サイエンスコースの「心を解放する」学び(2017年11月24日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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サイエンスコースの「心を解放する」学び(2017年11月24日)

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サイエンスコースの「心を解放する」学び(2017年11月24日)

サイエンスコースの「心を解放する」学び(2017年11月24日)

スーパーサイエンスコース担当の竹内です。科学と言うと、難しいイメージが付きまとうかも知れません。しかし、それは本意ではありません。事実は逆で、学校の勉強の行く先にこそ、リアルな科学は見つけられません。学校で教えている履修内容と社会で求められていく実務能力との間に、著しいギャップが生じているからです。

それでは、サイエンスコースが実践している学びはどんな仕組みなのでしょうか? それは、ガチガチに凝り固まってしまった学校の勉強に対する思い込みの呪縛を解く効果です。それには、授業も試験も行わず生徒を成長させる「仕組み」が必要でした。その一つの道が、探究活動に基づくオリジナルな成果を発表する場*1です。

*1 ペーパー試験の成績の良さと、実際に大学や社会へ出てからの学問や職能で力を発揮できるか否かで緊密な相関があるようには感じられません。今回に限らず、社会の第一線に立つ人を知れば自ずと知れることです。

昨日、大阪府で 69 年間も続いている高校生の生徒研究発表会が大阪市立自然史博物館(長居公園内)で開催され、大阪校からも1名が登壇しました。ビデオ撮影した動画の編集を、1年生の頃から一手に引き受けてくれている後藤大空くん(2年生)です。昨年度に引き続き、実務の専門家(今回は社長、校長、研究員)を取材したインタビュー動画を通じて得た学びを集約しました。

そして彼の動画編集を身につけることになった原点が、ヲタ芸(サイリュームダンス)だったのです。プレゼンは、その原点を記してプレゼンを締めくくろうと決めました。事実をありのまま受け止めた上で、自信を育てていく拠り所にして欲しかったからです。学校の勉強には怖いことに、「自己喪失」させるワナが仕掛けられています。研究発表会で自分を取り戻していった様子が伝わってきます(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

❏ いいキッカケとなりました!(2年・後藤大空) 今回、発表会で登壇して感じたのは、「人は体験したことなら台本なんてなくてもある程度は喋れるんだ。」ということでしたね。喋る内容は自分が一番わかってるんだからむしろ喋れて当然なんですが、登壇して「喋る力、即興で表現する力」が失われているのを感じました。

「台本を作る」ということをすると文字に頼って、「自分の言葉で喋る」ということを忘れてしまうのです。

発表用のパワーポイントを作っているときも、画面に文字が多過ぎて元の写真や素材を活かせていないなど、いろいろなところで発表の表現力が失われているのを感じました。これに気づいてなければ、喋る内容を画面に映して同じ内容を繰り返してしまうなど、面白みのない発表になっていたかもしれません....(笑)

家に帰ってから、ニュースなどを見ていると、吹き出しの使い方や文章の置き方など、参考になるとに気づいたりすることができました。今回の発表は、自分の中でいろいろなことを思い知らされると同時に、今まで漫然と見ていたものが他の視点で新鮮に見れるようになるいいキッカケとなりました!

❏ 仲間の成長を見届けた(3年・新保雅史) 僕は長居にある自然史博物館に2年生の後藤大空くんが登壇する生物研究発表会に聞く側として参加した。彼はサイエンスコースの活動内容を口頭で発表してくれたのだ。

 彼の発表を聞いていて思ったのが、緊張して所々言葉が詰まりはしたが、聞く側が彼の発表内容について何も知らないという点を踏まえて話を押していくように堂々と、僕達の活動内容を紹介してくれたように感じた。彼自身も書いてくれているように、今回の発表で「現状の自分にはない大切なモノ」に気づいたらしく、僕も彼の中で眠っていた「何か」が目覚めたような気がした。

人には一体どんな才能が眠っていて、何がキッカケで開花するのかホントに分かったモンじゃないと僕は思う。

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画像・上段左:博物館講堂での口頭発表(登壇者は、後藤大空くん)、同・上段中:展示用ポスター前で新保くん(左)と後藤くん(右)、同・上段右:展示したポスター(PDF版)から(探究から創作へ)、同・下段左:組写真受賞記念撮影(左から右へ:新保くん岩田くん河脇くん。カメラマンは広報担当の渡部さん)、同・下段右:後藤大空くんの動画編集の原点=サイリューム(またはサイリウム)ダンス

付記:通信制高校に来る生徒は程度の差はあれボロボロに傷ついています。全員が不登校や中退の経験者だと言っても過言でありません。しかし、それは既存の画一的な教育が適合しなかっただけで、無能な訳でも才能がない訳でもありません。大きな声では言えませんが、高校に通えている生徒たちより遥かに磨き甲斐があると私は感じています。抑圧から解放されたことで、隠されていたセンスが輝き出す驚きも、しばしば経験できます。

今回の展示ポスターに盛り込んだ組写真(入賞作品 *2)も、サイエンスコースの野外活動を通じて生まれた副産物です。戴いた副賞が高級一眼レフだったのは望外の歓びであるとともに、私たちが実践してきた「一歩先も見えない」取り組みに対する自信の付与になりました。ありがとう(竹内記)。

*2 日本写真芸術専門学校(東京渋谷)主催・第4回高校生フォトグランプリ準グランプリ(組写真部門首位)

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