生徒を蘇らせた卓越した講演の秘訣とは?(2019年02月16日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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生徒を蘇らせた卓越した講演の秘訣とは?(2019年02月16日)

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生徒を蘇らせた卓越した講演の秘訣とは?(2019年02月16日)

生徒を蘇らせた卓越した講演の秘訣とは?(2019年02月16日)

教育デザイン室長の竹内です。サイエンスコースでは、通信制高校の自由度の高さを活かし極力、外部リソース(セミナーやワークショップなど)を活用する実験的な試みを続けています。既存の学校教育を少しでも改善していくための手掛かりを得たい、という切実な願いからです。

今日、寝屋川市にある大阪府立環境農林水産総合研究所の部門の一つ「生物多様性センター」を会場に午前中は実習で"淡水二枚貝イシガイ類の調査実習(パート2)"(近藤美麻研究員)、午後からは談話会"ヒトとケモノの関わり"と題し、同センターの幸田良介研究員、最後に国立民族博物館・外来研究員/奈良の鹿愛護会・臨時研究員の東城義則氏のご講演がありました。

圧巻だったのは、大学で非常勤の講義枠も担当されているらしい東城先生の開口イチバンのセリフでした。目ざとく私が引率した高校生、料治輝くん(1年)を見つけていたらしく、「この中で最年少は誰? あ、あそこに高校生がいますね。」と輝くんをターゲットにしたのです。確かに集団の中の最年少を相手に講演すれば当然、他の聴衆にも楽に届く筈とする理屈は説得力があります。

かくして講演の随所で輝くんに「ここまではイイですか?」と確認を促すのです。当然、このような呼び掛けは他の聴衆にも効果が波及することでしょう。話も面白かったのですが、これでは聴衆は誰一人として居眠りすることはできません*1。察するに、東城先生が自分が受け持つ大学の講義の中で技術を磨いてきたワザなのかも知れません。今回の聴衆にはサポート・スタッフも含まれるので、定年退職した年代から大学生・高校生まで幅広い年齢層が揃っていました。

*1 東城先生が講演の中で話しておりましたが、とかく大学生は"ドミノ倒し"のように居眠りモードに入ってしまうそうです。教壇に立たない学生や生徒には想像できないかも知れませんが、講義をする教員にとって学生たちに寝られてしまうほど、辛い想いはありません。それが度重なると、辛く感じる感覚すら麻痺して行ってしまうのだろうと察します。これが、教員が割り切った瞬間ですが、恐らく非常勤である東城先生は諦め切れない想いがあるのだろうと察します(私自身も高専で教壇に立ったのが53歳と遅咲きだったため徹底して講義や試験に工夫し、悪あがきしました)。

改めて学校教育にはまだまだ改善の余地があり、地域コミュニティーが一丸となって生徒たちを育てる*2べきである・・と主張する最近の文科省が掲げている理念が真実なのだと、今日という今日は心底、痛感しました(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*2 今回のご縁は、ルネサンス大阪高校の「環境保全クラブ」がイタセンネットに加盟した経緯で大阪府のサポートスタッフ支援制度を知り、教員が生徒を引率することで参加させて戴きました。

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画像・上段左:余裕で会場入りした料治輝くんを生物多様性センター前で記念撮影、同・上段中:イザ、掻い掘りへ・・水抜きし、池干しする系統保存用池の前で、同・上段右:輝くん、出撃前にプラグスーツ(エヴァっぽく)着用中、同・下段左:イシガイと魚類の二重の繋がり(左側はイシガイの幼生がヨシノボリなどに寄生する経路;右側はタナゴ類がイシガイの内部へ産卵し、胚の発生の場とする経路;左上のハメコミ画像は、岩田くんと黄色いマーカーでマーキングした貝と2年ぶりに再会したぞ!)、同・下段右:東城義則先生のユニークな研究活動に対し、最後に鋭い質問をした*3料治輝くんの精悍な横顔(私の直ぐ左隣).

*3 奈良公園の鹿(ニホンジカ)は宗教的な理由で保護され、天然記念物に指定された点で、世界で類例のないヒトとケモノの絶妙な関係を構築してきた経緯があったことを受け、輝くんは「鹿せんべいを貰わないと、鹿はどうなるのですか?」との問いを発した。実際、奈良公園でヒトと共存している鹿の個体群の数は現在、1,200から1,300頭だそうですが、太平洋戦争の直後には800頭から79頭に激減したそうである。減少した個体群の一部は公園外へ逸出していた可能性のあることが当時の記録より窺われる(東城先生からの回答)そうです。

付記:先日のPX2セミナーで同席した奥村諒くん(2年)は、輝くんとペアワークした際に彼が備えた素養の豊かさに直ぐに気づき、私に「彼と友だちになりたい。」と私に耳打ちしてきた。学校は生徒同士がお互いに長所を見つけ合い、切磋琢磨していく姿が最高だと思う。周囲を敵だと認識し、友を蹴散らさなければならないと洗脳してきた受験戦争の煽りこそ過った教育の末期の姿だと私は確信している。生徒同士が「学び合う」効果を活用した学習方策を積極導入されたきた近年の思潮*4を、高校教育をデザインし直したいと考える私の立場からは心から嬉しく思う(竹内記)。

*4 大阪では「馬渕教室」と並んで進学塾の双璧だった「類塾」は高校生に対し講師が一方的に教えるスタイルの教育を撤廃したと聞いた。そのことで一時的に客足もベテラン講師も遠のいたそうだが、その改革の波は再び、陽の目を見るようになって来たとも聞く。サイエンスコースも保護者の理解は得難いが、教育効果が期待できない「授業」や「試験」は実施してない。生徒が急成長する秘訣は、何と生徒と教員とが対話=コミュニケーションをすることであった。一旦、信頼を築けば時に生徒が教員を追い越していくが、教員冥利に尽きる。逆に言えば、従来の教室に実質、コミュニケーションの空気もなかったのだろう。奇しくも類塾の方向性と良く似た効果が出てきたことを嬉しく感じている。

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