脊椎動物を対象に「動物行動学」始めます!(2019年05月23日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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脊椎動物を対象に「動物行動学」始めます!(2019年05月23日)

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脊椎動物を対象に「動物行動学」始めます!(2019年05月23日)

脊椎動物を対象に「動物行動学」始めます!(2019年05月23日)

アート&サイエンスコース主幹の竹内です。同僚の高橋泰尋先生(理科教諭、大学院博士課程で脳科学を専攻)が通学コースで正規の高校課程では開講しない『心理学』を今期、開講しました。それに併せて、実験系を確立していくことにしました。無論、在籍している生徒からの要望もあってのことです。

ただし、動物愛護という広義の「生命倫理」の観点から特に、実験動物の扱いは規制されていく方向にあります(文部科学省・基本方針)。高校課程でも、一定のガイドラインが設けられています(大阪府教育センター)。近年では、動物実験の廃止を求めている日本のNPO活動も活発になってきています。

その一方、爬虫類のカメレオンのように"生き餌"しか食べない動物では、ブリーダーは繁殖のためコオロギなど生きたまま給餌する必要があります。また、イタセンネットのような生物多様性の保全活動でも、オオクチバスのような在来種を駆逐してしまう外来魚を駆除(殺生)する行為が必要となるケースもあります。

そして「従属栄養生物」である我々、人間(生物学的には、ヒト)も動・植物を問わず他の生命に依存しなければ生存はできません(特に、畜産業が該当)。すべてを総括して初めて「生命倫理」が議論できるのです。

そのような時代背景を鑑み、当コースでは今期からセキツイ動物(魚類から哺乳類まで)を積極的に扱う方向へ舵を切りました(昨年度から準備作業は進めてました)。このブログでは、パンダマウス(ハツカネズミが原種)とタモロコ(コイ科)を題材に当座、採り上げます。

パンダマウスは、どうも日本で江戸時代に育種されていた個体が海外へ渡り、日本へ戻ってきた素性の生き物らしいです(宮崎大学のサイトから)。市内のホームセンター「コーナン」のペットコーナーで売られていた個体(生後1ヶ月)を昨日、調達してきました。

タモロコも、魚類が腸炎ビブリオ菌のキャリヤー(運び屋)になるかどうかを実験するため3個体を購入しましたが、クロメダカで実験できてしまった(先日、『超異分野学会大阪フォーラム』でポスター発表済み)ので、野生的な習性が残されているタモロコは動物行動学の実験に流用することにしました。

室内に設置した水槽は蒸発が激しく昨日、汲み置き水道水を足したところ、浄化装置のパイプの部分に巧く擬態するように身を隠しました。洪水時に、魚類は流されないように岸壁や岩の側面に張り付くように避難する行動を取ると聞いたことがありますが、確かに魚類が背骨を湾曲させてまるで"忍者"のようにパイプと一体化して身を隠す行動を、とくと観察することができました。

これまでは教科書に書かれている既存の知識を習得し、正解が決まった出題に答える試験方式が大半でした。しかし、それでは今後、通用しない先の見えない社会の到来となりました。自らが灯明となり、暗中模索しながらでもオリジナリティを武器に前進していく生徒が育っていくことを期待して、新基軸を打ち出しました。

単に飼育するだけでなく、観察しながら「問い」を立てていく学びを進めて行きます。また、飼育容器の底に敷く素材の工夫や糞尿に対する脱臭対策も併せて技術開発して行きたいと考えています。この観点から、従来の高校の課外活動との差別化に配慮して行きます(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:パンダマウスが理科室に来た!(背景は、今村奏音さん)、同・上段中:飼育容器の中で運動するパンダマウス(柄があるので、個体識別ができそう)、同・上段右:パンダマウスと観察者、同・下段左:擬態して隠れるタモロコ(矢印)、同・下段右:実験に使う予定の "T字型" の配管部品(矢印がタモロコ個体)

付記:動物行動学は、まだ新しい研究領域です。この分野は心理学とも繋がりがあり、文系と理系の中間的な領域でもあります。この分野で大活躍されている岡ノ谷一夫教授(東京大学大学院理化学研究所)は、入試時に色神異常で理系に進学する夢が叶わず文学部心理学科に入学し、後に米国へ大学院留学して心理学が文理の壁がないこと、実験が伴う領域もあることから実質、理系に返り咲いた感があります。岡ノ谷先生はブログでご自分の足跡(武勇伝など)を公開されていますから、若者に刺激を受けて貰いたいところです(竹内記)。

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