理科室のコバエとハエトリグモの「捕食ー被食」関係(2017年10月24日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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理科室のコバエとハエトリグモの「捕食ー被食」関係(2017年10月24日)

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理科室のコバエとハエトリグモの「捕食ー被食」関係(2017年10月24日)

理科室のコバエとハエトリグモの「捕食ー被食」関係(2017年10月24日)

スーパーサイエンスコース担当の竹内です。今日、理科室の実験台で飛び跳ねるクモを見つけ、捕獲しました。新保雅史くん(3年生)がスマホで検索すると、直ぐハエトリグモと判明しました。彼は、「自宅にいるヤツだ。」と即座に言い当てました。さすがの昆虫少年(クモは昆虫ではないが、同じ節足動物門に入ります)。

今の時代、グーグルで「クモ」を画像検索することで、比較的短時間に正解へ辿り着くものです。直ぐにハエトリグモ類(アダンソンハエトリグモ)だと判明しました。徘徊性の屋内に住み着くクモで、ハエやダニ、ゴキブリの幼体などを捕食してくれます。以前も、バッタのエサとしてエノコログサを栽培した時、土壌に由来するコバエでも小型のクロバネキノコバエが発生して困りました。今回、ダンゴムシの飼育を始めましたところ、注意していても同種のハエが発生してくる兆候が見られました。そこでコバエを駆除する市販の各種商品を調達し、試していたところでした。

コバエの発生が頻発し、鬱陶しいと感じていたところへタイミング良くハエトリグモの登場です。これは偶然の出会いなのでしょうか、それとも捕食者であるクモがコバエの発生を感知したのでしょうか? つまり、コバエが放つ臭気成分(?)をどこからか嗅ぎつけてきたのでしょうか? 「被食者-捕食者(prey-predator)」の関係の成立を示唆しています。謎が深まりました。アダンソンハエトリグモがハエを捕食する瞬間を撮影した動画(再生開始後、40秒目のコマ)がYoutubeで公開されています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一

❏ 未知との遭遇(3年、岩田祐樹)クモというと巣を張って獲物を待ち構えるイメージがありましたが、このクモは自ら獲物を狩りに行くハンターのようなので、クモに対する印象がかなり変わりました。思い返してみると、アシダカグモが同じように動き回っていた記憶があります。

実体顕微鏡で拡大して観察してみると、なんとふさふさ!! 肉眼ではわかりませんでしたが、全身をびっしりと毛並みのよい体毛が覆っていました。その上ネコのように脚先を舐めたり、ワイパーの如く脚を使って眼を撫でたりとお手入れしているんです。こんなに哺乳類的な生き物だとは思いませんでした。

クモは苦手だったんですが、食わず嫌いだったみたいです。(それでも大きなクモは苦手ですが・・)じっくりと触れてみないで決めつけるもんじゃないなと学びました。突然舞い込んでくる出会いとそこからの学び、大切にしたいと思います。

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画像・左:理科室に突如として出現したアダンソンハエトリグモ(オス)、同・中:新保くんの観察ノート、同・右:コバエ取り市販品代表3種(奥から手前へ:フマキラー、アース製薬、キンチョー・大日本除虫菊)

付記:コバエ取りは、虫を誘引する成分(酢、酒、フルーツエッセンス、各種発酵産物など)とネオニコチノイド系殺虫剤の組み合わせで開発されている。その結果、駆除対象にできるコバエの種類にスペクトル幅が生じる。野菜・果物由来ではショウジョウバエ、肉由来ではノミバエ、土壌からはクロバネキノコバエ、浴室・便所由来ではチョウバエなど多岐にわたる。ネオニコチノイド系浸透性農薬は神経系に作用するので、人体や生態系に及ぼすリスクも懸念されています。

植物の栽培実験(ゆめちから*1)を室内で進めていくと、キノコバエ対策が必要となるかと懸念しています。市販品をいちいち購入していては切りがないので、使用済みのコバエ取りのケースを再利用し、さらに効率よくコバエを誘引するアトラクタント(attractant)を探し出し、認可済みのネオニコチノイド系殺虫剤をアルギン酸でゲル化するなど、コバエ駆除系の製品開発を、独立した生活科学分野の一研究課題に掲げるという選択肢も視野に据えています。

*1 ルネサンス大阪高校は、第六期「自由研究校」として「ゆめちから」栽培研究プログラム(Pasco/リバネス提供)に参加しています。

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