「動画編集」技術移転講座(1)iMovie 編(2019年01月10日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「動画編集」技術移転講座(1)iMovie 編(2019年01月10日)

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「動画編集」技術移転講座(1)iMovie 編(2019年01月10日)

「動画編集」技術移転講座(1)iMovie 編(2019年01月10日)

サイエンスコース主幹の竹内です。プロの研究者の論文は世界的には、PDF化されて分散的に流通しています。世界中のどこへ行っても、インターネット上のストレージからダウンロードでき、もう不滅だと言えます。しかし、中高生の研究成果の保存性は、表題と概要程度で「過去にこの学校でこんな課題で研究していた人がいた」程度に留まり、印刷物など皆、"グレイ・リソース"*1として散逸してしまうことが確懸念されます。また、高校では3年も遡ると、立派な継続的な研究であっても、"伝承文学"の域と化します。

*1 大学図書館でも、科研費の報告書など定期刊行物とは曖昧な扱いを受けるため"グレイ"な文献リソースと呼ばれ、散逸しやすい状態にあります(現在、PDFはマイクロフィッシュに補完する有望な保管法と見てます)。

これではマズいと考え、我々は実験操作を短編動画に編集し、YouTubeチャンネルにアップロードし、次世代育成を睨み、英語でナレーションを添え、利便性と保存性の向上を目指すことにしました。そのための基幹技術が動画の編集技術です。これまで3年生の後藤大空くんに頼りっ切りになってきました*2が、余すところ残り3ヶ月で卒業してしまうので急きょ今日、後輩の1年生の今村奏音さんへ伝授して戴くことになりました。

*2 技術だけでなく、動画編集作業には高性能のPCが必要であるため機材の面でも大空くんの自宅所有のPCに頼りっ切りになってしまっていた事実があります(公的資金獲得のため、研究費へ応募申請中)。

今日は、その初回でアップル社の標準アプリ"iMovie"を用いた動画編集*3を、同じiPhoneを用いて即興で動画を撮影し昨年、大空くんが部長でスタートした「写真サークル」のプロモーション・ビデオ(PV)を試作しました(→試作品はコチラ)ので、撮影から編集までの光景を傍らで取材した経過をご報告します:

*3 高校生論文コンテストへ応募した後藤大空くんの作品『高校生が専門家にインタビューする「アクティブラーニング」の実践』(2018年10月、京都学園大学)の構成の一つ(時代に先行し過ぎたためか、惜しくも選考に漏れましたが今後、大学の授業や実習が動画化されていくのはもちろんのこと、各種の科学賞への応募や中高のポートフォリオ、大学の課題提出が早晩、動画化されていく流れは不可避と見ています)。

(1)絵コンテの作成 大空くんのようなベテランの場合、イメージは全て脳裏で構成*4され、作品が完成するそうですが、今回のようにイメージを該当者の間で供用したい場合には、絵コンテで共有します。(2)路上で動画撮影 学校から出て路上で大空くんが奏音さんをモデルに動画を撮影し、素材を多めに収集しました(撮影はiPhooneを用いましたが、撮影した全カットを使ったわけではありません)。(3)動画の編集作業 理科室へ戻り、奏音さんが生徒代表でiPadを使った指導を受け、(4)音声操作 音声を消去し、バックグランドに流す音楽を決め、今回はPV作成でしたので短時間のうちに仕上がりました。(5)動画の公開 公式ブログやYouTubeチャンネル、高校生向けの交流広場*5で公開して行きます。

*4 熟達した者の脳裏には、それが絵画であれ、工作であれ、論文であれ、完成する前に最終イメージが脳内で出来上がっていると言われます。まだ物理的に存在していないだけで、作品は創作者の中では既に出来上がっているから、後は実行に移すだけ・・と言うのが真相です。このような創作活動を指導する教育は従来の高校課程の主要5科目などには皆無ですが、実際のビジネスシーンでは当たり前の価値感です。正規の教育課程より探究学習や課外活動の方が、教育効果が高く逆転していく訳はこの辺りにあり、試験で評価される学校秀才と社会での成功者との間に明確なズレが生じる一因ともなっていると思われます。もはや社会ニーズから遊離して久しい(約40年間)学校教育が引き摺ってきた"時代遅れな後進性"は否めません。

*5 旧Thinkers現Thinkersはコチラ)では3年前、動画を生徒同士の交流媒体として導入していました。「教育が不易」とは言え、学校教育関係者は時代がドンドン変っていく事実を直視すべきだと思います。教育現場が時代の変化に鈍感で、生徒を能力開発しないでいるのは国益をも損ねる行為だと言わんばかりの文言が克明に記されていると思います(文科省中央教育審議会;大臣官房・政策課)。この切実な声は、日本の教育現場の津々浦々に果たして届いているのでしょうか? 多くの生徒が諦め切っています!

最後に本日、即興で講師役を努めてくれた後藤大空くんにセンスの磨き方を尋ねました。それは、優れた動画作品に触れることだと言います。彼は、個人的な嗜好もあるでしょうが、以下の2つのサイトを例に出してくれました。今日は滋賀県からはるばる、ありがとう(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

JunsKitchen 日本人ですが、料理の材料調達シーンから、全て自然な英語で説明しています。

バイクMAD 驚くべきほど多彩な映像を駆使して、見ている者を一瞬も飽きさせないレベル。

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画像・上段左:頭の中にある動画の構想を示すため絵コンテを描き出す大空くん、同・上段中:梅田(芝田)の路上で動画撮影中の大空くんと奏音さん、同・上段右:学園ビル(入り口)前でビルの谷間から空を見上げるカットを撮影中の大空くん、同・下段左:大空くんから技術指導を受けているカノンちゃん、同・下段右:自分の iPad で編集作業中のカノンちゃん(理科室にて、竹内撮影)

付記:研究者が口頭発表したり、研究論文を書いたりする場合、実は当初からゴールがイメージできているものである。事実は、脳裏に描いたイメージが後から現実化していくのが真相だ。それは、動画作品を制作している大空くんも全く同じだと実感した。実は、学校で定番の「授業」と「試験」には、この種の「現実形成力」を備えているとは到底、思えない。学校時代はペーパー試験での「点数」が成績証明として君臨してしまうが、ひとたび実社会に出ると「結果(成果)」を出すことが求められる。今後、学校教育はこの矛盾を大急ぎで問い直す必要性があるだろうし、既に遅きに失したくらいだと私は考えている。

サイエンスの研究は、単なる理科好き(特に、教科の「理科」の成績が良い)や物知りは通用しない*6それでは研究に着手し、データを収集し、結果をまとめ、考察し、発表し、文章化する一連の能力は、理科のペーパー試験で満点を採る能力とは全く正反対の立ち位置にあるからである。私自身は既に自分が中学生の頃、学校教育の実態に矛盾を抱いてきたが、どうすることもデキなかった。都庁やJICAの水質分析や細菌試験の実務に就いて、53歳にして初めて国立高専の教壇に立ったのであるが、どう見ても隠した正解の「かくれんぼごっこ」させている定期試験が蔓延しているようにしか見えなかった。私が指摘する以前に優秀な人材は数多いたであろうに、なぜ改革が進んで来なかったのか不可解に思える(竹内記)。

*6 現実に、知識で秀逸であるように見えた生徒たちの方が揃って大敗し、地道に活動した無垢な生徒の方が大きく躍進した。学校のペーパー試験や成績評価で「餌づけ」されてしまうと、面倒くさい実験や観察など反ってデキなくなってしまうのだろう。ちなみに、野生のコイ(鯉)は海外では池の底の泥の中から餌を漁るので評判が悪い。これは、ヒゲを生やしたコイが持っている本来の食性なのであるが、日本では人が水面から人工的な餌料を投じることが多いため日本のコイは餌が空から降ってくるものだと勘違いしている(ヒゲは不用となり退化していくかも?)。日本の生徒諸君も、知識は学校で教員から「教わる」モノだと言う認識を植え付けられてしまっている。有為な日本の若者たちから天性の野生性=学ぶ力を奪い取り、自分の足で立って歩けなくさせてきた張本人は案外、学校というシステムのご動作かも知れない(不登校児2名を家庭学習で指導した『137億年の物語(原題は、"What on earth happened")』の著者、Christoper Lloyd said, "If a child gets bored at school, blame the system.")。あな恐ろしや。What on earth! には「なんてこった!」のニュアンスがあり、原題は"掛詞"です。不登校児が世界的なベストセラーと財団を産み落としたのだから、痛快なモンです。

TV番組『137億年の物語』公式サイト(2013-14年、テレビ東京系列で放映)及び関連した著者の来日した時のインタビュー記事が以下のURLで読めます:1)「東京大空襲」なんて初めて聞きました、2)学校をやめさせて、1年間家族旅行をしたのはなぜですか?、3)わが子を勉強好きにさせる方法

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