物理を英語で学ぶ"CLIL(クリル)"の秘策(2019年03月07日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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物理を英語で学ぶ"CLIL(クリル)"の秘策(2019年03月07日)

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物理を英語で学ぶ"CLIL(クリル)"の秘策(2019年03月07日)

物理を英語で学ぶ"CLIL(クリル)"の秘策(2019年03月07日)

学校教育というシステムは、ICTによって学習者ごとに個別化が進み、"破壊的なイノベーション"が始まるとクレイトン・クリステンセンは予測した(2008年)。学校による集団教育*1が、個々人が持つ特性を軽視し集団を均質化してきたことの弊害であると捉えることができる。

*1 英国における初期の教育は上流階級でプライベート・チューター(家庭教師)で始まった。それが学校という場で集団で再スタートしたのが今も名門校と呼ばれるイートン校などパブリック・スクールの始まりであり、私立学校なのに"パブリック"と名づけられたのは個人教授方式に比べた相対的な差異に過ぎない。

大阪校で昨年、発足したコーチング・クラブでは活動に理論的な裏づけを与えると同時に、具体的な活動に実践していくことにした。実践活動の一環として、物理学を専攻したいとする奥村諒くん(2年、次期部長候補)に「物理学を英語媒体で学ぶCLIL(クリル)学習*2」を試みて貰うことを提案し、合意に達した。

*2 CLIL(Content and Language Integrated Learning)では、英語を英語科教員以外の特定の専門分野を持つ教員が教える特色を持つ。母国語(第一言語)である程度の知識を蓄えてきた学習者が第二言語として外国語を学ぶ活動なので、第二言語習得理論(SLA;Second Language Aquisition)の趣旨にも沿っている。これまでの日本の英語教育で主流だった「訳読」の弊害を排除し、学習内容を直接的に理解したり、母国語で培った過去の知識ストックと照合する活動を通じて情報を処理することになる。

手始めに、物理学の入門用の原書(比較的平易な内容)を私が奥村くんと一緒に読み進めると直ぐに彼は読解のコツを体得してしまった。その続きは自宅へ持ち帰り、自分で自主的に読み出したほどである。実はこれこそが、"CLIL"が秘めたるマジックである。

CLIL学習は、母国語で専門分野の知識を持った者にとって「英語の壁」を切り崩す突破口となり得る。これは、擬似的ながらリアルな「留学」に近い。理工系の英語学習者の特権である。なぜなら専門に通じた者ならば、異国の実験室に紛れ込んでも見れば何をしているのかなど察しがつく。英文が相手でも原理は同じなのだ。学習者の個々人に最適な素材が、内容と水準の両軸が交わった座標上に必ずある。関心や習熟度が変われば、その都度、シフトさせて行けば良い。1点突破して、ともかく自信をモノにすることが先決である。足場を築いてしまえば、後はどうにでもなる(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・左:物理学の原書(左:英国のGCSE試験対策用、右:入門書)、同・中:高校生向け現代英語*3のNHKテキスト、同・右:奥村くんが選んだニュートンに関する記述があるページを試し読み

*3 インターネット環境などリアルな場で実際に流通している英語を「現代英語」として定義している(元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サム氏)。逆に言えば、学校教育現場の「教科英語」と現代英語との間には、ギャップがあることなど実務レベルで英語を使ってきたユーザならば誰でもが気づいている。

付記:英語の試験問題を回答するための「教科英語」に歪められたことが、日本人の英語運用力が世界の中でも振るわない原因であると私自身、公開サイト"QUORA"上で指摘した(→投稿したオピニオン)。実際問題として狙った試験に特化した競合相手には正直、そりゃ叶わない。それが、試験が持つ落とし穴である。一生の学び続けるようになるホンモノの学びと試験のための対策を比べると、試験の時点ではなく生涯で大差が開くのである。神は随分と手厳しい罠を人間に仕掛けたものだと思いますね(竹内記)。

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