「南港野鳥園」の干潟観察会で得た学び|通信制高校のルネサンス高等学校

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「南港野鳥園」の干潟観察会で得た学び(2018年07月30日)

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「南港野鳥園」の干潟観察会で得た学び(2018年07月30日)

「南港野鳥園」の干潟観察会で得た学び(2018年07月30日)

大阪府の自然海岸は、遠方の阪南地区(岬町から和歌山県境まで)へ行かないとアクセスすることができません。厳密には自然海岸とは言えませんが、大阪市住之江区にある「南港野鳥園」は渡り鳥のための自然保護区サンクチュアリー)となっています。現在は、NPO法人南港ウェットランドグループ(代表:高田博氏)によって管理・運営されています。

日本列島を(東から西へ)迷走した台風12号が駆け抜けた29日(日)の午後2時、市民が集まり通常は降りられない保護区内の干潟へ向かいました。そこには、今の季節、ハクセンシオマネキが求愛し産卵を始める季節だから、巣穴から活動している様子を観察するのに最適だからです。昨日も、生息密度が最大であると言う干潟の区画へ案内して戴けました(観察は望遠鏡で行いました)。

その後、小学生親子の参加者も多く、干潟の小動物を軍手で捕まえては、後でまとめてメンバーの和田太一さん(元大阪府立環境農林水産総合研究所・水産技術センター職員)から懇切丁寧なご指導がありました。

なお、ハクセンシオマネキの摂食活動は、砂粒に付着したデトライタスを櫛状の口器で削ぎ落とし、餌料と砂粒を選り分け、最後に砂団子を残していく様子が貴重な拡大写真を用いて説明して戴きました。ハクセンシオマネキは大阪府では生息が確認されている地点数(淀川の十三干潟や海老江干潟も)が多いため全国規模では準絶滅危惧種とされていても、大坂府のレッドリストには選定されていないそうです。

今回、参加した子供たちが干潟で捕獲した海産動物の内訳は以下の通りでした:タテジマイソギンチャク、ゴカイ、イシダダミガイ、イボニシ、アカニシ、アサリ、クチバガイ、マガキ、イシガニ、ヒライソガニ、ケフサイソガニ、ユビナガホンヤドカリ、ヨコエビコブヨコバサミミミズハゼ*、スジハゼ*・・(和田太一氏による目視同定;*印は魚類で脊椎動物)。

サイエンスコースでは現在、十三干潟を中心にヤマトシジミが吐き出す中腸腺由来の細菌巻貝から放出される二生吸虫セルカリアに焦点を当てた探究活動を進めています。身近なフィールドが淀川の汽水域であったことからスタートしたプロジェクトですが、汽水域に生息する生物の種類は塩分濃度の変動幅が大きく制限されていることが今回、改めて認識できました。昨日、台風通過により一旦、観察会は中止となりましたが、特別に午後、希望者のみ集めて開催する運びとなりました。南港野鳥園までの道順も確認できたので、来月はアカテガニの観察会が開催されると聞きましたので生徒を同行したいと思っています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:観察会の冒頭で受けたレクチャー「巣穴と砂団子」、同・上段中:ハクセンシオマネキの大阪湾周辺での生息分布、同・上段右:地下鉄・中央線「コスモスクエア」駅から南港野鳥園へ向かう緑道、同・下段左:ハクセンシオマネキが生息密度が最大級の干潟、同・下段右:干潟の生き物観察会の様子(ハチマキをして立つ高田博NPO代表、子供が捕まえた動物を同定する和田太一氏)

付記:今回、淀川の海老江地区(阪神本線「淀川」駅付近)にも人工干潟が造成されていることを教わりましたので、十三干潟以外の汽水域での対照区として調査対象の候補に加えていく方針です。カニやゴカイが水鳥に捕食される以上、巻貝から放出したセルカリアがカニやゴカイを介した寄生虫の感染経路の存在も予想されます。寄生虫がセルカリアとして遊泳し、魚だけでなく他の底生動物を第二中間宿主とした場合、鳥がカニゴカイを捕食することで寄生虫が鳥へ移動し、糞を介して生態系内を循環するシステムに組み込まれることになります。

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