「生きとし生けるもの」に見るリアリティ(2019年07月13日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

「生きとし生けるもの」に見るリアリティ|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

「生きとし生けるもの」に見るリアリティ(2019年07月13日)

アート&サイエンスコース

「生きとし生けるもの」に見るリアリティ(2019年07月13日)

「生きとし生けるもの」に見るリアリティ(2019年07月13日)

スマホを手に駅の階段を昇り降りしたり、自転車を漕いだり・・人間がスマホやネットにすっかり魂を乗っ取られて*1しまった感があります。インターネットが切り拓いてくれた世界が可能性に富んだ "vertial reality"(仮想空間)であることに疑念はありませんが、同時に "physical reality"(実在空間)という人として大切な感覚を喪失してきている懸念があります。

*1 スマホの普及は世界的傾向ですが、海外では魂を乗っ取られる程にはスマホ中毒に陥ってないらしい(英国及び豪州へ昨年、語学留学してきた卒業生からもたらされた情報)。

今期、「観察を通じた認知科学的学習」の開拓に乗り出したアート&サイエンスコースでは、必然的に多様な生き物*2を飼育し出す流れになりました。そうすると当然、小動物の"生き死に"の場面と遭遇することになります。そこから、新たな学びが始まりました(要は飼育に失敗したワケですが、失敗例から得られる教訓も少なからずありそうです)。

*2 セキツイ動物に限って言えば、グッピー、ヒメダカ、タモロコ、コリドラス(アルビノ種)、シマドジョウ、メキシコ・サラマンダー(陸化変態したウーパールーパー)、クサガメ、ニホンイシガメ、パンダマウス。

今朝(13日)、クサガメ4匹中1匹が死後硬直した状態で見つかりました。昨日が"峠"だった様子で、生き物好きの三谷香央里さん(2年)が懸命に救命措置をして、幾度となく息を吹き返しそうな気配を見せましたが、命の灯火が一つ消えました。今にして想うと、微妙にサイズの異なる同種の個体を4匹、同じ容器で同じ餌場を与えていたことで"順位"が生じ、一番の弱者が十分な固形飼料を取れなくて衰弱したと判断できます(ついには餌を捕食する体力も喪失していきました)。引き続き、観察すると次に小さい個体を水中でマウンティングして(交尾行動ではない感じで)イジメている兆候が見られたので、弱い個体を別容器へ移し、再発防止しました。

カメの飼育スペースの横には、餌用のヨーロッパイエコオロギの自然繁殖場のケースがあり、三谷さんは昨日、一令幼虫を見つけてくれました。昨日もカメの世話をしながら、コオロギのオスの鳴く音が聞こえました。元々、餌用にペットショップで調達してきた中サイズのコオロギでしたが、脱皮を繰り返して土中に産卵するに至った模様です。

生産量を確保できる見通しは立っていませんが、簡単に全滅して行ったヨーロッパイエコオロギ(茶系統)と異なり、現在の系統(灰色系)は再生産できる見込みがあります(系統によって寿命や繁殖力に差を感じます)。

新たな対象に手を出した結果、自ずと失敗も経験しますが、それ以上に得られる経験を積み、知見を得ています。生徒の要望に応えることは、大いに価値があると実感しています(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

----------

画像・上段左:衰弱したクサガメに何とか餌を与えたいと救命中の三谷さん、同・上段中:餌競争に負け痩せ細った状態で発見されたクサガメの衰弱個体、同・上段右:自然繁殖容器内で見つかったコオロギの一令幼虫(ゴキブリの子に見えた)、同・下段左:同幼虫の拡大写真(20倍、実体顕微鏡)、同・下段右:ヨーロッパイエコオロギ成虫(オス)

付記:クサガメなどの野外でのラジオテレメトリを駆使した生態調査を9年間も継続した中学生がいたのでビックリです。60年間も偏差値教育の陰、縁の下でオリンパスが支えてきた『自然科学観察コンクール』がアッパレです! コオロギなど昆虫は温帯域では一般に、植物が種子で越冬するように、土の中で卵で越冬するのが大半です。が、成虫のまま越冬するトノサマバッタに似たツチイナゴがいるように、一部の種でライフサイクルが1年間の枠をハミ出して来ています。同じバッタ科のコオロギでも、気候変動の影響もあるのか温暖な地域でライフサイクルに変化が生じ、2回の繁殖期を野外で進行していることが解ってきているようです(シバスズの例、京都大学)。亜熱帯から熱帯産のコオロギであれば、実験室で温度管理さえ怠らない限り通年繁殖*3できる可能性があります(竹内記)。

*3 餌用コオロギは、熱帯産の種(ヨーロッパイエコオロギ、フタホシコオロギ)を恒温室で馴化させ、餌として消費されてしまうので余り長生きしない系統を揃え、マーケットを形成しているものと推察されます。特に後者は、人類の未来の食糧(昆虫食)としての期待を背負っています(徳島大学研究クラスタによる社会実装)。愛好家による餌用コオロギの繁殖方法に関しても、餌代節約のノウハウとしてネット上に公開されていました。

アート&サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > アート&サイエンスコース > 「生きとし生けるもの」に見るリアリティ

最新お知らせ・ブログ4件

アート&サイエンスコース

インフォメーション

ルネ大阪広報

インフォメーション

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © ルネサンス・アカデミー株式会社All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城豊田大阪)、7拠点(札幌仙台東京・新宿代々木愛知豊田名古屋広島福岡)に連携キャンパス又は受付相談センターを置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、今年で13年。卒業生も12,000名以上です。