忍び寄る外来種の脅威を水生植物で実感(2016年07月30日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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忍び寄る外来種の脅威を水生植物で実感(2016年07月30日)

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忍び寄る外来種の脅威を水生植物で実感(2016年07月30日)

忍び寄る外来種の脅威を水生植物で実感(2016年07月30日)

本日の午前、水生生物センター主催の第3回・サポートスタッフ講習会に参加してきました。講義+実習(今回は、室内での観察に加えて野外での生態観察も)なので、その道の第一人者から直に経験に基づく話をベースに、生物教材(実物)を使って学べるので"最上級の学校"だと言っても過言でないと思います。地方自治体が持つ内水面(内陸の淡水域の意)水産試験場は東京都は金町にありましたが、今では研究棟も水生植物センター(実質、水元公園管理事務所)として移管された様子です。

若者には信じられないかも知れませんが、かつて東京都の葛飾・江戸川は大和郡山に次ぐ観賞魚(金魚や錦鯉等)の一大産地で地場産業をなした時代がありました。それが、地価上昇や水質悪化に伴って郊外(埼玉・千葉)へ養殖業者が移転し、産業構造も変遷して今日に至るのです。その点、大阪府の内水面水産試験場は「水生生物センター」として生まれ変わり、イタセンパラ保全活動を旗印に、魚類だけでなく貝類や水草まで幅広く生態系の構成員をカバーしていく研究拠点へと発展しました。

魚類調査の傍ら、同じ淀川水系というフィールドを舞台で、2004年から2014年に掛けて10年間の水生植物相の変化を本流域29地点、ワンド域55地点で定性調査(内藤馨ほか『P10 淀川における水生植物相の変遷』、関西自然保護機構、2016年3月)を実施し、その経験を踏まえての今回の講習会と相成りました。本日の講師も、この時の発表者である内藤主任研究員でした。

印象深かったのは、日本人の日常生活に根づいてきた畳表を作る原料となる在来種のイグサ(Juncus effusus var. decipensが淀川の河畔植生から消失していたことでした。代わって登場したのが、コゴメイJuncus sp.)と呼ばれる外来種と思しき類似の種だそうです。極めて最近、日本各地で急速に在来種を駆逐し、外来種に置換されているそうなのです。しかも、どこに起原を持ち、どのような侵入ルートで定着してきたのか、誰も知らないそうで、正式な学名も決まってないとのことでした。イタセンネットの活動拠点である城北ワンドの水辺に普遍的に分布しているそうなので今後、研究対象にしていくことを着想しました(特定外来生物種には指定されていないため、理科室へ持ち込み、栽培する実験など、高校課程で取り扱うことに支障ありません)。

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画像・左:内藤主任研究員の講演(ちょうどコゴメイを説明している場面;右下の嵌め込み画像は、コゴメイの髄質の空隙断面)、同・中:室内実習(バットの中央部の赤い楕円で囲んだ場所に並ぶコゴメイとイグサ;淀川産のイグサは水生生物センター敷地内のビオトープ池に移植されて保全されいた個体)、同・右:野外実習(ビオトープ池の水辺を散策する今日の参加者)

付記:これからの高校教育課程では、学んだことを将来、どう社会に貢献したり、生産活動に結びつけるのか、そのために何処で、何をどう学んでいくことが必要かを情報提供していくことが欠かせません。そのため随時、情報の一端のみ提供していくことにします。今の若い人たちなら、あっと言う間に携帯端末を操作して情報を得ることなど、造作もないことでしょう。単に知らないのは、必要な情報がどんなカタチでどこにあるのかという糸口の問題ですので、続きは各自で調べてみて下さい。

府立研究機関職員採用(公募)情報例(随時、条件が変わります)

植物生態や造園技術を活かした事業例(コゴメイを検索中に遭遇)

(独立法人やNPOを含む)官公庁は公益性の高い社会貢献(このサポートスタッフ講習会も一例)が主となり、会社組織は利潤を生む生産に直結する活動が主ですが、社会が成熟してきて単なる工業製品を製造販売するだけでなく、広い意味でのサービス(都市の生活環境など公共の快適性=アメニティーの向上)を商品として提供することも含まれています。高校生は目先の卒業単位や受験対策のためでなく、将来設計のフレームに落とし込むように学んでいかないともったいないことです。また、選考手法も近年、進化してきています。専門性は記述式で自分の見解を文章化する力が必要であり、人前でプレゼンテーションして問題に即応できる力を実証することが求められます。実社会の要請によって大学も高校も目下、入試制度を含め教育改革の波に晒されていることを知っておいて下さい。

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