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「教育カフェ・マラソン」で哲学者と対話(2019年03月30日)

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「教育カフェ・マラソン」で哲学者と対話(2019年03月30日)

「教育カフェ・マラソン」で哲学者と対話(2019年03月30日)

昨日(29日)の夕べから、北千里にある「箕面こどもの森学園」が通算100回の開催を目指して頑張っている「教育カフェマラソン」に生徒を連れて参加してきました。連れて行ったのは最近、教育への関心が芽生えてきた今村奏音さん(4月から高校2年に進級)です。中学校時代に長く不登校を経験したことが下地になっているのかと思います。ここには以前、岩田祐樹くん(卒業生;この4月から大学2年)を伴って施設見学をさせて戴いたことがありました。

今回のゲストは、哲学者の森本誠一氏です。思索に留まらず大阪校のある学園ビルから近い立地で「中津ぱぶり家」を運営する社会実験を行っている実践家(practitioner;非常に広義です*1)でもあるようです。

*1 私は2000年に英国の大学院博士課程に留学した際、秋学期が始まる迄の間、現地で語学研修を自主参加したことがあり、そこで東京都下水道局で技術的な実務を担当し、JICA専門家として海外赴任していた経歴を話すと、英語教育ユニットに招かれ「あなたのような人を英語で "practitioner" と呼ぶんだ。」と教えて貰いました。そこには、学者や研究者のように「能書きを垂れる人間とは違うんだよ。」という激励のメッセージが込められていることを感じました。私が学術研究を愛でながらも、そこへ逃げ込まず現場の最前線に留まり続ける原点はそこにあり近年、実践派の旗を掲げる新世代が増えてきたので頼もしく感じます。

今回のお題は、「哲学の実践から熟議*2を考える」でしたが、急きょ、「熟議」を「対話」に置き換え、2グループに別れての討議となりました。昨年、半年余りの期間で大きく成長した奏音ちゃんの実例を前にした2つ目のグループでは私と彼女が何したのか・・を同席した人たちは興味津々だったご様子でした。答えは月並みで、私はただ彼女との間で"コミュニケーションを重ねていただけ"だと言っても本質的には過言ではありません。逆に言えば、それほどまで通常の一方通行の授業では"コミュニケーション"の機会が学校現場になきに等しかったのだろうと思います。

*2 「熟議」という言葉は、教育現場では元小学校教諭の菊池省三氏が好んで使っていました。菊池先生は通常教室で実現させ多めの人数でもコミュニケーションが成り立つことを証明しています。対話型の双方向授業は、クラス・サイズを問わず実現可能だと言うことです。

今後、学校教育にも知識の「正誤」を問う枠組みを越え、「対話」を重視していく流れに転じる変化に疑いの余地は最早、ありません(アクティブ・ラーニング&カリキュラム・マネジメントサミット2018)。旧態依然たるまま放置した方が、日本の学問の国際競争力を損ねる結果になることは識者(例として、内田樹氏)が異例な口調で苦しい心中を吐露しているところ(昨年、サンデー毎日に掲載された記事『受験生のみなさんへ』)です。畢竟、個々人が目覚めることで、対処するしかないようです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

❏ 参加してみて良かった!(今村奏音、1年) 箕面こどもの森学園に実際に行ったことで高校生でもインターン(スタッフ見習い)出来ることを知りました。教育関係で働きたいと思っていたけど、実際にすぐに働けるとなると少し不安になりました。でも、2時間通して教育カフェで対話についてディスカッションや、参加者と話を交えることにより、インターンに挑戦しようと思えました。同じ考えの方と出会い、様々な情報や勇気を貰えました。とても充実した時間を過ごせ、未来も見えてきて良かったです!

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画像・上段左:訪問先の学校の看板と見事に溶け込む奏音ちゃん、同・上段中:今回の教育カフェ・マラソンのお題は、「哲学の実践から熟議(対話)を考える」でした、同・上段右:公園越しに学園の建物を臨む、同・下段左:哲学カフェのルール(森本先生の流儀)、同・下段右:ゲストの哲学者・森本誠一氏

付記:筆者が「校外学習」を積極的に活用している理由は、私自身が採用している傷ついた生徒の修復法が、何よりも「対話」を根幹としているからです。傍目で見たら駄弁っているだけにしか見えないと思いますが、対話の中でさり気なく私はなるべく抑え気味にイエローカードを出しています(ホントに案ずる場面では、レッドカードを切る場合もあります)。この対話を通して、生徒は私の判断で修正が掛かります(盆栽の剪定のようなモノです)。しかし、これが私の偏った趣向だとしたら危険です。そこで間違った方向でないことを確認するために第三者的な視点で生徒の成長ぶりを見て貰って確認している・・とも言えます。これは当初から意図的にそうしていたのではありません(野生的な直感です)が、自分の行動を自己分析してみたら全貌が見えてきました。

加えて、一人の教員の枠を越えて、外部の人たちに第三者的に評価されていくことは、セカンドないしサード・オピニオンに相当し、生徒たちが自信と取り戻すためにも必要不可欠なプロセスだと思います。これも正直に言えば、後づけで気づいた校外学習の持つ効用です。我ながら直感に頼っている事実に驚きましたが、よく考えると先が見えない研究活動の場合でも、実際には「勘」で当りをつけているのが正直なところです。全ての科学者が研究を進めるに際し、大なり小なり勘を駆使しているのだと思います(竹内記)。

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