発達障害(DD)に対処できる教育方策を知る(2016年10月22日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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発達障害(DD)に対処できる教育方策を知る(2016年10月22日)

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発達障害(DD)に対処できる教育方策を知る(2016年10月22日)

発達障害(DD)に対処できる教育方策を知る(2016年10月22日)

大阪校のスーパーサイエンスコースでは、柔軟性のある教育プログラムを設計し、提供していく試みが可能である。ヒントを貰うべく一般社団法人「エジソン・アインシュタインスクール協会」主催の代表理事・鈴木昭平氏の講演会(10名限定;関西オフィス、芦屋)へ参加してきた。生徒からの要望を個別プロジェクトに仕立てていくスキームが、 "Student-led Initiative Program (SIP)" である。一旦、自分の学びを自分で設計する世界へ解放された生徒からは、次々とアイディアが湧き出るようになる。「やればできる」と感じられる効力感を伴った自信はこうして育成されていき、それが一生にわたって「生きる力」の源泉になる。今までの高校教育課程には、このデザイン思想がなかった。

鈴木氏が開発し、実効をあげてきたメソッド(EES家庭学習プログラム)は、なるべく幼少のうちに両親が主役となって取り組む方が当然、改善効率が高い(遅くて無駄な訳でもない)。講演を聞いた私の判断では、中学校から全日制の高校段階で復帰させるのを指針としているように理解した。が、それゆえ教育現場の受け皿整備も大切で、講師の養成システムも現在、稼働し始めているそうだ。

したがって、通信制高校に役割はセーフティネットとして高校生の年代まで持ち越してしまった生徒に対し、①ご両親も取り組めなかった分を代行して教員が果たすこと、②教員が親に代わる厚い信頼を生徒から得られなければならないと、鈴木氏からの直伝を私は戴くことができた。もとより、その覚悟で飛び込んできた通信制高校なので本望であり、先駆者から現場教員への期待感も受けとめた。

今回、私が理解したことは障害児と診断される生徒の多くが"天才児"であるのに"障害児"との間違った対処を受けてきた点である。そのような生徒にはユックリした方法でカンタンな内容ではなく、逆に超高速で高度な内容が適切だとする改善策も見た。社会の大勢を占める健常者が、その矛盾点を見抜けなかっただけの盲点だった。日本は、何ともったいなくて酷い仕打ちをしてきたのだろうか?

彼らは、①頭の回転(クロック数)が早過ぎるため、丁寧で平易な教え方が合わないこと(そのため関心が分散する)、②頭脳の疲労が激しいため長続きせず、パッタリと活動が停止してしまうこと、③左脳の遅れを右脳で補填しようとして、感覚が研ぎ澄まされてしまい、過敏な神経反応をしてしまうこと、④以上の結果、行動パターンが一般人のそれと異なるため、周囲の奇異な目に晒され、周囲も固定観念を抱き、本人も自己嫌悪という悪循環に陥ること、⑤社会から隔絶されてしまうことで、一般人より優れた素養を持ちながら、天才性を秘めた資質が活きず、未来社会の形成に貢献できないこと。実際、似た症状が通信制高校の生徒の中に見られる。扱いにくいことは確かであるが、個々の才能を発掘し、育ててやることこそ、学校教育の使命だろう。最大の天敵は生徒の脳にストレスを与える教育風土であり、世界の多くの学校がこの手の初歩的な問題をとっくの昔にクリアーしている。

世界中で今、発達障害と診断される若年層が急激に増えていることは、環境汚染やストレスの増大によるものだという推察が行われている。が、生物学者の端くれである私の直感から言うと、発達障害とは人類の進化、すなわち均質化を逆行させてくれるプロセス、すなわち、人類の多様性を保持する一つのシステム(内在化した安定装置)だというように理解している。

この仮説の是非の検証とは別に、このような特殊な生徒を前にして教育者こそ学ぶことが多いと、実感している。鈴木氏の提案している3つの柱、不思議と私は個々のフラグメントに対し、接点を有していた(例えば、森下敬一氏の自然医食、七田眞氏のフラッシュカードなど)。講演の内容に対し、疑義を差し挟む余地など、皆無だったのだ。

ただ、高校課程まで到達してきた生徒をどう扱ったら良いのか? この問いに対する解は当事者である私自身が鈴木氏の実践を糧に自ら探るしかないものと痛感した。そして、既に私は歩み出している(文責:教育デザイン室長 竹内 準一)。

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画像・左:講師の鈴木昭平氏の近影(会報より)と活動根拠となる学術書(翻訳書)、同・中:参加者に配布されたDVDと近著『ダウン症児こそ大学院をめざせ!』(2015年、KKロングセラーズ)、同・右:改善のための3つの柱「ESS家庭学習プログラム」のスキーム(配布資料より)

付記:参加費1,000円に対し、定価3,000円のDVD『知的発達障がい児が普通級に入れた!』が頒布されました。かつ講演後は質疑応答の場に加え、個別相談も受けつけられていました。本日の講演内容をベースに、かつ医師の方、保護者の方からの証言も貴重な画像や動画入りで編集されています。保護者の方で、このDVDを視聴希望される方は竹内(jtakeuchi(a)r-ac.jp)迄是非、ご連絡下さい。家庭不和の原因を未然に防ぎ、埋もれた生徒の才能に気づき、支援にご協力できるかも知れません。

※メールアドレスの(a)は、@に置き換えて送信して下さい。"DD(developmental disability)"とは、現時点での「発達障害」の総称ですが、将来的にプラスの意味への解釈の見直しもあり得ます。エジソンやアインシュタインのように人類の歴史へ多大な貢献をしてきた例が多々、あるからです。

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