真摯な教育改革の旗手に相まみえた一日(2019年03月02日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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真摯な教育改革の旗手に相まみえた一日(2019年03月02日)

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真摯な教育改革の旗手に相まみえた一日(2019年03月02日)

真摯な教育改革の旗手に相まみえた一日(2019年03月02日)

教育デザイン室長の竹内です。学校教育で「人が育つ」ために必要なデザインが為されてないから、再デザインすべきという理由で「教育デザイン」というコンセプトを作りました。これは正解だったと今、振り返れます。

学校教育は「作業」として「授業」や「試験」は規定はされていますが、そこに何一つ肝心の「人を育つ」仕掛けが介在していないのです。これは極めて由々しきコトだったのですが、そこに切り込む気概を持つ人たちの姿が、ようやく視程の中に見えてきました。今日(2日)は、そんな感慨深い一日でした。

一人は、清教学園中高・特任教諭の田邉則彦氏で、4月から私も以前から注目していたドルトン東京学園中高に移籍されるそうです。私も数年前から河合塾の動きを察知し、密かに注目していた河合塾が作った中高一貫校です。ここから先は生き残りを掛けた「ホンキ度」の勝負となるでしょう。今更、ホンキもないはずでしょうが、今まで「まだ大丈夫」だとタカを括ってきた教育関係者が多かったのだと思います。

慶応幼稚舎からスタートした田邊氏が、純粋に教員出身者である事実に私は敬意を評します。私自身、教育実習を成功させたが、教員になる道を敢えて断ち、都庁職員(技術職種)に転じ、JICA専門家-英国留学・移民を経て、53歳で国立高専の教授に就任(博士号の取得は50歳だ)し、国際交流室長も兼務してきました。今、最大の問題を抱える高校課程、しかも通信制高校に所属できていることが奇跡に近い*1

*1 全国でも学力で低迷していた大阪の教育特区に開校した株式会社立学校だから、実践できると思う。他に選択肢が限られてきた生徒たちだからこそ、中途半端ではない斬新な取り組みが可能となります。

私の経験では、授業にも試験にも「人が育つ」仕組みが見つかりませんでした。理科室でとびきり上等のタイでの体験談も試みたが、生徒たちは「授業」にウンザリして聞く気がないので、その場で凍結しました(向こう百年、やるものか!と決意しました)。では、どうやって「生徒」を生き返らせてきたのかと言うと、「対話」です。コミュニケーションが、授業にも試験にも大きく欠落していたからでしょう*2

*2 私は高専教員の時代、教室に生徒が40人集まっても教室内にコミュニケーションは皆無と実感した。しかし、学生たちは「学校がないと困る」と口にする。目的は授業ではなく、休み時間や放課後にしか心の交流がない・・からだ。希望した高専生に授業者を経験させてみた試みもあるが、「孤独で二度としたくない。」と心情を吐露した。この過酷な条件で授業ができるのは、人としての感情のスイッチを切っているからだと、私は思う(生徒同士のイジメの温床となり、教員の心が折れるのも当然の帰結である)。生徒の成長を確認できなければ教員稼業は酷く辛い。が、成長が見えたなら感無量となる! まさに天と地の差だ。

私は田邉先生に真摯な姿勢を感じたので、質問表で「授業」と「試験」に生徒を成長させる力があるかを問いました。日本の法律で規定されている以上、酷な質問です。座談会の壇上では「随分と本質的な問いですね。」との言葉が交わされましたが、本質を問わないまま作業化されてきたのが、日本の学校教育の現状ですし、それが国力凋落の原因だったと私は捉えています。学問や倫理とは異なる力学で動いている社会や国家の危うさは、私のような英国移民の経験者の目から見たら、それこそ丸見えの状態でした。

その日の夕方からは、大阪を拠点とする類(設計室)グループが無償公開している討論会「実現塾」に初参加し、発言もしてきました。私の真意が十分に伝わらなかった想いが残るものの、座長役を務める岡田淳三郎社長のリーダーシップには一点の翳りも感じらない、清々しい空気でした。このような人物には、私は英国で会ったことは多々、あるものの、日本では初めての体験です。爽快という他はなかったです。

いよいよ千秋楽も近くなったらしく教育改革のホンモノの立て役者たちが、続々と揃ってきた感があります。自分も参加するとともに、最後まで行く末見届けたいものです(文責:教育デザイン室長 竹内準一)。

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画像・上段左:第1席・JAPAN eポートフォリオの活用のご公演(関西学院大学・尾木義久氏)、同・上段中:第2席・「高大接続改革」に生徒の自主的成長のためにポートフォリオを活かす(清教学園中高・田邉則彦氏)、同・上段右:配布された『大学コンソーシアム大阪』の案内パンフレット(42大学が加盟中)、同・下段左:大学コンソーシアム大阪事務局が主催した『高大連携フォーラム』のパネルディスカッション(左から右へ:大澤茂男・大阪青山大学副学長、尾木氏、田邊氏、高橋哲也・大阪府立大学副学長)、同・下段右:類本社ビル(淀川区西中島)最上階にある円卓状の会議室で『実現塾』の一コマ

付記:田邉則彦先生に私が感じたのは、誠意と真心です。そこに誤魔化しが微塵も感じられないのです。私が感じたとしたら・・「ちょっと言いすぎてしまったかな」との先生ご自身の自戒の気持ちを察しました。が、私は「それで、イイんですよ。それが先生の持ち味なのです。」と心の中で想いを伝えました。一方、岡田淳三郎・類グループ総帥に感じたのは、「怒り」です。不動明王のような憤怒の怒りです。が、全く正当な怒りです。社会正義だとも言えます。日本も昔なら、「お天道さまに恥ずかしい」とか真っ当な見識があったものですが、いつの間にか「薄汚れてこそ大人だ」みたいな嘯く大人が増えてしまって情けない想いでいました。この人たちのお陰で、生徒に顔向けができる思いがします。どちらも、社会の"必要悪"とされてきた塾産業を起点に変革の渦が巻き起こって来たのが面白い。さて、脇侍である私塾が動いた今、ご本尊たる正規の学校は果たしてどう動くのであろうか? 私自身は大学の研究よりも面白いアップストリーム*3で新規ネタを開発する高校教育を実践していくのをお約束します(竹内記)。

*3 高校課程でこそ、経費を掛けず、人真似もせず、ゼロから研究課題を発掘できる楽しみがあることを発見しました。その感触を持ったまま、卒業して高等教育機関や社会で伸ばして行って欲しいのです。人が集まらないため恩恵を受ける生徒数はごくごく僅かですが、世に出した卒業生諸君の活躍を私は心底から確信しています。

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