アート&サイエンスコース
2017.12.21.Thu
スーパーサイエンスコースの竹内です。大阪府の教育特区に開校した高校で教育デザインを担当する者として、地元の環境保全事業と学校教育との関連づけは「地域に根づく学校」として今後、不可欠な視点となります。
南港の野鳥園には以前、『大阪湾フォーラム』にルネサンス大阪高校・スーパーサイエンスコースをアピールする活動として出展した際に、施設見学ツアーの一環で訪れたことがあります(2015年3月)。その後、管理が移管されると聞き、ご縁が切れてしまっていました。
今回、地元企業の『舞昆のこうはら』鴻原森蔵代表取締役社長が表記委託事業の アドバイザリーボード の委員で、たまたまオブザーバーとして中間報告会へ参加するようにお誘いを受けました次第です。私の方も、2年余りの空白期間を埋め(update)たいと希望し、久々に行政が主導する会議の場に顔出す機会に恵まれました。
委員は4名で、懇意にして戴いている鴻原社長の他、元動物園長や元博物館長が委員、大阪市立大学の矢持進(農学博士)名誉教授が座長役でした。会議は、傍聴できるように一般公開されています。行政側が共同事業者として選定した NPO法人「南港ウェットランドグループ」(代表、高田博理事長)の選定過程も一般に公開されていました(市政改革プランに基づく最新情報は、コチラ)。今後も緩衝帯(buffer zone)としての湿地の役割に注目して行きたいと思います(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。
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画像・左:「大阪南港野鳥園」のパンフレット、同・中:野鳥園の平面図(同パンフレットから)、同・右:当日の配布資料(中間報告)
付記:私は湿地(ウェットランド)研究には少なからず縁があった。英語圏でbogと呼ばれるのは雨水涵養型の雨水が主体の山の上に作られるミズゴケが主体の貯水池のような湿地を指し、fenと呼ばれるものは、逆に水の流れの下流側に位置する浄化槽のようなヨシの生えた湿地を指します。前者はWales大学Bangor校(現Bangor大学)在籍時に、Chris Freeman教授のグループと一緒にフィールドワークに参加する機会があった。後者については直接、共同作業した経験はないが、同じフィールドであるColne河口域干潟をEssex大学の環境生物学のプログラムをUnderwood教授ら率いる研究グループがNedwell教授の後を継いでいる。いずれも微生物生態学あるいは生物地球化学的(酵素化学的)なアプローチを得意としている。
欧米でウェットランド研究の "メッカ" と言ったら、米国ではエバーグレイズが、英国ではザ・ブロード(ノルフォーク・ブロード、ブロードランドとも呼ばれる)が該当すると思われます。なお、東京には行徳に新浜(しんはま)の御猟場(宮内庁所管)の一角に野鳥観察舎があった。大阪の南港のケースと同様に、存続が要望されている(日本自然保護協会)。筆者は学生時代にここの人工湖、新浜湖でヨシの葉の微生物分解を研究していた先輩(後に畜産廃水処理へ転向した田中康男氏)のお手伝いをしたことがあります(竹内記)。
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ルネサンス高等学校 (大子校)
2021.03.02.Tue
ルネサンス高等学校 (大子校)
ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城、愛知、
大阪)、連携キャンパス及び受付・相談センター(東京・新宿代々木、神奈川・横浜、愛知・豊田、名古屋、大阪・梅田、広島、福岡)
を置く広域通信制高校です。
どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。
一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。
ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。
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