行動.jpg

ますます予測のできない世の中になっていくと言われます。しかし、それは可能性に満ちているということです。
失敗を恐れず、やりたいことには積極的にチャレンジしていってください。
そこから生まれる情熱は、きっと困難を乗り越え、未来を切り開く原動力にもなります。
喜びは行動とともにやってくる」とは、先に紹介したアランの言葉です。

さぁ、ルネ高生活のスタートです。ポジティブに行動し、達成感のあるルネ高時代を創っていってください。


結びになりますが、ルネサンス高校はご家庭との連携をとりながら、
教職員一同、全力でお子様の成長を支えて参る所存でございます。
保護者の皆さまにおかれましては、本校の教育活動に対しまして、
何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

 令和四年 四月 十五日 

ルネサンス高等学校 校長 菊池一仁






※ ☞ 前年度の入学式式辞 (ページ下部)


最新の記事