「探究学習」ワールドはエンドレス(2017年02月20日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「探究学習」ワールドはエンドレス(2017年02月20日)

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「探究学習」ワールドはエンドレス(2017年02月20日)

「探究学習」ワールドはエンドレス(2017年02月20日)

大阪校「スーパーサイエンスコース」担当の竹内です。ここでは、先ず真珠を養殖する時のように学びのコア(中核)になる研究課題を据え付ける操作を優先します。これからの時代に問われる「あなたは、何をしている人ですか?」の問いに答えられる条件を設定します。そうすると、核を中心に必要な情報や知識、技術が有機的に結びつくという学習理論があります。米ハーバード大学医学部が20年間の追跡調査をした結果、網羅的なカリキュラムでは何一つ学習者に残らないことが証明済みだったからです(以前、教育論文を書いた時に発見しました;20番で引用した文献に書かれてました)。

私のコースで開校以来、初めて2件(2人の高校2年生男子)の研究が軌道に載りました。つまり車のタイヤが速度ゼロから回転し出し、ほぼ一定速度でクルーズする感覚に到達したのです。ここまで来て、私はようやく通常の学び方を解禁する気になりました。この順番が逆だと、必ず受験のための勉強に留まり、試験が終われば学ぶことを自動停止してしまいます。折角、受験勉強をして大学へ入学しても受験時がピークで成長が停止してしまうカラクリは個人の意思と無関係に、脳がプログラム通りに忠実に作動してしまっている証拠です。その轍を踏まないための「教育デザイン」でした。

では、「探究学習」では一旦、学びが始動すると、なぜ止まらなくなるのでしょうか? 簡単です。それは、次から次へと疑問が湧き上がるため、自動的にエンドレスになるのです。しかも、その問いに応えられる人は、恐らくこの広い地球上(つまり、世界中)でも、当事者の一人だけ。信じられますか? 今、私の生徒2人たちは個々に、その未体験ゾーンに置かれているのです。

河脇凌くん。彼はプロチスタ(原生生物)の一種、Colpodaの休眠シストを教材キット化するプランで次年度を終える予定でした。が、Colpodaより一回りも、二回りも小さなシストを作る別の生き物と遭遇しました。ゾウリムシの細胞口に合致する小さなサイズですから、今まで捕食されてしまい見逃してきた可能性があります。小さいために細胞変化の連続観察には不向きですが、捕食実験の教材としては最適だと気づきました(同様に、シストだから保存に有利と期待されます)。

もう一人の岩田祐樹くん。彼も今、謎に直面しています。Mudwatt®(微生物燃料電池)実験キットを用い、規定(デフォルト)の条件で最適な発電が生じることを確認しました。が、本日、泥の代わりに野菜ジュースで駆動した人工電池で規定条件を上回る数値が出てしまったのです。ただし、電子の流れる方向が真逆。現時点で、何が起こっているのか全く説明のつけようがありません。ただし、目の前で何か"未知なる出来事"が進行しているのは確かです。

今、時代は「正解のない問い」へ立ち向かうことを教育現場に要請しています。「探究学習」は、その求めを具体化させる新しい学びスタイルの最有力候補だと確信しています。ここでは、教員である私もお手上げです。過去の経験と知識、それまでの技能を駆使して立ち向かうしか他に手はありません。生徒が超異分野学会にエントリーしている理由も、あらゆるツテを使って正解に一歩でも近づきたいからに他なりません。南無三(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:位相差検鏡中の河脇凌くん、同・中:ピペット洗浄法で目的とするシストを分離中、同・右:縦分裂した「筏」状の痕跡を残す珍しい細菌(上段)、Colpodaに較べて小型のシスト(下段)

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付記:リバネス東京本社から先日、遠隔面談して戴いた花里美紗穂様からの所見を許可を得て、ここに引用いたします:

一枚一枚紙芝居のようにして丁寧に発表資料を作っての発表は、とてもわかりやすく、また自分の研究のここがおもしろい!と熱をもって発表される凌くんのプレゼンとてもすばらしかったです。生命力の素晴らしさ、自分も感じたこの感動を、ぜひとも他の中高生にも伝えたい。と、教材化まで考えて研究されていて、とてもすばらしいと思いました。

ゾウリムシの煮汁からの偶然の発見。偶然のできごとも、それを「きっかけ」にできるかどうかは、「なんでだろう?」の気持ちだと思います。凌くんはその気持を大切にして、自分の興味あることを見つめ突き進んでおられます。とてもすばらしい姿勢ですね。

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