アート&サイエンスコース
2017.03.18.Sat
教育デザイン室長の竹内です。大阪校の開校に辺り、当時、副校長だった私が桃井校長(現、副校長/代表取締役社長)から仰せつかった条件が2つあります:臨海実習のようなフィールドワークや卒業論文を書くことを高校生に経験させてあげて欲しい・・がそれでした。両者とも実現し、当初の約束を果たすことができ、今に至ります(臨海実習・海藻編、卒業論文・文系編)。
昨日(3月17日)は、ヘドロ(微生物燃料)電池を研究している2年生の岩田祐樹くんと一緒に十三干潟へ実験材料として底泥及びヨシなどをサンプリングへ出掛けました。程よい運動になり、徒歩で行ける距離であるのが、ちょうど気分転換になるので気持ちよく、有り難い点です。岩田くんからLINEでコメントが届きましたので、掲載しておきます(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)
❏ フィールドでの活動のすすめ(2年・岩田祐樹)
フィールドに出て活動すると、「教室で座っているだけでは分からないモノが、世界には溢れているんだ!」と感じます。現場で動き回るからこそ、ひらめきがあったり、何かと何かが繋がったりするのです。その他にも、動き回ることでリフレッシュできたり、普段は気付かない魅力を発見したりもします。淀川に実験用のヘドロを採りに行き始めてから、そんなことをよく感じるようになりました。フィールドワーク、おすすめです。
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画像・左:干潮時に干上がった干潟・潟面とクリーク(水路)、同・中:ヘドロ電池のエネルギー源として有望な枯死したヨシ(上段:茎、下段:葉)、同・右:底泥をサンプリング中の岩田君
付記:机上で考えていては気づかないようなことが、フィールド作業をしていて気づくことは、しばしばです。今回、天然ヘドロ電池の持続性が純物質で作られた人工ヘドロ電池よりも優位な理由を底泥に含まれた有機物が緩慢に溶け出す栄養分(slow-release nutrients)にあると想定しました。その有力候補の一つが河口域干潟に付き物のヨシ帯です。流れを穏やかにして粘土分を堆積させると同時に、そこにヨシの枯死体が混入していると推測しました。ここまでは机上でも可能でしたが、はて植物体の「葉」と「茎」と「根」のどれを採るか、現地で迷いました。根は面倒だし、枯れないので却下。残るは「葉」か「茎」か・・でした。立ち枯れしている群落跡を眺めると茎ばかりで葉は目立ちません。葉が先に落ちて分解し、茎が長く残っているのだと状況判断しました。落ちた葉の一部が岸辺に吹き寄せられている箇所が見つかりました。ヨシの落葉を持ち帰り、ミルで粉砕して天然有機物として追加する候補として絞り込みました。次なるステージ(Phase II)への準備です。
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どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。
一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。
ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。
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