理科室で世にも壮大なストーリーが展開!(2019年12月22日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

理科室で世にも壮大なストーリーが展開!|通信制高校のルネサンス高等学校

メニュー
 

大阪

理科室で世にも壮大なストーリーが展開!(2019年12月22日)

アート&サイエンスコース

理科室で世にも壮大なストーリーが展開!(2019年12月22日)

理科室で世にも壮大なストーリーが展開!(2019年12月22日)

昨年の夏、放射線サマークラスに参加して造岩鉱物が放つ自然放射線に関心を抱き、生物系でスタートした当コースも僅かばかり地球科学寄りへと路線を切り始めました。その頃、地球史的なスケールが大きい視座が欲しかったことに加え、無機物と生物との関連性を掴みたくてケイ酸重合体の殻を持つ珪藻に注目しました。そして珪藻がやや日陰を好む(水深が深いところに生育する褐藻類と共通の色素フィコキサンチンを持つ)性質から地球史を遡ると長期間、日陰ができた時期があったのではないか想定し、海底堆積物中の珪藻の微化石を調べている人を探し出そうと試みました。

ネット上で見つけた研究者が今回、名古屋からお越しいただいた須藤斎(すどう・いつき)准教授です。当時は、Yahooブログに個人のサイトが開設されていて、その壮大なスケールにビックリしてしまったのです(現在は、大学のサイトに一部が移行している模様)。そこで是非、お会いしたいと思っていたところ、私が所属する大阪府高校生物教育研究会が受けている教員研修助成(せんだんの会)の支援があり、かつ永久プレパラート*1を持参して戴けるということで、理科室で開催することになりました。古生物学は地学と生物学の境界領域(日本では、地学へ分類)であるため反響が読めませんでしたが、18名の参加申込があり手狭でしたが、フランクな雰囲気で講演会が進みました。

*1 須藤斎先生からは今回、永久プレパラートは寄贈して戴きました。後日、改めて紹介させて戴き、大阪府高校教育研究会としてリソースとして共有して行くカタチで運用させて戴きたく思っています。

講演後は、聴講してくれた同僚の高橋泰尋先生(理科)と今村奏音さん(高2)も、近くの居酒屋さんに誘って須藤先生と至近距離で交わって戴きました(予め8名分の席を予約してありました都合で)。講師の須藤先生も奏音ちゃんも、ソフトドリンクでした。私もアルコールを断つ予定でしたが、もずく酢で痛風が快癒したのでお試しに解禁してみました。須藤先生の堅苦しさのない姿勢に*2日本の学校はガチガチだと言う思い込みが、ガラガラと音を立てて瓦解するに及んだのかなと内心、嬉しく思っております。

*2 須藤先生は、欧米人みたくピアスをたくさん耳に付けてました。同じ大学には金髪の先生もいると仰られてました(恐らくは教育学で独自の論陣を張っている内田良准教授のことだと思います)。

❏ 須藤先生の講演に驚き(2年・今村奏音) 説明がわかりやすく、聞き取りやすい喋り方で、自分の考えや思いを交え、笑える場面も多々あり満足のいく講演でした。2時間に及ぶ生物教員向けの内容の話で、私の頭ではそういう話は理解できないから直ぐに眠くなる苦痛タイムになるかもと構えていました。しかし、私でも笑えたりでき、興味が湧いた所もあり思いのほか楽しめ、行って良かったです。
また話の中で出た「現在は過去を知る鍵であるし、過去は未来を知る鍵である」と言う言葉やクジラの話なども私はロマンがあっていいな!と思いました。そのような不思議な世界に魅せられたみたいで、自分でも仮説を検証したりする研究をやりたい・・そんな想いです。

-----

画像・上段左:須藤先生オリジナルのポスター『SPORE WARS』は言わずと知れた映画『STAR WARS』のもじり。天性の創作力、炸裂です。このセンスが研究面にも反映している感じです。同・上段中:名無しの休眠胞子たち。当座、仮のニックネームを付けて記載して行ったそうです。同・上段右:原生種の海産浮遊珪藻キートセロス(キートケロス)の栄養細胞(上)と休眠細胞(下)を説明する須藤先生、同・下段左:大学院時代にバイクの事故で鎖骨を折り(鎖骨の辺りを指す須藤先生)、何も作業がデキない時に関連した論文を読み漁ったそうです。同・下段右:珪藻とクジラの進化の関連づけが閃いたそう*3怪我の功名なのかも知れません(失敗や不幸が一概に悪いとは言えません。それが学業と人生の相違だと思います)。

*3 須藤先生は「世界中で自分一人しか知らない事実を握っている」という境地を指し、"研究者ハイ"(須藤先生の造語。既出の用語では、"研究ハイ")の状態だと語ります。

付記:今回、高校生物教育研究会が主催する教員研修(せんだんの会のご支援)として開催することができました。特に、サイエンスコースの生徒も1名だけでしたが、大学研究者を身近に接することが叶いました。その道に行かないとしても、今回の経験が彼女の中でむしろ"一般化(抽象化)"され、何か今後に活かされて行くものと予想されます。少子化時代を迎えた今の高校生に必要な栄養素は、ナマの一次情報に触れることです。今回、3冊もの単著を持つ国立大学(旧帝大)の准教授の方に来校して貰い、直に接するコトができました。書籍も一つの優れた情報の宝庫ですが、二次情報です。その著者に会って話を聞く活動は、一次情報にまで遡ることになります。

全ての事項で常に一次情報まで遡る必要などありません。現実的ではないからです。しかし、ある程度、一次情報に触れたことがある人なら、たとえ二次情報にしか触れ得なかったとしても勝手が掴めるワケです。このようなナマの講演会に出る意味は、そう言う意義があります。厳密に言えば、高校教員の大半は自分で実験して試したワケでもない内容を講義するのですから、"弁士"の役であり、"取り次ぎ者"の役目*4です(すなわち、ナマで授業を受けたとしても所詮は二次情報です)。今回のように実際に活動している研究者と会いまみえるのとは意味が全く異なってきます。一次情報と二次情報が持つ重みの違いは是非、実体験を通じて知っておいて下さい。外部講師の講演に限らず、サイエンスコースが実践してきた教育スタイルは、自らフィールドへ出て、実験観察する行為なので全て一次情報です竹内記)。

*4 このような理論的な背景があるため探究学習(PBL)には一次情報に迫る効果があり、前回のような教員向けの実験実習、あるいは今回のような教育向け研修の講演にも、一次情報を補填する役割が期待できるのです。高校課程の全てをカバーするのは無理でも、部分的にでも一次情報でカバーすることができたら生徒が受ける授業の印象に迫真性(リアリティ)が増すものと思われます。恐らく生徒が薄々、感じてきてしまう失望感は、このリアリティの乏しさ(ホンモノに触れられない物足りなさ=隔靴掻痒感)が原因だろうと私は睨んでいます。

アート&サイエンスコース

最新の記事

月別でブログを見る

通信制高校のルネサンス高校グループ > 学校 / 連携キャンパス等 > ルネサンス大阪高等学校 > ルネサンス大阪高等学校ブログ > 教員 > アート&サイエンスコース > 理科室で世にも壮大なストーリーが展開!

最新お知らせ・ブログ4件

アート&サイエンスコース

インフォメーション

ルネサンス豊田高等学校

インフォメーション

 

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」
「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制から大学や専門学校の受験って大丈夫?」

資料請求はこちら
ネット出願はこちら
プライバシーマーク

ルネサンス高等学校グループは通信制高等学校です。
全国に3校(茨城・豊田・大阪)、キャンパスは7拠点(札幌・仙台・東京・新宿代々木・豊田駅前・広島・福岡)展開しており、全国各地から生徒を受け入れております。

Copyright © ルネサンス・アカデミー株式会社All Rights Reserved.

もっと知りたい方はコチラから
「学費ってどのくらいかかるの?」「どんな勉強ができるの?」
「本当に年4日程度のスクーリングで卒業できるの?」
「通信制高校から大学や専門学校の受験って本当に大丈夫?」

資料請求
いますぐ出願したい方はコチラ
パソコン・スマートフォン・タブレットから簡単出願!!
検定料は、クレジットカード・コンビニ決済で!! 24時間受付中
ネット出願

通信制高校への入学・編入転校をお考えの皆様へ

ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城豊田大阪)、7拠点(札幌仙台東京・新宿代々木愛知豊田名古屋広島福岡)に連携キャンパス又は受付相談センターを置く広域通信制高校です。 どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。 一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。 ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、今年で13年。卒業生も12,000名以上です。