「アート&サイエンスコース」改称への抱負(2019年04月01日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「アート&サイエンスコース」改称への抱負(2019年04月01日)

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「アート&サイエンスコース」改称への抱負(2019年04月01日)

「アート&サイエンスコース」改称への抱負(2019年04月01日)

教育デザイン室長の竹内です。「スーパーサイエンスコース」は新年度、「アート&サイエンスコース」として前進します。生徒と時代に合わせて適宜、学校の教育カリキュラムは修正して行くべきだと考えているからです(文科省の方針も個別にカリキュラムマネジメントが必要であるとの考えへ変わってきている流れ*1です)。

*1 これまで文科省の指導は中央の司令塔からトップダウンで下りてくる方式でしたが、現場の声が反映される実務系のプラットフォーム教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム)が発足しました。

当コースでは、生徒1人をピン・ポイントで扱い、仲間がスクランブルするよう好ましい影響を及ぼし合いながら成長していく協働的効果を狙っています。そして一度、成長開始して*2安定状態に至ったならば、教員は敢えて距離を置き、自力成長を待つスタンスを基本に置きます(自主性を伴わない成長は無意味だからです)。

*2 十分な検証を経てないのですが、生徒のスタートラインによっては一旦、成長し始めてもそれで満たされてなのか、歩みを止めてしまうケースが見られます。これも本人の本意であるのならやむを得ず、長い一生の間にいつかどこかで過去の記憶を思い出し、再び歩み出すことを祈る他ありません。それも個人の選択だからです。

当コースでは、今まで以上に「これからの学校教育の在り方(文科省)」を踏まえ、探究学習に留まらない多彩な活動を展開していく方針です。中でも重視していくのは、(1)アート作品を思考や感性を磨く媒体とする、(2)動画の制作(撮影・編集)を通じて表現力を磨く、の2点です。以下に詳述します:

(1)アートの活用 作品の鑑賞がコミュニケーション能力の育成に活用できる(Visual Thinking Strategies, VTS)ことが米国で開発され、欧米を中心に広まっています。欧米なら古くから"Show&Tell"が発話力の育成に効果を発揮してきたので知られますが、一つのアート作品を取り上げて逐次、対象枠を限定することで、生徒間の協働作業を通じてコミュニケーションのスキルを高め、かつ知能そのものを高めていく手法として体系化されました。これが初等教育への思わぬ突破口となり、高校で多彩な能力開発が進展する可能性が見えてきました。

(2)動画の制作 スマホでも動画が撮影・編集できる手軽さが契機となり今後、さまざまなシーンで動画が教育に取り入られると予見します*3。これは従来の学校教育が紙と鉛筆で進められてきた結果、"書き言葉"中心の偏った知能開発に留まり、著しく"話し言葉"の能力開発が遅れを取り、人類の持つ知能が劣化*4していったのだと思います(類グループの「実現塾」でも似た論議が交わされていると生徒から指摘がありました)。

*3 例えば「トビタテ留学JAPAN」の応募でも、中3生(新1年生)は自己アピールする動画を制作して、書類審査(1次)と面接選考(2次)の代用すると規定されていました。ハンディカムのレンズの前で演じるパフォーマンス力が国際的な場で活躍するグローバル人材には現実的に求められているという証拠だと見ています。

*4 この問題に気づいたのは、生徒が発表や面接の際に原稿メモを用意しただけで、たとえメモを見なくても書いた文字に強固に束縛され、呪われたごとく自分の言葉で話せなくなる現象に遭遇したからです。これは、初心者のみに発生する抑圧効果であるため、このクリティカル・ポイントを既に通過してきたベテラン層では反って見抜けない盲点でもあります(私も現象だけは掴めても、そうなる理由の解明に至るのに時間を要しました)。

「アート&サイエンスコース」へ転換する根本的な理由は、知識偏重型「記憶ー再生」から脱却するためです。手の平に乗るスマホが生まれてもなお、高度な知識を持つ「モノ知り(博識)」が価値があるとする前世紀的な誤謬とは、もう「絶縁したい!」からです。ホンモノの活きた知識とは常に、今まさに作り上げていく途中の段階の断面(プロファイル)を逐次、見ている行為だと言えます。

生徒の一人ひとりが口に出す意見は、作品にも値すると思っています。そして、その妥当性をその場で判断デキなくては正解の見えない、今からの困難な時代を生きる教員は務まらなくなると感じています。そして生徒の方が妥当な意見を出した場合には、否を認められる教員でいる必要があります。ただし、本質的な論議が成長に係る部分であるので、未熟な生徒ほど鬼の首を採った口調に豹変しがち*5ですが、教員が犯したケアレス・ミスへの指摘など、その限りでありません。その先を目指すべきでしょう(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*5 生徒個人が成長し出した後、どこまで継続するのかの到達点に関しては、個々人の資質が貯金額(昔から言われる"徳"の積算値)のように決まっているように、生徒を個別に観察していて感じることがあります。教育が古くから続く営みの割に"人の成長プロセス"は依然、謎に包まれており、今後の解明に期待したいと思います。

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画像・左:同一平面上に留まる"疑似的な成長"と斜面を段々と登っていく"真性的な成長"(筆者原図)、画像・右:幼児教育から高等教育・社会教育に至る知識量と密度の分布モデル(筆者原図)

付記:以前、在職していた女性教員の方から「あの子たちは、授業や試験のストレスのオンとオフとの谷間で暮らしているのよ。」と指摘され、ビックリした覚えがあります。私には微塵も、そのような発想がなかったから虚を突かれた気がしたからです。それが真実であれば、まるでうっ血した手足の血管を絞ったり緩めたりを繰り返して、淀んだ血流を促しているような感覚なのかも知れません(画像・左の左側)。私は自身は長期的なゴールを設定し、一歩ずつステップアップしていくのが成長だと捉えてきました(画像・左の右側)から、生徒たちにもそれを望みます。しかし、その生き方が合わないと気づいた生徒にまで無理強いする気はありません。実際には楽で楽しい道ですが、その当該生徒には(時には、大人でも)合わないのならやむを得ないことです。

日本の初等教育(幼児から小学校まで)は世界的に定評があります。中学校となるとバラツキますが、納得できます。大学も基本、専門に分かれての教育・研究が主ですからまぁ、良いでしょう(画像・右)。俄然、問題なのは、高校課程です。考えて、考えて、考え抜いた末、決められた学習内容と教授法なのでしょうか? 私は安直に決まり、その効果も検証されて来なかったように思えてなりません。例えば、英単語の基本語を2,000語選ぶとしたら一定の範囲に確定するでしょう。が、その上を選定していくとなると、選ばれる単語が学習者の目的によりバラつくのではないでしょうか? 当然ですね。高校課程がまさにそれで、漠然と「普通科」高校という名が示す通り月並みに生まれ、その制度設計上の不備を受験で上塗りしてきたようにも思えます。

人生最大の成長期に当たる高校課程を早急にデザインし直す必要があると、前籍校から辛い苦しみを持ち越して通信制高校へ流れてきた生徒らに接していて痛感しますが、大人の責任なのは間違いないでしょう(竹内記)。

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