グローバル化で国境の「敷居」低下を実感(2017年08月16日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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グローバル化で国境の「敷居」低下を実感(2017年08月16日)

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グローバル化で国境の「敷居」低下を実感(2017年08月16日)

グローバル化で国境の「敷居」低下を実感(2017年08月16日)

教育デザイン室長の竹内です。日本のアマゾン・サイトから注文した実験道具(吸引ろ過器)が中国(江蘇省・蘇州市)から直接、EMS(Express Mail Service)郵便(万国郵便条約の締結国間で発効)で届いたので驚きました。注文日からカウントして国境を意識させず、距離感も身近な感じでした。

送り状に印字されている文字は、中国語と日本語もありますが、やはり仲介しているのは英文の表記です。梱包もしっかりしていて、中身も問題なく使える状態でした。グローバル化が進行中であることを否応にも実感させられました。

こうして実社会がスムースに回っているにも拘わらず、学校教育の現場では英語という共通語が「道具」として取り扱われていない現実を感じます。日本の学校では、「授業」と「試験」を回すことで英語科の「教科教育」システムが構築(デザイン)できるものだと盲信されているように思われます。

しかし、定期試験も入学試験も高い得点を得ようとすれば、試験対策に特化した準備が奏功するのは当然の成果だし、そのため反って英語の実用的な習得から逸脱してしまう現実があります。この弊害から学校と社会との不整合を生み出してしまうことは、こと英語科だけに限りません。「学校では秀才だった者が必ずしも社会の俊才になるとは限らない」は、盛田昭夫氏(1921ー99年、ソニー創業者の1人)が遺した名言です。

いま、世界的に見て最先端を行く新興のミネルバ大学は、ゼロから設計されています。その骨子は「講義」も「試験」も行わず(講義も試験も「禁止」です!)、代わりにエッセイを(書き言葉で)論説し、オピニオンを(話し言葉で)表明することで評価されます。その方が、自由度も高く、かつ人が育つことを意味しています。

さらに、世界中(途上国も)を移動しながらインターンシップを通じて知識や技能の定着を意図します。日本の教室では、単語や熟語を(小テストをして)覚え、文法を教われば英語ができるようになると信じられていますが、それでは試験に対応できるようになるだけで到底、水平線の向こう側にある実用世界に届きません。海外には、英語を学ぶための単語集も文法書もなく、日本の英文法は昔々の研究書から派生した古典で、現代英語では「文例集」です(Swan、1980)。現在、実地で使われている表現や文体を使わなければ、「教科英語」だとみなされます。実社会では、「答えとして正しいこと」が直ちに、「社会で通用すること」ではないのです。

従来からの受信型を脱して、学習者が自分を積極的にアピールする側に回る積極性が今、日本で求められる学びスタイルの変化です。そのゴールは刹那的に定期試験や大学受験を突破して、終わる程度のことではありません。一生の学びに繋がなければ、投資した時間も経費も実質、無駄だと言えます(それでも、目先の問題だけで結構と主張するならば、仕方ありません)。が、冒頭で記したように今後、時代のウネリは間違いなく次世代に襲い掛かってくるでしょう。私は力になってあげたいと想ってます(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:中国から直送されてきた国際EMS小包便(吸引ろ過器一式)、 同・中:海外の文法書に相当する用例集、Oxford University Press "Practical English Usage" 初版(Michael Swan, 1980)、同・右:教室外でも通用する英語ユーザを育てる『タスク・ベースの英語指導-TBLTの理解と実践』(大修館書店、2017)。

付記:現在、「英語の4技能」学習が強調されていますが、日本の英語学習が訳読や問題練習に限定されてきた原因は、日本人教員がパターン化された答案しか採点できなかったからだと思われます。その結果、教員も生徒も自由にライティングしたり、発話したりする英語運用力が育成されず、試験の得点対策に終始してきました。結局、試験対策をゴールにしている限り学校英語はいわば、教習場のコース内の教習であり、路上教習のような不確定な条件下で培われる実戦的な実力は到底、備わりません。

リアリティのある英語学習は留学のため英語サイトで出願条件を調べたりする過程で養われます。私自身、最もタイトな英語と接触したのは英・内務省に移民資格(HSMP)申請*1 を自力で出願した頃です。当然、ミスは許されませんし、法律的な文面に慣れる必要もありました。実際、銀行口座を開設し、不動産を購入したり、ペットの検疫対策に獣医の予約を採るなど速攻でミスの許されない事務手続きが必須で、英語学習の域を凌駕する徹底した "task-based" でした。どうしてこんな芸当ができたのか、自分でもわかりません(竹内記)。

*1 英国のHSMP移民申請書に添えた私の英文エッセイ(身上書)です。海外では申請に必要な書類以外の添え状を添付することに支障ありません。一旦、決めた移民を撤回したことは英国の友人に対し申し訳なく思うと同時に、その分、一人の日本人として生まれた祖国に対する熱い想いが生まれ変わったように強化されました。

参考:今年度から(4月)始まったジャーナリスト・伊藤サム氏のNHK英語講座『高校生からはじめる「現代英語」』の紹介記事(NHK出版のサイト)が、これからの時代の英語学習の指針になると思います。

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