生徒の成長を促す「学びのエンジン」とは?(2019年01月07日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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生徒の成長を促す「学びのエンジン」とは?(2019年01月07日)

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生徒の成長を促す「学びのエンジン」とは?(2019年01月07日)

生徒の成長を促す「学びのエンジン」とは?(2019年01月07日)

サイエンスコース担当の竹内です。昨年度の生徒3名が大きく成長してくれた成果に比べ、今年はダークホースだった女子生徒1人だけが大きく成長してくれました。逆に、研究課題が認定されたつごう3名(1名は主役が降りた課題を引き継いだ後継者)に期待が掛かっていたのですが、揃って頓挫してしまいました。

昨年度の伸びた3名と今年度、伸び悩んだ3名の違いについて分析作業に入っています。両者の間では引き継ぎも行い、コーチング・プログラム(PX-2セミナーを公式開催)も導入していました。違いがあるとしたら年齢差(3年生と1年生)ですが、それだけではないだろうなと睨みました。

そこで条件を洗い出していくと、人間の成長するのに不可欠の牽引力となる「エンジン」*1が足りないのだと思いました。ここで、総論としてコーチングはエンジンの枠組みを為します。が、具体的な研究プロジェクトと橋渡しする"ルーチン・ワーク(作業)"が不足していた可能性に、遅まきながら気づいたのです。

*1 学びのエンジン(仮)は、搭載してさえいれば「何をやっていても勝手に学んでいける」性質のことです。一度、自分の中で組み上がってしまうとなかなか壊すことはできません。ただ、息をしているように学び、意識せずとも自分に変化を起こしていきますKimura氏のブログより抜粋。ご本人はニート(マジー?)らしいのですが、素晴らしい表現力による定義だと感心しました)。

既存の学校教育に不適応を示した生徒らなので、授業と試験を軽減した通信制高校のオプション・コースです。研究したくて来たのだから研究課題があり、実験室も研究費も指導者(院生など)が揃っていたら巧く行くものと思っていました。万端整って反って、立ち竦んでしまったのかなと思う。

そこで浮かび上がったのは昨年の卒業生3名が見せた奇妙な行動パターンです。それに着目しました。彼らには、そのルーチンの部分に「遊び」に近い「学び」を自分たちで考え、実践していました。例えば、『ピタゴラスイッチ』に嵌ったり、ダンボール工作を始めたり、昆虫採集に出掛けたり、工場見学に仲間と行ったり、プロモーション・ビデオを制作PV作品)し、自分たちの詩集を作ったり、野外で撮影した組写真でフォトコンテストに応募したり・・。まぁまぁ、振り返ると、実に伸び伸びと自由に青春を謳歌していましたね。研究活動の方が、"余興"に見えたくらいです。

純度が高く不純物を含まない純水(蒸留水)は、生身の生き物にはキツイと言います。無駄なようだが価値あるルーチン作業を中核に配置しておく必要性を痛感します。それには、①根気を養う作品のクリエート、②閃きを呼び込むアイディア、③効果的なように入念に配置するデザインなど、授業と試験で回す「教科教育」に戻ることなく、代わりになる教育方策を意図的に組み込む必要性に到達できました。例えば、その具体的な方策が、①ジオラマ制作、②トリック・アート制作、③イラストレーション制作など、です(他にも有効な方策は数多、見つかるだろうと思います)。

いくら生徒からの要望であっても、「理科に興味がある」とか「実験したい」程度の熱意では、オリジナルな研究など貫徹できない懸念が裏づけられてしまいました。根気や閃き、計画性など、探究活動にはペーパー試験で良い点数を叩き出すのとは全く異次元の素養が必要だったのです。

では、知識や基礎学力に不安がないか?・・と問う向きには、私は「試験の成績が良い人ほど、面倒な実験作業を敬遠するものです。研究することの楽しさが分かれば、自然なカタチで科学的な知識や素養は身につきます。世の中の学校教育の順番がアベコベなだけです。」と答えましょう。

そして今日では、基礎学力の中身だって、①口頭で意見表明ができ、②文章で自由に表現でき、③パソコンを自在に操ること・・に大きくシフトしたものと考えています。いかがでしょうか?

引き続きコンピテンシーの強化を重視したいので、一斉授業へ回帰する予定はあり得ません。新しい次世代教育への探索の始まりです。今後とも生徒の要望や実情に合わせ、"最適化"への努力は怠りません。ご理解・ご支援をお願いいたします(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:ジオラマづくりの指南書(アラーキー/荒木智、『作る!超リアルなジオラマ、誠文堂新光社、2016年)、同・中:トリックアートのユニークな指南書(MOZU/水越清貴、『MUZOトリックラクガキアート集、玄光社、2018年)、同・右:米国・通信制アートスクールの公式テキスト(1970年代前半に入手した英語版、非売品だが個人で所有;OnLineテキストなら現在も販売中

付記:私自身、高3で理系クラスに分属されながら専門をアートにしようかサイエンスにしようか迷っていた時代があった。当時、講談社フェーマススクールズ(現在は廃業)が米国の超一流のプロ・アーティストによって設立されたアートスクールの本格的な教材(英語の原書)が手に入り、毎回の課題を好成績でクリアし続ければプロ・デビューを支援してくれる制度があった。私は毎回、快進撃を続け、プロ・デビューも射程に入ってきた。しかし、ある重大な局面を迎え、私は大きく挫折し、理系へ舵を切ることになったのである。

それは作品を収めたフォルダーが郵便事故に遭遇し、紛失してしまった悲劇である。無論、紛失した課題は1点だけであり、戻ってきた以前の作品群も私への評価も台帳に記録が残っていた。しかし、会心の作の紛失はかなりダメージがあったようで、郵便局へ捜査願いを出したものの、かなり戦意を喪失してしまったのは事実である。それが起点で私は理系へ進み、理学で博士号を取得するにまで至ったのだが、釈然としない想いは残った。

自分でもビックリしたのは、ある日、プロのイラストレータと間近に出会うことになった時、どこからとも判然としない不思議な感情(恐らくヤキモチ)が湧き上がることが抑えられなくて、しばし呆然としたことがありました(2015年8月)。一科学者になった私が、かつての夢だった*2とは言えアーティストに対して嫉妬心を燃やすとは、自分自身でも全く想像つかない世界だったからだ。この時、ばかりは自分でも見えてない深層意識の奥深さに愕然とした。

*2 真相が隠されていたとは言え、私が不屈の精神でアート分野に復帰しなかった事実は正直、残ってしまう。

ひょんなコトから真相がバレた(母親は生前「ウソはいつかバレる」と、何故か口にした)。今の妻から「あなたのお母さんはあなたが高校時代に米国の大学願書を取り寄せていると、必死に郵便物を隠していた。」と聞いたからだ。この時、あの失われた私の作品は郵便事故ではなく、母親が故意に隠し、処分したに違いないと確信した。無論、母親が他界してしまっていたので、真実はあの世で確かめるしか手段がないのであるが、恐らくは母の作為は図星なのであろう。敵は至近距離にいたのだ。まったくなぁ、やってくれるぜ!

母親は、曖昧なアートより明瞭なサイエンスへの進路の方が手堅いと踏んだのだろう。アートの道へ進んでいたら食えなかったのか、大当たりしていたのか最早、確かめる術もない。言えるのは、目が悪くなるほどに辛いだろうなという空想だけである。小学校時代の友人からは、なぜアートを選ばなかったのかガッカリされることが多い。まぁ、賞を採れるほどの科学者でもないから仕方あるまい。だが、私は作品を作る気構えで科学の研究をしたり、論文を書いたりしてきたことは間違いない。代償行為だったのだと思う。海を渡る力の根源も、夢を具象化していくアーティストのイメージング力を駆使してきた点では偽ざる感覚である。アートが私の科学研究、サイエンスの隠し味だったことは疑う余地もない。私がサイエンスが教科としての「理科」よりもアートに近く感じる理由であり、サイエンスで用いる実験技能は手間暇掛かるアートに限りなく近いと思う(竹内記)。

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