「サイエンスライター養成講座」スタート(2018年11月27日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

「サイエンスライター養成講座」スタート|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

「サイエンスライター養成講座」スタート(2018年11月27日)

サイエンスコース

「サイエンスライター養成講座」スタート(2018年11月27日)

「サイエンスライター養成講座」スタート(2018年11月27日)

当世高校生を見て気づいたのは、文章が書けないコトです。仕方ありません。小学校までは作文が多かったし、中学校でも読書感想文など、まだ書く機会はありました。それが、高校では定期試験や入学試験で正解するコトを優先したためか、突如として文章を書く機会は激減します。しかし、大学で卒業論文が課せられるワケです。ライティングの重視度を断面(プロファイル)で描いたら、まるで乱高下するジェットコースターのようです。

見かけ上だけでも大変な矛盾ですが、実態はそんな程度では済まされません。それは、客観試験のように唯一の正解を針穴のように捜し求めて収斂させていく思考活動と、大空を自由に駆け巡るように思考を発散的に活性化する必要のある執筆活動と、この両者では大変な違いを生み出します。受験指導で硬直化させた脳を真逆の方向に発散させていく行為は、相反する活動だと断言できます。この両者を同一人物に強いるのは、無茶でしょう。

日本の学校教育のカリキュラム・デザイン、とりわけ成績評価では、採点しやすい試験出題を作ることが大前提で、学校教員側の都合で作られています。必ずしも生徒が成長するように設計されているワケではありません。

昨日、大阪府の生徒研究発表会で口頭発表に挑戦してくれた今村奏音(1年)さんが、要旨原稿の提出を要請され、原稿執筆にチャレンジしました。無論、初体験でしたので難儀でしたが、できる限り粘って貰いました。ある程度、できた段階で最終的に指導教員である筆者(竹内)が引き継ぎ、仕上げることができました*1

*1 日本の高校生の大半が、まとまった文章を書くような指導を学校で受ける機会は皆無だったはずですので、一度はその状況に追い込み、最後に指導者が一つの"見本"をたくさんあり得る無限の正解の中から実例を見せてやるしか、策はありません。私自身、このような指導を学校で受けた記憶もありませんが、大空を羽ばたくように自由自在に意とする文章を書きたいとする"憧れ"から今日まで来れました。

自由に文章を書く執筆活動にエネルギーを要するのには、理由があります。理論的に無限の"正解"があるから反って大変なのです。多くの高校生が、箇条書き程度にしか文章を書くことができないものです。そのため、過去、一意的な正解を求めてきた日本の高校教育の中では文章を書く活動は長く、無視され続けてきました。大学へ入れば、突如としてレポートや卒論で長文を書く機会が増すのに、大きな矛盾点だと言えましょう。

そこで、当サイエンスコースでは、生徒を実験台として初発の自らが行った活動報告を題材とする場面から、文章を書き起こす練習をスタートし、成長への足掛かりを掴む学習課程の開発プログラムをスタートしました。様々な題材を用いて、徐々に難易度をあげて行く予定です(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

----------

画像・左:PCで規定のフォーマットへ原稿入力中の今村奏音さん(1年生)、中・同:海外から調達したサイエンスライター入門指南書の数々(英語版しか見当たらない、お寒いまでの日本の現状)、同・右:ほぼ完成した要旨原稿(活動報告部門は、1ページ分の半分が規定の分量)

付記:テスティングの理論に基づき、唯一の解が予め定められている日本的な試験問題と異なり、無限に正解があり得る自由作文には既存の学校教育課程に馴染まず、そのため大半の日本の生徒は極端に不慣れであり、例えばPISA試験でも自由回答を求める出題形式で日本の生徒は「ほとんどが白紙答案であった」ことが成績不振の一因であるとの分析結果があった(「ゆとり教育の弊害である」との誤った評論がなされていた*2)。OECDの報告書では「日本は求める学力が時代と伴に変っていくことを学んで欲しい。」とまで書かれていたのが実態であったので、自由作文に対し日本の学校教育課程が抱えている脆弱性(セキュリティー・ホール)を補完していく対策は急務であろう。当「サイエンスライター養成講座」の開発プロジェクトにこうして着手したのには、それ相応の理由があってのことである。随時、当ブログで新しい試みと成果を報告して行きたい(竹内記)。

*2 恐らく塾や予備校が一定の経済効果(GDP)の少なからぬ割合を示していたから保護されてきたのだろうと推定されます。本業の他に塾を経営してきた企業体の売り上げ比率では、実は塾経営による利益の方が、かつて遥かに大きかったと聞いたことがあります。すなわち、新たな価値をゼロから生み出す生産活動より塾経営によるお金の流れの方が大きかったとの理解が可能です。これを、実質的な価値を産まなくても"経済効果"と称するのなら、"着太り"でも仕方なかったことなのだろうと思います。入試も厳密な様相ですが、その実は所詮、正解が隠された"かくれんぼ"と大差ありません。ここに社会的な注目が届かなかった未成熟のままで、日本と言う国は20世紀を通過してきてしまったのだろうと思います。PISAの順位でも、英米よりも遥かに上位であり続けたため、その弊害が認識できなかったのかも知れません。まさに"落とし穴"だったのだと感じています。

サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > サイエンスコース > 「サイエンスライター養成講座」スタート

最新お知らせ・ブログ4件

サイエンスコース

名古屋栄キャンパス

インフォメーション

サイエンスコース

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木、神奈川・横浜・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © ルネサンス・アカデミー株式会社All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城豊田大阪)、7拠点(札幌仙台東京・新宿代々木神奈川・横浜愛知豊田名古屋広島福岡)に連携キャンパス又は受付相談センターを置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、今年で12年。卒業生も1万人を超えております。