教科書の外は「不思議」な課題でいっぱい!(2017年05月03日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

教科書の外は「不思議」な課題でいっぱい!|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

教科書の外は「不思議」な課題でいっぱい!(2017年05月03日)

サイエンスコース

教科書の外は「不思議」な課題でいっぱい!(2017年05月03日)

教科書の外は「不思議」な課題でいっぱい!(2017年05月03日)

教育デザイン室長の竹内です。スーパーサイエンスコースでは、教科書を使いません。なぜなら科学はもともと自然界に隠れていた現象を発見する行為だからです。教科書を教えていても面白くないだけでなく、頭脳が萎えてしまい本来、人間が備えていたはずの野生の「好奇心」という貴重な学びの芽を摘み取ってしまいます。

入学式で壇上に飾られていた生花を式典の終了後、「持ち帰ってイイですよ!」という吉野事務長の声で、私の脳裏に閃く一条の光がありました。分りますか? こういう閃きのことを。学校の正解のある勉強を百年間続けても、このような閃き感とは無縁です。この楽しみは卒業後も持続発展し、一生の宝になることでしょう。

私には、これから脚光を浴びることになるビッグデータに関する学びを花粉データで取り組もうとしている生徒がいます。エクセルの取り扱いを中学時代に習得し、動画編集では中軸となってくれています。その方面に適性があることに疑いの余地はありません。通学には遠方ですが、自宅に最新型のPCを備えています。花粉というテーマは強制したのではありません。が、もともと花粉は花粉アレルギーとも因果があり(理科室で「波動砲」と俗称している秘密兵器の恩恵で快癒中)、化石少年でもある彼には花粉は微化石として過去の気候を花粉に刻印された植生の遷移を読み取るデータとしても有用なのです。花粉はあくまで何か着手するための方便であり、本人が他の研究課題を選ぶのも無論、自由です。先ずはスタートさせるため、二人で暫定的に決めました。

・・と思いつつ、ユリの花を生けたトールビーカーの底を見ると、藍色を帯びた緑色をした藻の塊が幾つかできていました。色調から「藍藻(ラン細菌)に違いない。」と私が顕微鏡で観察しました。すると「え? 見たことのない生命体。しかも、直感で動物っぽいな。」と感じました。藻類でなく淡水産のカイメンと思われます。

毎日が、こんな調子です。確かにユリの花粉も観察できましたが、副次的に(共生藻を取り込んだ)タンスイカイメンと遭遇してしまいました。タンスイカイメンは、美容(皮膚)の施術にも使われているそうですから驚きです。かくして、学びはオープンアクセスで広がり続けるのです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

----------

画像・左:緑色の藻のような塊(右上は、顕微鏡写真)、同・中:暗視野の位相差で浮かび上がる不思議な構造体(珪酸質の針状の骨片らしき物体も確認できる)、同・右:岩波洋造著『花粉学』(1980、講談社;絶版)※表紙の嵌め込み画像は、白いユリの花のやく(上)と胡麻油で分散させたユリの花粉(2枚とも竹内撮影)。

付記:花粉の権威である岩波先生にちなんで、こんなエピソードが私の亡き妻から伝えられています。先生には中学生の頃から花粉を研究指導してきた教え子がいたそうですが、どうしても先生のいる大学(横浜市立大学)の入試を突破できなくて、妻を含む新入生を目の前にして「キミたちなんかが入って来てしまって・・」と苦言を呈されたそうです。妻は生前、私に伝えてくれました。この発言から合否判定と研究者としての適性とは全く無関係だと解ります。日本社会は公平さという論点を、一律であることとして捉えたのです。責任が伴う人を見ての合否判定の面倒さを回避し、「数字に人間を選ばせてきた」この国の脆弱な「人間不在」体質の現れです。

花粉に関しては、ブラウン運動に関する誤解が論じられています。岩波先生も登場しますし、仮説実験授業の提唱者である板倉聖宣先生も登場してきます。日本では一端、定説が定着してしまうと、その後の軌道修正がどれほど困難になるのかが、うかがい知れます(訂正すると「先輩の顔に泥を塗るから」が言い訳の定番らしい)。

タンスイカイメン(淡水海綿)に関しては、映像作品『淡水海綿 多細胞動物の始まりを生きる』(東京シネマ新社御茶ノ水女子大・理・生物)が久米川正好氏(科学映像館)によって無償公開されています(撮影情報の詳細も公開中)。内外で最優秀賞を受賞した優れた作品です。最新の免疫や食細胞粘菌の自他識別行動とも似て、さらに生命進化への理解にも繋がります。

当コースでは、日々の実験・観察を通じ、自主的に①問いを立てる力、②課題究明力(及び、問題解決力)を鍛え、見つけたシーズを高等教育へ橋渡しする教育用途、さらに社会還元を目指す産業用途に活用していく路線を進めて参ります。これまで高校課程の学びは「受験突破」と言う一過性の対策に終始してきましたが、それでは人生の成長すべき時期にある若い世代を育てる教育活動としては、真っ当に機能していないと思うからです。

サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > サイエンスコース > 教科書の外は「不思議」な課題でいっぱい!

最新お知らせ・ブログ4件

サイエンスコース

名古屋栄キャンパス

インフォメーション

サイエンスコース

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木、神奈川・横浜・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © ルネサンス・アカデミー株式会社All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城豊田大阪)、7拠点(札幌仙台東京・新宿代々木神奈川・横浜愛知豊田名古屋広島福岡)に連携キャンパス又は受付相談センターを置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、今年で12年。卒業生も1万人を超えております。