生徒研究発表会に見えた高校「多様化」の兆し(2016年11月23日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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生徒研究発表会に見えた高校「多様化」の兆し(2016年11月23日)

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生徒研究発表会に見えた高校「多様化」の兆し(2016年11月23日)

生徒研究発表会に見えた高校「多様化」の兆し(2016年11月23日)

大阪校が開校して3年目。68年を刻む大阪府高校生物教育研究会が主催する生徒研究発表会へ今年も臨むことが叶った。府立高校教員が有志となって発足した同研究会であるが今回、大阪市立の高校や府内の私学が数校、新しく加わってきた。これまで一面的だった高校の序列化が崩れ出し、高校生による"日常の探究活動"や"内発的動機づけ"が多面的に評価される時代が到来したことを告げている。

文科省も「高校進学率の上昇に伴い、生徒の能力・適性、興味・関心、進路などが多様化しており、生徒一人ひとりの個性を伸ばす高校教育が求められています(白書から)。」と、高校教育の多様化を進める意向であり、それぞれの学校種や地域の特性、さらに構成員(教員、生徒)の持ち味を活かすことを期待している。通信制高校は毎日の登校を義務づけないとする明らかに全日制高校とは異なるシステムで運営されているが、一条校として正規の高卒資格を授与し得る教育機関として、その持てる特質を遺憾なく発揮し、生徒や保護者、地域社会から喜ばれる存在になるべき責務を真摯に自覚し、それに応えるべく自由度の高さを積極的に活用し、先進的な試みを実践してきている。

我々は今回、地域社会に根ざし淀川の生物環境を保全してきた中学校の現役教諭(河合典彦氏)に独占取材を申し込み、生徒と教員が協力し、インタビュー動画の撮影から編集、文字起こし、ポスター及び冊子(ブックレット)の制作活動を経て本日、口頭発表するまでに漕ぎ着けた。おそらく60余年の歳月で、インタビューを用いた教育方策は前例もなかったことであろう。が、通信制の柔軟性を活かし、前人未到の社会実験にいち早く着手できる強みが、大阪府・市が共同で内閣府に教育特区を申請し、「大阪の教育を活性化すること」を大阪校は応える素因を持つと捉えている。ただ、大阪校を取り巻く状況も、同時に大きく動いていることも知った。"賽は投げられた(alea iacta est)"のだ。

今回、注目すべき研究発表や活動報告には、以下のような動静があったので紹介しておきたい:1)昨年、交流の機会を持てた府立豊中高校は、阪大構内の複数の池で発生したミズクラゲの生態を水温との関係で考察していた。進学実績を維持しながら、研究活動を同時進行させている姿勢は立派である。2)肥満の抑制をテーマに、脂肪細胞の分化発現に寄与する遺伝子をリアルタイムPCRという超高校級の技術で取り組んだ高槻高校(私立中高一貫)は、設置者の学校法人・大阪医科薬科大学との緊密な連携を行使している。3)最高級の機材を使う高校がある一方、何と飴玉を海中に吊るして重量の減り方(減耗率)から波の強さという従来のパラメータでは測定できない海洋環境の評価手法を考案した市立汎愛高校。これは高校生でもアイディアで互角に闘えることを示唆する。4)園芸高校は、蕎麦打ちを近隣の高校に普及させると同時に各種の技能競技で優秀な成績を収め、専門高校としての実績を着々とあげている。5)大阪府で初の公立中高一貫校として誕生が期待されている富田林高校は、英文表記したパワポを用意して発表に臨んだ(若者世代ではお互い英語で説明しても理解し合えるのが、今や世界標準なのだ!)。次なるステージを見越し、用意している姿が読み取れよう。

私が目指す目標は在学生や卒業生が誇りに感じて貰える通信制高校であり、他の全日制の進学校や専門校に対して一切、引け目を感じて貰わないで済み、お互いに讃えられる学校でありたいという願いである。通信制高校として、できる努力を惜しむ気はない(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

❏ 発表会場でアンカー役を担った岩田祐樹くん(2年)の感想 本日、大阪市立自然史博物館で行われた高校生物研究発表会にて、河合典彦先生へのインタビューを通した"アクティブ・ラーニング"という学びについて活動報告をさせていただきました。活動自体については、公式ブログに一連の記事が掲載されています。研究発表ですからカッチリとした雰囲気かと思っていましたが、実際は非常に和やかで、生徒間で質問や共同活動の提案が飛び交う活発な空気に満ちていました。生徒同士、学校同士での繋がりや自発的に問いかける姿勢、それが広がっていく様を間近で感じました。科学の世界と同様に、人間関係も如何に他と繋げるかが大切なようです。そんな意識を持ちました。発表は僕一人で代表してさせていただきました。イメージと伝えたいポイントをもとに、次々と言葉が浮かんでくること、つまり自分の言葉で十分に伝える感覚を久々に味わいました。今回、自分が体験していないことを含めて人に伝えるという難しさのある内容でしたが、聞いたことを含めて自分の言葉にすることが出来たように思います。これからの時代、戦争や震災などの体験を語ることが出来る方は少なくなって行きます。だからこそ、今回のような人から聞いた体験をもとに、自分の言葉にして語り継いでいく力が必要になるのではないでしょうか。

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画像・左:口頭発表を終えた壇上の岩田くん、同・中:多彩な発表内容(左上を起点に時計回りで、①豊中高校のマミズクラゲ、②高槻高校の魚油(DHA/EPA)による脂肪細胞の分化阻止、③園芸高校による蕎麦打ち技能の向上と普及活動、④富田林高校の英語表記のパワポによるプレゼン)、同・右:講堂内の雰囲気、サムネイル:研究発表会の会場となった大阪市立自然史博物館(長居公園内)

付記: ルネサンス大阪高校から活動報告『インタビューによるアクティブ・ラーニング-淀川のイタセンパラ保全活動を取材-』を構成する各種リソース一式は、大阪校のリポジトリで公開中です:

リンク先:(自主制作した成果物)動画ポスターブックレットパワポ

※パワポ最終画面は(二枚貝の保全に関する)質問を受けた場合に備えて、根拠を示すための補助。

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