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マリンチャレンジへ「チーム」でチャレンジ(2018年08月29日)

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マリンチャレンジへ「チーム」でチャレンジ(2018年08月29日)

マリンチャレンジへ「チーム」でチャレンジ(2018年08月29日)

スーパーサイエンスコース主幹の竹内です。昨日(8月28日)、日本財団とリバネスが主催するマリンチャレンジプログラム2018の関西ブロック大会(神戸大学大学院海事科学研究科、深江キャンパス)へ、ルネサンス大阪高校からはリーダー不在のまま3名の生徒が登壇してくれ、口頭発表を辛くもこなすことができました。

リーダー役を料治輝くんに急きょ、編成し直しての文字通り"チャレンジ"と相成りました。元来、マリンチャレンジのスキームは、チームを組んでトーナメント方式で5つのブロック大会から勝ち抜いて年度末に東京都で開催される全国大会へと挑むデザインになっています。参加者の多くがチームを組んでチームプレイを通じ、リーダーシップを学ぶ仕掛けを設けてあります。2年連続で応募し大阪校は、全国60チームに選ばれてました。

昨年末の寄生虫との偶然的な出会いを通じ我々は有望なスタートを切っており、アドバンテージは極めて高いポテンシャルを持っていると確信していました。カワザンショウガイは淀川の汽水域で容易に採集でき、微小貝であるためか食べ物が乏しいとエネルギー獲得のため食糞する性質があります。そのため終宿主である鳥や哺乳類の糞を取り込む機会が多く、同貝の寄生虫の感染率も高いとの手応えを持っています。このような属性は生物教材として優れた側面であり、初めてセルカリアを見る中高生でも直ぐ見つかる可能性があります(ポスター)。

寄生虫学は生態系の中で異なる生物種間を巡り、かつ宿主と共進化していった側面があります。今後、寄生生物の関与が生物界で高まり、複雑化していく予兆を感じます*1。これからの生物科学の課題としても、生活科学の応用面でも、人々が寄生虫学について一般知識として知っておいても好ましい探究課題だと言えましょう。

*1 例えば、養殖クロマグロに住血吸虫が寄生するなど、地域振興に際して想定外の現象が見つかっています。これなど人為的に養殖環境を新たに作り出したことで、自然に潜んでいた寄生虫に格好の生息空間(ニッチ)を人間が生み出してしまい、宿主-寄生虫間がマッチングしてしまった例だろうと思われます。

同じ関西ブロックでは、兵庫県の白陵中高(三木学園)がカワニナからヌマエビに移行し、魚類の腸管内を終宿主とするという仮説を立て、遺伝子マーカーを用いた吸虫を東京目黒の寄生虫館の脇司博士の指導を仰ぎ、種の同定作業を進めていました。白陵高校の研究が、関西ブロックの代表で全国へ進む3件の中に選抜されました。

以下は、チームメンバーの肉声です:

❏料治輝くん(1年生;後継リーダー)今回のマリンチャレンジは、これまでの発表よりも自信を持って発表できました。それは、自分達が自らの手で学んだ実感があったからだと思います。パーフェクトという評価こそ得られなかったけれど、この研究の今後やパワーポイントの作り方、発表時の話し方を見ることができました。今度は今回得た知識や経験を使って(そっくりそのままは使えないかもしれないけど)、次へと進んでいきたいと強く思えた研究発表でした。

❏丹治遥さん(1年生;ハルトくん)今回、準備期間が少なく厳しかったですが、それでも個々人ができることをやった結果、本番まで走り切りました。 僕が発表会で発表するのは4回目なのですが今回の発表会が1番緊張したかもしれません。チームが出来上がるまで紆余曲折もありましたし、僕としても大元は生物ですがそれでも今回の内容を理解するまでには時間が掛かりました。 それでも今回の発表を通して様々なことを学びました。同じ高校生でも切り口が違うという所が面白く、研究分野も少し違いますが、これからの自分の実験へ繋げたいと思いました。

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画像・上段左:ルネ大阪チームの口頭発表(左から右へ:丹治遥さん、辻中潤くん、料治輝くん)、同・上段中:長浜バイオ大学・バイオサイエンス学部・小倉淳准教授の生物由来の接着剤に関する招待講演*2同・上段右:マリンサイエンス実装時代へ『海への挑戦』(当日、配布されたパンフレット表紙)、同・下段左:参加者一同の集合写真(公式記録と異なる斜め右方向からのショット)、同・下段右:『リーダーシップ教育のフロンテティア』*3(左:研究編、右:実践編)、北大路書房(2018年)

*2 小倉先生は、研究成果を社会実装して行きたいとする願望をお持ちであった。私自身も実務系教員として到底、教室の中で完結する学びではこれからの高校教育は最早、通用しなくなると予測しているので賛意を述べたい。10代のうちからセンスを磨いておくことが、今後の高校教育が担う役割になるだろうと見ている。なお、小倉先生が紹介していたMITテクノロジーレビューは、NewsPicksなら無料でサイト閲覧可能である。

*3 副題に「高校生・大学生・社会人を成長させる全員発揮のリーダーシップ」と記載がある。ワークショップ実践活動(例として『あすいろ』)で、高校生+大学生+社会人をセットにして扱うことがトレンドとなっている中、高校と大学と職場を分けて扱ってきた従来の学校教育システムには設計ミスがあったことが伺い知れる。

付記:昨年度のマリンチャレンジプログラム修了生のうち、全国大会へ進出した2名が各々、鹿児島県立農業大学校、北大水産学部へ進学している実績が配布されたパンフレットに掲載されていました。日本財団及びリバネスが教育分野に投資して見事、結実した成果だと言えます。ルネサンス大阪高校ではリーダー不在になるなど主催者に面倒をお掛けしたため今後、マリンチャレンジへの応募を自粛することを決めました。伴に常連校だった名門の千里国際高等部や白陵高校の進捗は今後、遠くから活躍を眺め、応援することで離脱を許して戴きたく思います。その代わり株立学校らしい新しい取り組みをスタートさせ、新たな流れを日本社会に巻き起こしたく願っています。日本財団及びリバネスには過去2年間に亘る温かいご支援、ありがとうございました(竹内記)。

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