通信制高校ルネサンス高等学校

Google社の教育向けAIツール「Gemini for Education」を導入

ニュース

Google社の教育向けAIツール「Gemini for Education」を導入


ルネサンス⾼校グループは、2025年7月より教育に最適化したGoogle社の生成AIツール「Gemini for Education(以下、Gemini)」を全校の在校⽣および教職員に導⼊したことをお知らせいたします。

Google社の教育向けAIツール「Gemini for Education」を導入

導入の背景と目的

これまで18歳以上の生徒しか利用ができなかった生成AIツール「Gemini」の年齢制限が撤廃されたことにより、高校生も安全かつ適切に「Gemini」を利用できる環境が整いました。近年あらゆる産業で生成AIの活用が急速に進むなか、ルネサンス高校グループは、生徒たちが変化の激しい社会で活躍していくために、AI活用スキルを習得する機会を提供することにいたしました。この度の導入によって、生徒のAIリテラシー向上と将来に役立つスキルの習得をより一層促進してまいります。

また教職員に対しては、これまでもグループ会社であり、AI・プログラミング教育事業を展開している株式会社divとの連携により、AIを活用した採点業務の効率化に取り組んできましたが、より活用範囲の広い「Gemini」を導入するとともに、教職員向けの研修を実施することにいたしました。今後は教材や文書作成などにもAI活用の幅を広げ、生徒と向き合う時間をより多く確保してまいります。また、教職員と生徒が同じAIツールを使えるようになったことで、教職員が日々の業務で培うAI活用の知識やノウハウを、より効果的に生徒へ還元してまいります。

Gemini 活⽤の主な狙い

「Gemini※」の導入により、生徒の学習活動と教職員の業務において、以下の具体的な効果を狙います。

1. 生徒のAIリテラシー向上と将来に活きるスキル習得促進

1. 生徒のAIリテラシー向上と将来に活きるスキル習得促進

情報・AIリテラシーの向上 AIの具体的な活用方法を実践的に学び、情報社会を生き抜くための力を付けます。
主体的な学びの習慣化 AIの導入により、不明点や興味を持ったことを気軽に質問できるようになり、主体的な学びを促進します。
探究力の養成 アイデア出し、情報収集から資料作成の補助までAIをサポート役として活用し、探究学習を実施。生徒自ら、問いを立てて学びを深める探究力を養います。
グローバルなコミュニケーション能力の強化 文章校正や表現の改善に加え、外国語でのチャットを利用し、実践的な語学力と異文化理解を深めます。
言語化力・表現力(構成力)強化 AIへの効果的な条件設定やフィードバックを通し、自身の考えを整理して、論理的に相手に伝える力を養います。

2. 教職員の業務効率化と教育の質の向上

2. 教職員の業務効率化と教育の質の向上

教材開発の支援 授業資料の作成支援や、新しい学習コンテンツのアイデア出しに活用することで、魅力的で効果的な授業づくりに取り組みます。
採点業務の負担軽減とフィードバックの質向上 記述式問題の評価補助やコメント作成を効率化することで、教職員の作業時間を軽減し、個々の生徒に応じた、より丁寧かつ効果的な指導につなげます。
事務業務の効率化と生徒対応時間の創出 各種文書作成や情報整理などの事務作業を効率化することで、教職員が生徒対応や授業準備により多くの時間を使える環境を整えます。

※Gemini for Educationは、教育現場で安心して利用できるよう、入力した情報がAIモデルの学習に使われることがありません。

「Gemini」の導入を通じて、生徒が自律的に学び、創造的に考える力を育むとともに、将来の社会でAIツールを使いこなすための実践的なスキルを身につけられるよう、今後もAI教育の推進に積極的に取り組んでまいります。


最新の記事