「ワールド・カフェ」で感じた生徒の成長(2019年06月27日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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「ワールド・カフェ」で感じた生徒の成長(2019年06月27日)

アート&サイエンスコース

「ワールド・カフェ」で感じた生徒の成長(2019年06月27日)

「ワールド・カフェ」で感じた生徒の成長(2019年06月27日)

教育デザイン室長の竹内です。学校教育に「生徒が育つ仕組みの設計」が施されてないと感じ、実験パイロット校としてあの手この手で使える可能性を手探りしてきました。何が効果的かなど、誰も知り得ません。学校教育は日常作業化しており、余りにも実験が不足しているのです。時に、大きな成長力を引き出すこともできますが、成長を期待して推した生徒が途中で権利を放棄してしまったりして、社会的な信頼を失うことも正直、しばしばです。しかし、怯んでなどいられません。多くの場合、前籍校での不手際か家庭教育の脆弱さ(概して経済的な余裕があると反って、ハングリー精神に事欠くので成長していく上での困難が伴います)が原因と見ます。

概して通信制高校の教員は面倒見が良い方だと思います(公立の通信制高校は事情が異なるようですが・・)。アート&サイエンスコースでは目的を持った少数の生徒が在籍しているため、"one-to-one"型指導体制で臨んでいます。理想的なパターンは、2~3人単位で生徒同士がお互いの成長を意識しながらスクランブルして上昇気流に乗って貰うことです。生態学が教える競争原理によると、十分な資源(リソース)の下で、複数の優れた個体が確保される21世紀型の成長モデルが「スクランブル型」です*1。一方、仲間同士で共食いし合い、上位に立てる個体(首席)のみが優位に立つ成長モデルが「コンテスト型」と呼ばれ、いわゆる一軸型の合格基準で「一般受験」にターゲットを絞った教育が後者で今後、多様性が求められる21世紀には生き残れない旧態依然たる、粗野な教育モデルだと、私は見ています。まして少子化時代になってさえも、性懲りなく陳腐な旧モデルを引き摺ろうとする学校など教育機関としては余りにも愚か過ぎだと糾弾せざるを得ません。

*1 一昨年、私のコースから2人の生徒が同じ大学の同じ学部の同じ学科を志願することを知った時、私は激しく躊躇(狼狽かも知れません)しました。が、選抜枠(グローバル人材入試とAO入試)が違ったためお互いの持ち味を尊重しながら今もお互いを称え合う関係(先日も2人が揃って来校)が続いたので、私の心配などは杞憂に終わりました。2人は友人として決して、潰し合うことなどは起こり得なかったのです。

当コースでは、在籍している生徒をいわゆる"高校生"というフレーム(枠)にワザワザ嵌め込む行為をしていません。だから高校生らしからぬ急激な成長を見せます(既述した通り、高校生が教員と見間違えられることが起こります)。それは、教員である私が生徒を自分の後継者に捉え、伝え残しておきたいコトを伝えているからだろうなと思います。私も、一期一会の想いで自分が伝えたいコトを彼らにも同じような活動を続けて欲しくて全身全霊取り組んでいます。生半可な気持ちで私のコースへ紛れ込んできた生徒たちが脱落して行ってしまうのも、仕方がないのかも知れません。しかし、私の真意は卒業した後で人生のどのステージで手渡した教えに気づいて貰っても構わない*2と思っています。

*2 前籍校の高専で私とそれほど深い関係を築かなかった卒業生でも、卒業後に私の想いを受け取って遅れて気づいてくれたような例もあるので、目に見える結果になっていない場合でも、伝えた教えは何らかのカタチで残るだろうと感じています。私自身、担当教科に関する知識の伝授などではなく、個別指導を通じて教え(=生き方)を伝え残してきた感があります(結果に違いが出るとしたら、受け取る側の「学び」へ向かう準備です)。

結果的に、私の生徒は校外の見識ある大人と触れ合う場へ連れ出しても通用するようになることが分かりました。年齢相応以上に成長してしまうこともあり、弊害を案ずることもありましたが、卒業生のその後を辿ると、当該年齢相応に戻り、かつ活力を維持していることを確認しています。ですから、今の教育手法で何ら弊害は生じないと見ています。

授業と試験が「人を育てる」と盲信されてきたため、日本の学校教育は既に"二世代問題"となり果てました。無責任に余りにも長く(偏差値の導入から約40年間)放置されてきたことによります。そのため、国家基盤になるべき教育が"おざなり"*3にされてきました。

*3 日本の学校教育は表面的には、如何にもキチンとやっているがごとく見えるように保持されてきたため、ここでは「おざなり」という表現を使いました。では、上手く行っているのならば、なぜ日本に14万人もの不登校者が出るのでしょうか? 教員諸氏は、子供だとしたら果たして現在の学校へ嬉々として通いたいでしょうか? 要は、教育に失敗してきたのですよ(昨日のYahoo Newsから「野依氏、学校教育に本気の怒り」)。

ワールド・カフェに先ず私自身が参加してみて(昨年の10月末の段階で高校生に向かないと判断)、初めて高校生として同じシリーズのカフェに連れて行き(およそ1ヶ月後の11月末)、そして半年ぶりに昨夜、奏音ちゃんが再度、同カフェに参加してくれました。程よいブランクがあったことで彼女自身、自分でも成長した実感があったそうです。実際は自分の成長を確認できる手前で、先へ進むのを止めてしまう高校生が多いものです。

中でも、奏音ちゃんが "JAPAN-ePortfolio" で自分の学びの活動を"文章化して記録"し始めたことが奏功した様子です。そのコトで新たな課題に挑戦する意欲が生じ進歩が目に見えるカタチとなって行くことで成長しているという実感が沸き、それでホンモノの自信が芽生えます。"やらされ感"なく、正しく運用すれば学習ポートフォリオにはこのようなマジックが仕組まれているから、当然過ぎる結果なのです。それを従来の成績付けや入試選抜は、あくまでも人でなく数字に人を選ばせて入試選抜者は責任放棄してきたのです。採用人事でも、久しく学校名で責任回避してきました。これで国が衰退しなかったら、その方が余程、不自然だと言えましょう。大人として情けないことだと思いませんか?

❏ 自分の成長が感じられて楽しかった(2年、今村奏音) 私は今回のワールドカフェで自分の成長を感じました。そこで、私が何故、成長出来たのか考えました。それは振り返り*4をして次に生かすことを習慣づけているからです。これは今回の問いである「これからの組織に求められるものとは」でも話題に上がりました。つまりこれからの時代を生き抜いていくには、振り返りをしていくことの大切さが分かりました。

*4 「振り返り」は、世界標準の初等中等教育である国際バカロレアが掲げている「10の学習者像」の一つとして成長に欠かせない姿勢として挙げられています。

実務を経て、53歳で初めて教壇に立った私は、現状の学校教育に大きな疑問を抱き、論点を整理し、文字に起こし、実験的な行動を採り続けてきました(その一例)。人が育つ場所が「学校」であり、人が育つように支援する役目が「教員」だと考えています。奏音ちゃんも理科室を出て自宅へ帰るときに「行って参ります。」とウッカリと口にしてしまいました。ちょっと奇異な言葉にも聞こえますが、夢(奏音ちゃんの場合、留学)を抱いて成長し出した生徒*5らに共通の現象です(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

*5 今のところは、女子生徒のみに見られます。男子生徒の場合、同性である私に対して無意識の領域で抵抗感が隠されてしまうのかも知れません(いわゆる"同族嫌悪")。それはそれで私は一向に構いませんが、性別に関係なく誰でも成長し願望を達成して欲しいと願っています。

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画像・上段左:2つのグループに分かれて討論(左グループに奏音ちゃん、右グループに竹内)、同・上段中:教員も参加しての討論(参加者の中で唯一の教員;教員はこういう場に滅多に来ない)、同・上段右:ワールドカフェ交流会あすいろFaceBookページから、同・下段左:マーカーを手に熱弁を振るう奏音ちゃん、同・下段右:参加者の発言に対し傾聴する奏音ちゃん ※今回、画像類は全てNPO法人あすいろ代表の一人、小野利経氏から提供戴きました。ここに記して感謝いたします。

付記:今回の討論は『これからの組織と個人のあり方』が主題でした。これは私の長年の追求テーマでもありました。それは小学生の頃は漫画家になることが夢で、漫画のストーリー作りのため科学の世界へ踏み込んだ末、自然科学の実験観察の面白さに目覚め、戻ることを忘れてしまったのが科学との縁でした。本来は組織人ではない人種が選りに選って都庁という世界有数の巨大組織の一員となり、組織人であると同時に、一国民として活動してきた実感があります。それが学術研究でもなく、技術開発でもなく、公共の利益を希求した第三の研究様式であった私が掲げたミッションの"公共研究"でした(1997年9月水環境学会誌の特集で『公共研究の育成のために』と編集企画委員として竹内が提案した一方、人文社会科学系で初めての千葉大学COEプロジェクトとして公共研究との文言が入ったプロポーザルが2004年に採択されている)。

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