米国・高校の校長と意見交換してきました!(2020年01月20日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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米国・高校の校長と意見交換してきました!(2020年01月20日)

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米国・高校の校長と意見交換してきました!(2020年01月20日)

米国・高校の校長と意見交換してきました!(2020年01月20日)

教育デザイン室長の竹内です。昨日の午後、梅田のヒルトンプラザ10階にあるEFアカデミー・大阪支社へパサデナ*1校(大学の建物を高校へ改装中)の校長に就任予定の方から説明が受けられると言うことで、情報収集に行って参りました(実際には、George Stewart 校長と対話してきました)。

*1 惑星探査などを宇宙開発を行うNASAの分室・ジェット推進研究所(Jet Proplusion Laboratory)が同校の間近にあるので有名な土地柄です。

EFアカデミーの創設者を知って、不思議な因縁を感じてビックリしました。 創設者のバーティル・ハルトは失読症(ディスクレイシアと異なる)だったそうです。そのため学校に馴染めず銀行の雑用係として働き始め、ロンドン支社に転勤すると仕事を通じた学びの有効性に目覚めた模様。そのため当初は英国で語学学校としてスタートしたEFアカデミーは当初、語学留学やワーキング・ホリデー(18歳以上)を斡旋していた様子ですが、今は高校留学(18歳まで)を斡旋しています。そこで今日、説明会に参加して概要を把握してきました。

EFアカデミーの運営する高校は、寄宿制(ボーディング式)の国際バカロレア(IB)*2認定校です。学力はIBで担保され、共通試験(SAT/ACT)と語学試験(TOEFL/IELTS)の他、教員からの推薦状*3、課外活動歴、英文エッセイ*4、面接(インタビュー)で自分の持ち味をアピールできるか否かが肝心だそうです(海外では単純に点数による入学者選抜はしていません)。

*2 かつてルネサンス・アカデミー(株)もIB取得を検討していた過去(首相官邸記録)がありました。現在、大阪YMCAが運営する大阪市立水都国際中高(大阪で初の公設民営校)がIB認定を目指しています。

*3 海外における推薦状の意味は、日本社会における縁故(コネ)とは全く正反対であり、「人から信頼される人間になるように自らを育てる」教育上の効果があります(日本には根づいてない欧米の文化です)。

*4 英文エッセイも自宅で書して提出するので、他人の手助けを受けたりズルがデキます。が、「ズルしたことで本人は何も得しないでしょ!」が欧米の文化です(日本人が、まだ知らない世界だと思います)。

部活や校外学習の機会は多いらしく、ニューヨーク校に勤務している現・校長にハドソン川で行っているフィールドワークの様子が大阪校「環境保全クラブ」のイタセンネットの保全活動と似て見えたので、お話を伺いに行くと、しばし教育談義となりました。

ハドソン川の感潮域における二枚貝の生態調査だそうですので、大阪の淀川で二枚貝に産卵する淡水魚の保全活動を行っている旨の話を伝えると強く興味を持って戴けました。「探究学習」に相当するPBL(Project Based Learning)を重視し、科目縦断型のinterdisciplinary な教育で点と点とを繋ぐ力*5が求められると言う見解でした。STEM教育に加え、モノづくりとしてMakerSpaceで作品づくり(student build)を重視しているとも語ってくれました。これも、我々のラボでのダンボール工作ピタゴラスイッチの利用(→動画)と似ています。

*5 教育カリキュラムも学校での学びが社会と直結し、有効に生徒に定着するように制度設計されている(日本の教育と異なり学校が教えっぱなしではなく、教育がデザインされていることを意味している)。

なお、今の17歳から24歳の世代は、生まれながらに携帯端末を持ち、"Generation Z"と呼ばれ、38歳になるまでに15から16もの職種を渡り歩く結果になると予想されているそうです。それほどまでの柔軟性を備えているし(adaptable)、思考に柔軟性を損ねないよう支援しなければならない状況です(この種の議論は、まだ日本では耳にしていませんし、センター試験廃止に反対する声があるほどのギャップです。不用意な発言者は海外の教育を肌で知り、外国人の教育者と意見交換したことが一度足りでも、果たしてあるのでしょうか?)。

私がHigh Tech Highの事例を俎上にあげると、「よくやっているが、完ぺきではない。」との見解でした。専門は何かと聞かれ*6、Biologyと答えると、「教えに来て貰えないか?」と軽くリップサービスを受けました。意見交換がやっとで、渡米して指導するほど気力はないけれど、「探究学習」及び「創作学習」は日本国内以上に評価されるのだと実感しました。何らかの形で関係を築けないかと願っています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*6 当初、同校長から「あなたは、educatorか?」と問われました。米国では現在、teacher、instructor、そしてeducatorを使い分けているのだと知りました(参考サイト:オンライン式・米国・アナハイム大学)。

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画像・上段左:当日、配布されたEFアカデミーのパンフレット表紙、同・上段中:NY校の部活紹介(日本語版handoutから)、同・上段右:EFアカデミー大阪支社のオフィス内、同・下段左:校外学習も盛んな様子(右上の画像のハドソン川の生態調査について質問したのが、同校長と対話することになったキッカケ)、下段右:STEM教育&MakerSpaceについて説明を受けた際、同校長が私のhandoutに残した自筆メモ。※「アートサイエンス実験室」があるとの記述に驚きましたが、日本語版は"state-of-the-art"(最新型)の誤訳でした。

付記:ジェネレーションZの問題は早晩、議論を詰めないとなりません。今のままでは、日本の次世代を路頭に迷わせる結果になることが火を見るより明らかだからです。この国では、昨日まであった業務が知らぬ間に跡形もなく消えていることをご存知でしょうか? それは技術革新によって過去、歴然としてありました。具体例を挙げましょう。昔、ガリ切り(孔版印刷)は、学校の教員をするにに欠かせない技術でした。黒板へキレイなチョークによる板書のワザも、然りです。完全に消滅したものも、消えつつありものもあります。印刷でも以前の植字工も校正の仕事も不要になりました。フロッピーディスクを知らない世代を生み、USBメモリもクラウド化により早晩、なくなることでしょう。ソノシートとかレコード盤の衰退はおろか、CDやDVDも5Gに移行したら消えゆく運命です。

恐らく次世代は、時代の変化に合わせ見掛け上、職を転々としならがも一貫した道を突き進むことになるのだと思います。生涯を一つの会社や役所に身を投じてきたようなタイプの古い世代は無責任な発言を慎むべきです。私自身は、都庁-JICA-英国移民-国立高専-株式会社立の高校と、職を転々としてきた方ですが、組織を離れた経験はありません。これからを生きる青年は、荒野を目指さなければならないのです。しかし、恐れるに及びません。既にロストジェネレーションと称される就職氷河期を経験した世代が、逞しく生きている世代を私は頼もしく目を細めては眺め、今も職務上で深く関わらせて戴いています。私も脱線した側ですが、自分と同世代の連中よりも彼がの奮闘ぶりが立派に見えるからです(竹内記)。

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