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アルコールパッチテストと、ALDH2
ルネサンス高等学校
アルコールパッチテストと、ALDH2
2016-03-10
アルコールの分解能力がどの程度かを調べるテストが「アルコールパッチテスト」です。
生物の遺伝の項目の中で、「遺伝子多型」の例、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の個人差がこのアルコールパッチテストでわかります。
このアルコールパッチテストでは、皮膚上でアルコールが分解され、皮膚を通してアセトアルデヒドが血中に入っていきます。この結果、アセトアルデヒドが分解されれば二日酔いのようなことが起こらずに済みます。
さて、生徒にはパッチテストに対して
「自分は強いと思う」「そこそこ強いと思う」「全く飲めないと思う」の三つの中から予想を選んでもらいました。
実は、日本人の中には、遺伝子多型の結果アセトアルデヒドの分解が強いもともとの野生型遺伝子と、
アセトアルデヒドの分解ができない遺伝子と、その中間の遺伝子が混じっています。
生徒の中に分解が強い人は、お酒が飲めてしまうためアルコール依存症になりやすいこと、
未成年での飲酒は脳の委縮、性機能の障害が起こることを説明して、将来のお酒との付き合い方を
考えてもらいました。
なお、白人と黒人は基本的に分解する酵素の活性が高く、弱いのはモンゴロイド系のみのようです。


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