ハプニングに学び「ガの産卵」実験系を構築(2020年01月12日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

ハプニングに学び「ガの産卵」実験系を構築|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

ハプニングに学び「ガの産卵」実験系を構築(2020年01月12日)

アート&サイエンスコース

ハプニングに学び「ガの産卵」実験系を構築(2020年01月12日)

ハプニングに学び「ガの産卵」実験系を構築(2020年01月12日)

教育デザイン室長の竹内です。発見や発明は偶然のハプニングから起こるケースが大半です。机上でいくら唸っていても何も生まれる道理はありません(理論的な研究を除く)。その前提となるのは、当事者が何かアクションを起こしているコト行動力です。実験・観察、採集・飼育、栽培・収穫、工作・創作、散歩・踏査、人に会いに行く(インタビューする)等、例外なく"行動"レベルの活動をしていることが大前提となります。古くからの諺で「犬も歩けば、棒に当たる」が著名ですが、「歩かなければ、棒にも当たらない」、即ち「何事もなく終わる」ことは時間だけ経過するのは自明の理です。

その意味で、授業や試験だけで体得的な学びを得ようとしても、無理な話です。結論が知れている実験」では、「実験」のように見えて「立体紙芝居」を見ただけで、予定調和に終わるに過ぎません。そこでは「学び」のエネルギーは発生しないのです。エネルギー発生は、当初の想定が破られた時、突然の失敗、不慮の事故、不治の病など、皮肉なコトにも、喜ばしくない状態の中から体得する例が、大半ではないでしょうか? 失敗を恐れていたならば結局のところは、何も学べないのです。

昨日、オープンキャンパスで展示したコオロギの飼育容器を移動したら調湿プレートが倒れ、その下敷きになってコナガが半殺し状態となり動けなくなっていました(幸い、敏捷なコオロギは無傷でした*1)。死期の迫った昆虫で散見する行動パターン(キノコバエにもあり)として突如として産卵が始まりました。ここでモノを言うのは、注意深い観察力です。

*1 コオロギの俊敏性には以前、驚かされたコトがあります。中学1年の秋の遠足で千葉県・印旛沼へ芋掘りに行ったことがあり、ナップザック(背負い込む袋)に掘ったサツマイモと一緒に捕まえたコオロギが欲しくて数匹、家まで持ち帰りました。道中、イモがゴロゴロして挟まれて潰れて死ぬのも止むなしだと思っていたのですが、帰って開けてみてビックリ仰天でした。1匹も死んだ個体はなく、サバイバルしていたのです。恐らく地面を這うリスキーな生活の中で獲得した行った、コオロギの敏捷性なのでしょう。

最後の段階で必要とされるのは、行動して観察した結果、次は「うん、コレはイケるぞ!」と閃きを着想デキる発想力です。これらの一連の動作がコンビネーションとして求められる能力です。これは、社会の実務の中に幾らでも必要とされますが、あいにくと学校教育カリキュラムの中では想定されていません。この学校教育と実務教育との間のギャップが日本社会の生産性の低迷と関係していると、私は睨みます。

恐らく再現性の不確かさから学校教育で想定するのは「評価」面で難があると判断されてしまったのでしょう。が、このような力は実在しているし、かつ現代社会が真摯に求めているニーズだと思われます。今後、学校教育は真剣に、この課題に応えて行くことが求められるのは必至だと見て間違いありません。

今回、まさに昨日の事故を受けて、日を改めて今日、挑戦してみた結果をここで記してみました。この力は実在するスキルです。スキルである以上、高めて伝えて行くことは可能です。全員を必修にする必要はありません。この手のスキルは個々人の個性との相性があるだろうと思います。が、何も「イチロー選手のレーザービームを真似しろ!」と言うような無理難題でもありません(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

----------

画像・上段左:事故に巻き込まれたコナガと拡大写真(左側、外枠ぼかし込み)、同・上段中:両面テープで加工したスライドガラス(偶発的な事故を粘着テープで再現)、同・上段右:キャベツ片へ産み付けるかどうかを確認中、同・下段左:捕獲したガのメス個体のキャベツへの産卵行動(→動画)、同・下段右:キャベツの葉の上に産み落とされた卵(2個が視野内に見える)

※キャベツの葉がなくても産卵行動を起こしたので原則、子孫を残す本能的な行動であると推測されます。が、産卵管の動きが"寄生虫の吻"みたいな挙動を見せた(→動画;害虫の産卵はキャベツに対する寄生行動に相当)ので、産卵に適した場所を探している行動にも見受けられました。自然な状態での産卵行動を観察すべきですが、コオロギ養殖では側道にしか過ぎないので、実験的な試み程度に留めました。

付記探究学習(PBL)の方法論は、必ずしも十分に確立されていません。しかし、明らかに何か行動し、観察し、発想するプロセスが介在していることがわかると思います。ここでは今日のコトを今日のウチに分析する試みをしてみました。それが現実にデキるのだと言うことを証明するためです。決して第一級の課題ではありません。が、即興で例を示したのだから、これと似た活動は限りなくエンドレスに継続していくことが可能です。今後、生徒を交え、実行フェーズへと移し、その記録を体系化して参ります(竹内記)。

アート&サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > アート&サイエンスコース > ハプニングに学び「ガの産卵」実験系を構築

最新お知らせ・ブログ4件

アート&サイエンスコース

インフォメーション

ルネサンス豊田高等学校

インフォメーション

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © ルネサンス・アカデミー株式会社All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城豊田大阪)、7拠点(札幌仙台東京・新宿代々木愛知豊田名古屋広島福岡)に連携キャンパス又は受付相談センターを置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、今年で13年。卒業生も12,000名以上です。