「加水分解」をラボメイトから学ぶ(2017年04月20日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「加水分解」をラボメイトから学ぶ(2017年04月20日)

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「加水分解」をラボメイトから学ぶ(2017年04月20日)

「加水分解」をラボメイトから学ぶ(2017年04月20日)

スーパーサイエンスコース(SSC)のニューフェイス、新保雅史(しんぼ・まさふみ)君の登場です。彼は通学コースの始業式直前、淡路島へ視察ツアーにも参加しました。ワケ分からないまま巻き込まれる・・という宿業は今に始まったことではありません。大阪校の卓球部に加わった直後には、全国大会へ引き摺り込まれるという因縁がありました。今回、彼が今どき珍しい「昆虫好き」とあって新しい研究テーマを託されることになりました。心なしかサイエンスコースの子たちは運命に翻弄された「チルドレン」の趣きがしてきます。「だって、その方が断然、面白いでしょ。」とは、エヴァハルヒヲタのコース担当者(元漫画家志望)のつぶやき声です。

サイエンスコースで「科学」の、ましてや「研究」をするなんて耳にすると、とてつもなく難しいコトをおっ始めるように聞こえることでしょうが、誤解です。真実は全く逆。黒板と教科書で「科学」を学ぼうとする方が、遥かに難しいのは、こう考えたら理解できると思います。ピアノの弾き方や自動車の運転法を教本で身につけるのは、至難のワザだと思います。機材に触れ、一緒に議論できるラボメイトなど、学ぶ条件整備が肝心です。

考えてみて下さい。誰でも最初は「はじめて」だったはず。最初の一歩を踏み出した人から前進を始めるのです。時には、教員は生徒に追い抜かれることこそ本望のはずです。そうでなければ人類は存続できっこありません。仮に「教える-教わる」の関係が固定されていたら、それこそ学校教育は大失敗(欠陥作)なのです。

今回、シジミが吐き出した吐出物から分離したバイオフィルム形成する細菌が持つカゼイン(牛乳に含まれるタンパク)の加水分解能の有無を判別する迅速検査(スクリーニング)手法の実技から手始めに経験して貰いました。準備も容易で、結果が確実に明瞭に出るからです(私自身、大学時代に先輩から手解きを受けた時、感動した覚えがあります)。高分子の初発時の濁った状態から酵素反応で基質が加水分解(消化)されると低分子化するため濁りが消え、肉眼で見ても透明化(=ペプトン化)します(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段・左:カゼインに対する加水分解活性をスクリーニングした寒天平板、同・中:プロテアーゼ陽性の証拠となる透明斑(ハロー)、同・右:ミルク・カゼイン(左)と豚や牛の膵臓由来のタンパク分解酵素パンクレアチンで消化(低分子化)したペプトン(右)_各々の培地基材と水溶液で示す、下段・左:SSCのニューフェイス、新保雅史くん(中央)を両脇で支える河脇凌くん(左)と岩田祐樹くん(右)、同・右:加水分解の仕組みを描いた岩田くんのポンチ絵(上段)とプロテアーゼ活性を持つ菌株の位相差像(下段、運動性の桿菌)。

付記:ある事項を知らないと先へ進めないというのは、実は欺瞞です。無論、何でも知っているに越したことはありませんが、モノゴトには限度があります。知らないまま先へ進んでも、後から自ずと理解できる場合もあるし、人から偶然に教わることだってあります。一番損なのは、同じ場所で延々と足踏みしてしまう人生の過ごし方だと私は思います。現に、今回の「加水分解」に対する生物学を専攻した私の理解は、「ま、消化酵素みたいなもんよ。」程度でした(理学の博士号を持っていても・・です)。専門家と呼ばれる人々の知識はブロードでないはずです。仮にフラットに知識を敷き詰めていたら、突出した専門家にはなれません。非礼を承知で言うなら大学教授より塾講師の方が知識の量では上なのではないでしょうか。では、両者では何処が違うか・・というと新しい知識体系を生み出す力の有無です。学者の価値は単なる博識(モノ知り)ではありません。新しい概念や仕組みを生み出していく力です。あらゆる情報資産が検索可能になった今、高校教育課程も当然、見直さなければなりません。ある事柄を「知っている」ことの値打ちは、現代社会で目減りしてきたのです。その代わり、自分の言葉や論理を組み立てて説明していく行為には大きな価値が生まれてきました。時代が変わったのです。

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