エッシャー展に学ぶ「アート+科学」の融合(2018年12月19日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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エッシャー展に学ぶ「アート+科学」の融合(2018年12月19日)

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エッシャー展に学ぶ「アート+科学」の融合(2018年12月19日)

エッシャー展に学ぶ「アート+科学」の融合(2018年12月19日)

本日(19日)午後、「あべのハルカス」16階にある同美術館に『生誕120年 イスラエル博物館所蔵ミラクル_エッシャー展』をサイエンスコースのアート系の生徒3名を連れ、作品鑑賞に行きました。

エッシャーは版画作品が大半を占め、グラフィック・アーティストのはしりだと言えます。そこに建築学など理工系との融合を感じるのは、彼の専門教育が建築学から入り、その後、アートの世界へ転向した経歴が背景になっているような気がします。しかも彼の父親、ジョージ・アーノルド・エッセルは明治天皇の招きで日本へ土木技術者として来日し、5年間を河川工学を技術指導*1していた縁もある(オランダ出身の他の専門家、ヨハネス・デ・レーケらと伴に、大阪の淀川のワンド*2に足跡を残している)。

*1 彼らは大日本帝国(旧憲法上の日本)の内務省に雇われたオランダ人であり、私自身もかつてタイ王国の内務省(及びバンコク首都圏庁)にタイ国下水道研修センター(TCSW)の一員としてJICAから公用パスポートを支給され、専門家派遣されたことがある。このような二国間の技術移転が時を隔てて行われたのである。*2 ワンドの造成は元々、河川の航路をつくるため川幅を狭める水制工を設ける土木工事であったが、今日では生態系の多様性を高めイタセンパラなどタナゴ希少種の保全効果として再評価されている。

ホンモノの科学は、決して学校の「理科」という教科の延長線上にある世界ではありません。受験勉強と探求学習とは、むしろ対極の位置にある*3と言っても過言ではないのです。学業成績と適性とを見誤る過ちにより、将来の進路選択を間違えてしまうのは実に愚しい行為だと思います。科学は「知識」を蓄えることでは断じてありません。むしろ限られた僅かな知識断片の組み合わせから、新しい知見(再発見を含む)を見つけ、新しい価値を創造していく行為であり、その意味では「ゼロからイチを生み出す」アートの世界と重なる点が多々、あるのです。今回、エッシャー展に生徒を連れて行ったのも、教科教育の「理科」と社会が求める「サイエンス」の違いを認識して貰う狙いがありました(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*3 国立高専には、授業(座学)と定期試験の他、3年次に創造演習(今は「インキュベーション」と改称され、全学科・全学年で共通)と呼ばれる講義も試験もない個人ベースの探究学習があって私自身、率先して担当し学生の指導をしてきました。学生の声で印象深かったのは、「普段、定期試験で冴えないヤツが、どうして演習活動で光り輝くのか?」でした。答えは至極、簡単。授業と試験で回す評価こそ茶番劇だからです。そのような正解を隠した「かくれんぼ」ごっこで、真の能力開発が進む道理がありません。授業とか試験の採点をしていても単純労働なだけで、肝心要な教員のスキルだって磨かれるコトはあり得ません。

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画像・上段左:エッシャー展エントランス(カノンちゃんがあれよあれよと言う間に iPhone でパノラマ撮影)、同・上段中:エッシャーが生み出した「あり得ない空間」の中へ(画面の右下へ生徒が、階段上に筆者がいます)、同・上段右:あべのハルカス美術館の中庭から見た青空、同・下段左:エッシャーの版画作品から「トンボの翅」(部分的に拡大)に見るリアリズム同・下段右リトグラフ作品に見るエッシャー父子(左が明治天皇の招聘により来日したことのある父親の肖像で、いかにも土木技師らしさが漂う)

付記:エッシャー展には先に同僚の高橋泰尋先生が行っており、その評判を聞きつけ今回、実行に移すことにしました。スーパーサイエンスコースは現在、アート&サイエンスコース*4としてリフォームする準備を進めています。上述のごとく教科学習の「理科」から「科学」を脱却させることが狙いで、理科室に4面ある実験台を①オリジナルな実験・観察を行うラボ、②絵画などアート系の作品制作を行うアトリエ、③動画の撮影や英語でのナレーション録音を行うスタジオ、④実験装置やモノづくりを行うワークショップ(工房)と4区分し、創造性が育まれ、見かけの成績向上を目指すのではなくオリジナル作品を生み出し畢竟、才能を発見し、適性を見極めていく点で"時間潰し"に終わらせない真の教育実践を進めます(竹内記)。

*4 アートとサイエンスを融合するに当り、新コース名の選定には気を使いました。現時点で最も被らない「アート&サイエンス」に絞り込んできましたが、それでも1件、東京のプレスクールが被ることが判明しました。コンセプトは同じでも対象年齢が大きく異なるのでご容赦願いたいと思います。当方、高校生が学会で研究発表を行いながら、英語をフォニックスから再スタートしていたり、教育方策として重なる点が多々あります。年代的に10年早くスタートし、それを続けられる教育環境が整えば、日本社会も変っていくと期待できます。

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