アート&サイエンスコース
2017.03.02.Thu
日本を代表する大企業の屋台骨が次々と怪しくなっていく現代・・。何か時代の変わり目を無視して古い体制のまま進もうとして、齟齬が生じた証左であろう。恐竜が絶滅して消えたように、要らない会社や時代が求めない人材が淘汰されてきているように感じる。学校教育は共通の社会基盤でありながら、改革は先送りされてきた。
比較的レスポンスの良い筈の経営幹部に交じってセミナー(サイバーエージェント主催)や交流会(Sansan株式会社・主催)へ参加してきた。一般の学校教員が場違いな場でも、当校には株式会社というもう一つの横顔があるので、私の書いたブログの記事を主催者に読んで貰い、交流会へと参加できる道が拓けた。
交流会ではソニーから転身し、グーグル日本法人代表取締役社長を経験し、アレックス(株)を創業された辻野晃一郎氏の体験談に触れることができ、言葉を交わす機会にも恵まれた。彼には『出る杭は伸ばせ!』という近著があるが、彼の目から私の「杭」も十分に突き出ているようにも見えたらしい。会場で提供されたアルコールが入っていたものの、私の方が会場の雰囲気に物足りなさを感じていたのも事実であった。なぜ日本の学校教育が明らかに非効率的なのに皆、日本社会や組織の劣化の元凶を学校教育に遡らないのかが、不思議でならない。
講演内容で印象に残ったのは2つあり、その一つが混迷した今の時代を反映したブーカ(VUCA)という造語(Volatility 変動性、Uncertainty 不確実性、Complexity 複雑性、Ambiguity 曖昧性、頭文字を並べた言葉)である。もう一つは、媒体言語で制約されるリーチ可能な対象の差。辻野氏はこれを「楽天」と「アマゾン」の埋められない絶対的な落差であり、これはスタート時点で決定してしまうために後からは到底、覆せないと鋭く指摘した。彼の新拠点、アレックス(株)のポリシーに貫かれる(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。
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画像・左:辻野氏の講演「リーダーになる勇気~迷わない、諦めない自分をつくる~」の様子、同・中:媒体言語によるリーチできる対象の差、同・右:サイバーエージェントのセミナーで配られた "Ameba" 柄 ボトル水
付記:"VUCA"について英語で語られている内容はYouTubeで公開されているので、リスニング用に列挙する:
1) Leading in a VUCA world, Minerva engagement, UK
2) The world is changing faster than at any time in human history, Pearson, UK
3) The Strategic Leader in a VUCA World, Chicago Booth EE, US
4) Successful Teams in a VUCA World, UC Berkeley, US
注)UKはイギリス英語、USはアメリカ英語(米語)。イタリック表記は、各リソースの発信元を示す。日本の組織も、英語で業務を遂行できるようになるべきだと思う。そうしたら不合理さも排除できるのであるまいか。
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ルネサンス高等学校 (大子校)
2021.03.02.Tue
ルネサンス高等学校 (大子校)
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ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城、愛知、
大阪)、連携キャンパス及び受付・相談センター(東京・新宿代々木、神奈川・横浜、愛知・豊田、名古屋、大阪・梅田、広島、福岡)
を置く広域通信制高校です。
どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。
一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。
ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。
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