「未来設計」教材と「まなびや」事業に驚愕(2019年05月24日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「未来設計」教材と「まなびや」事業に驚愕(2019年05月24日)

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「未来設計」教材と「まなびや」事業に驚愕(2019年05月24日)

「未来設計」教材と「まなびや」事業に驚愕(2019年05月24日)

教育デザイン室長の竹内です。昨日(23日)、2年生の今村奏音さんが教科書の中に優れた教材があったからと言って『未来設計ワークシート~社会へ一歩ふみ出す力をつける~』を持参し、3年生の奥村諒くんを誘って2人でワークをし始めました。原理はコーチング(PX2)やワークショップ(あすいろ)のワークと似ていて、具体的な自分の課題探しに使えそうだと判断したようです。こうして生徒が主体的に動き始めてくれました。

こうなると最早、自動操縦(オートクルーズ)モードです。自分自身が成長してきた学生時代を振り返っても、学校や教員から手解きを受けた時間数よりも自分の力で自修(self-taught)してきた時間数の方が圧倒的に長かったとの実感があります。無論、教員が不要だと言うのではありません。理想的な教育の場では本来、学習者が主体(student-centered; 解説動画参照)であるべきで、教員は脇役に徹するべきだったのです*1

*1 教育現場に長くいると、察するに「教える」のが当たり前とする考え(古いビジネス・モデルと同様)が久しく染み付いてしまったのだと思います。実務を長く経験してから53歳にして初めて教壇に立った時の私の学校に対する印象は鮮烈で、40人のクラスを前にして、各地から交通機関を使って通ってくる学習者に一斉授業をするスタイルがとても奇異に映り、「学校って、鉄道会社やバス会社の"回し者"だろうか?」とすら訝しく感じたものです。明らかに一斉授業は映像授業で代替でき、リアルな授業がディスカッションする場に置き換わるべき(いわゆるブレンデッドな「反転授業」)と心から実感(授業も試験も、教育効果は薄い)しました。

生徒2人が討論しながらお互いの長所を探し出し、自分の改善すべき点を自分で表明し出すのを、私自身は自分自身の作業を進めながら背後から聞こえる対話を小耳に挟むと、「教員は不要だな。その方が生徒の脳も心も100%活動している。」と体感した。世の中の学校が進めてきた教育方策は完全に過ちだったと痛感しました。

しかし、卒業生の岩田くんや新保くんの代で私はこの感覚は味わっていたのです。が、生徒が続かず途切れてしまって、先輩たちが残した残り香が後輩たちへ上手く伝わって行ってくれませんでした。そうなるように年度末に"引き継ぐ場"まで設けたのですが、見事に失敗でした。なぜだか昨日、一代分を空けるようにして卒業生たちが示した成功モデルが突如として今日、復活し出した*2との手応えを得ました。

*2 ハッキリ言えることは、生徒を個別指導してきただけではダメで、少なくとも2人、あるいは3人と揃うと生徒同士がお互いを"合わせ鏡"を見るように自分と相手の特性の差異を深く意識でき、自分自身をより深く見つめて理解できるようになり、相手にも優しくなって行く変化が傍らにいても見てとれました。その効能は、通常の知識を学ぶ「教科教育」よりも遥かに「根っこ」の部分(根元)を強化する基礎づくりだと感じました。

"砂上の楼閣"という言葉が昔からあるように、基礎工事を疎かにして建物は建ちません。これが、学びへ立ち向かう動機であるべきであるのに私自身からして、その手の基盤教育を学校教育で受けてきた記憶が全くありません。要は、余り誰も真剣に考えては来なかった「未開の地」なのだろうと思います。

しかし、奏音ちゃんが、学校(本部)から届いた教科書パッケージの中から『未来設計ワークノート』を発掘し、奥村くんを誘って昨日、理科室で2人の掛け合いでワークが勝手に始まりました。昨年度、コーチングやワークショップの経験を積み重ねてきた彼女の目には、この教材が秘めたポテンシャルに気づいたようです。

いわゆる"キャリア教育"の類ですが、他校の高校教員と話していて趣旨が食い違ってしまうのは、大半の教員が(私に向かって)「職業訓練を進めたいのですか?」という問いが反ってくるコトです。どこの世界に職のない業界があるのでしょうか? 皇族の方々でも、たくさんの公務があるはずです。教員とてそうです。が、問題はその内容が確実に社会を動かす方向へ効果が"グリップ"して力強く"前進"しているのか、"空転"してしまっているのかを問う必要があります(型通りに進めるだけの作業なら、本来あるべき教育ではありません)。

この違いは本来、受け持っている生徒の動きを注意深く観察していれば解るはずです。例えば、奏音ちゃんは(中学3年間のブランクがあるので、持久力に劣り)遅々としながらも、ロッククライミングするように足場を一段ずつ昇っていくのが見て取れます。決して同じ場所へ戻っては来ません。奥村くんは前籍校からの癖で周囲に対し"虚勢"を張り、誤魔化して生きてきた習慣が長く、この癖を取るのに私もどれだけ注意を喚起してきたか知れません。が、最近では自分で気づくようになり、年下の奏音ちゃんの前でホンネを吐露できるまでになりましたから泥沼から脱出するのも間近です。人は誰一人として同じではありませんから、こうしてお互いの長所と短所を確認し合う作業を通じて、軌道修正しながら将来の方向性を見定めていく作業ができます。

この切磋琢磨する場が本来の、生徒が集合する学校が担う役割です。が、これまでの学校教育は、単一評価軸で優劣をつけ、生徒同士が潰し合う現代の"コロッセオ"を形成し、教育と偽ってきました。だから一級建築事務所として実務ベースを持つ類グループは、いち早く学校の過ちに気づき、「教師の存在そのものが子供を潰してきた」事実を鑑みて、教育の場(天才教室実現塾)を構築し、無償提供する英断を下したのだろうと思います。

奏音ちゃんが「教科書パッケージ」の中から掘り出してくれた有用な教材『未来設計ワークノート』*3(第一学習社)を私が自分の分として買い求めようとして新たな発見に至りました。それは、この教材の注文サイト『まなびや』が、高校の実践型授業として楽天モールのようなネット販売サイトを構築していたことです。

*3 教材の制作チームは株式会社NCSAで実質的には、関西大学・キャリアデザインルームである模様です。

ルネサンス高校グループも株式会社が運営する一条校として、まだまだ取り組めるはずの未開の地がたくさん残されているはずなのに実にもったいないな、と実感しています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

❏ グループワークをしてみて(3年・奥村諒) 様々な気づきの連続だった。自分とは何か、自分が思ってる以上に自分のこと知らないんやなと思った。教材の内容の1つとして、相手の長所を言い合うセッションがあった。自分だけでは気づけなかった事に気付かされたり、長所を言ってくれることで自信になったりと色々と前に進める活力になった。自分の得意なことや優れた能力がこの教材を通して明確になった。

そこで感じたことの一つとして、一人一人長所も短所もバラバラで、自分に持ってないものを相手が持っている、逆も然り、だからこそ補っていく、助け合っていくんだなと思った。この教材で、自分がどんな能力を持っているのか。自分に足りない能力はなにか。どうなりたいか。いつまでになにをするか。事細かに分析が出来るように導いてくれる。だから、今すべきことが明確にわかる。

必要な能力は何か、それを得るために今何をすべきか、こんなに親切な教材他にないと思うし、出会えて本当によかった。この教材を見つけて一緒にワークしてくれた奏音ちゃんには感謝しかないし、輝くん、三谷さんなどとも一緒に、このようなグループワークをして皆で高めあっていきたいと思う。

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画像・上段左:活かしたい教材『未来設計ワークシート~社会へ一歩ふみ出す力とつける~』(第一学習社)、同・上段中:生徒2人でワーク作業中の様子(昨日の理科室で)、同・上段右:コーチングと対を為すワークノート(上から順に、コーチングの巨人ルー・タイスの著書、『未来設計ワークシート』正副)、同・下段左:『ワークノート』上に各自の課題を抽出し、記入していくワーク作業、同・下段左:自己評価を高める方策を立案したノート(プライバシー保護のため故意に画質を落としてあります)。こうして作業を通じ、生徒ら自身の自立を促す効果がある。

付記:学習者に学びへ向かう動機づけを継続的にブーストさせていく効果は、ポートフォリオにあります。私自身、アーティスト志向であったため大学時代の実習レポートは"作品"という意識で仕上げ提出し、自分でも写しを大判のクリアファイルに納め、保持しては時々、眺めて悦に入っていました。だから成績評価が目当てなんかじゃありませんでした。自分がただ単に「そうしたい」から、「そうしていた」だけの話です。だから卒業単位数と無関係に、取り組みたい課題に「要不要」とは関係なく取り組んできました。教育実習も同じで、自分のオリジナルな教育スタイル(その場でオリジナル・データを取得して、テキスト化していく)を創出してくて取り組みました。そんな中、「理科が嫌いになりかけていた生徒が、好きになった」という保護者の声を担任の先生から伝え聞きました。ある意味、自分自身が夢中になっていたくらいだからこそ生徒へまで伝わったのかも知れません(結局、私は教員にはならず技術系の公務員になるという遠回りして教育界へ合流したのですが・・)。

ポートフォリオは巧く機能すると、生徒の自主性を育み、生徒を大きく成長させる効果があることは、私自身が実践してきたことから確約済みな仕掛けです。文科省は関西学院大学を拠点校として指名し、ベネッセと共同で"JAPAN e-Portfolio"という標準プラットフォームを構築しました。大阪府下で積極運用してきたのが、私学の清教学園高等学校です(インタビュー記事はコチラ)。インタビュー記事に登場する田邉則彦教諭は今、河合塾が経営に参画して開校したドルトン東京学園中高へ副校長として起用されています。現在では続々、こうしてSociety 5.0に即した学校教育の新時代を迎えている潮流に教育関係者は刮目すべきでしょう(竹内記)。

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