科学技術立国から観光立国への予兆・・(2019年03月03日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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科学技術立国から観光立国への予兆・・(2019年03月03日)

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科学技術立国から観光立国への予兆・・(2019年03月03日)

科学技術立国から観光立国への予兆・・(2019年03月03日)

本日(3日)、奈良教育大学に陸水学会近畿支部会の第30回研究発表会へ行ってきました。大阪校の理科室で昨年度のカワザンショウガイから放出された寄生虫のセルカリア(幼生)の続報として、イシマキガイから腸炎ビブリオ細菌が大挙して放出された・・という新発見(元琉球大学・熊澤教眞教授が第一発見者であるが、定説が覆らないままでいる)がされているのであるが、高校である以上、生徒らと一緒に研究を進めたいため、"スタンバイ状態"にある。

実は、高校レベルの実験室でも次々と新発見ができる。しかし、教科書に掲載されている実験を再現するための理科室ではデモ実習に留まり、新しい発見は覚束ない。正解のない課題に生徒と教員が伴に立ち向かうことで何かを発見する感動、すなわち大学へ進学したいという動機が熟成する。詰め込んだ知識では進学後に役立たず、ディスカッションしライティングする能力を高校段階で磨いておかないと、大学教員の負担を増し、日本の大学の研究力を損ねていく結果になる。

支部会の開会の辞を述べられた杉山雅人・京大教授の言葉には「陸水学をもり立てて欲しい。」との祈りを感じた。先生には昨年、「先生の高校には、もしかして優れた生徒さんがいるんではないですか? 生物学とか天文学は勉強がデキる程度では務まりません。心底から好きでないと・・」と懇親会で声を掛けられたことが昨日のことのように想い起こされます。聴き取り調査すると通信制高校に来る生徒たちは、前籍校で強いストレスに晒されてしまった痕跡*1が少なくありません。

*1 過大なストレスを受けた生徒の特徴的な行動として、マスクを掛け、帽子を深々と被り、リュックを背負いっぱなしにしたりする等、共通した特異的な防御行動として痕跡が刻まれています。それを立ち直らせるための手段が、「ゼロからイチを生み出す」探究及び創作の喜びです。これが「自信の素」になるはずです。私は前籍校で傷つけられた生徒を立ち直らせる"手段"として探究や創作を使っているに過ぎません。

研究発表会では、杉山先生や古参の古武家善成先生(兵庫医療大)が発表者の学生と思しき次世代の育成を慮って質疑で行うも、大方「勉強不足でして・・」と無難にはぐらかされ、活発な討議になりません。高校からの双方向のコミュニケーションが成り立たず、着実に見識を深めていくべき高等教育へ接続できていない様子は火を見るよりも明らかでした。陸水学は地味な学術部門に属しますが、昔はこのような雰囲気でありませんでした*2

*2 陸水学は世界的に見ても意外と由緒正しい学術分野で、故・吉村信吉氏が中心となり、日本が世界をリードする勢いで躍進させた(出典:日本陸水学会の歴史)。

午後からは学会の動向を見届けて、帰路に着きました。近鉄奈良駅へ向かう途中、奈良公園が大勢の外国人観光客で賑わっていたのは、衰退していく学術界とは実に対象的な光景に映りました。日本の学術研究はこの先、これで果たして大丈夫なのでしょうか? 心ある人たちの奮起に期待を掛けたいと思います。私も命運が掛かる次世代の育成に、真摯に取り組む覚悟です(文責:教育デザイン室長・竹内準一)。

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画像・上段左:開会のご挨拶(杉山支部会長)、同・上段中:研究発表会場の様子、同・上段右:会場(次世代教員養成センター)のエントランス、同・下段左:補助液晶TV画面から(腐植物質の三次元蛍光分析が主流の共通話題になっていた)、同・下段右:奈良公園のシカ(→都市における動物との共存

付記:本校から理工系の大学へ進学した卒業生からもたらされた情報の中に、プレゼンテーションを中心にした授業で質疑応答を評価するとしたシラバスが事実上、ディスカッションが全く盛り上がらず、成績評価をペーパー試験に代行せざるを得なくなったという事情を聞いたことがある。大学で討議を活発化させたいなら、高校課程で先行投資してディスカッションする習慣を養っておかない限り、理想を実現するにはハードルが高いのであろうと想像に難くない。日本で学術研究を再び復権していくためには、やはり遅くとも高校段階から質疑応答の準備を進めておかないと手遅れになってしまう懸念があります(竹内記)。

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