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グッピーの寄生生物の新しい側面を発見!(2020年03月16日)

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グッピーの寄生生物の新しい側面を発見!(2020年03月16日)

グッピーの寄生生物の新しい側面を発見!(2020年03月16日)

今、世界的に大流行の新型コロナウイルス(COVID-19)も、言うまでもなく寄生生物(パラサイト)の一種です。実に不可思議な生命体が存在するものですが、存在するからには何か意味もあるのだろうと考えられます。

先週(13日)、寄生生物が活物寄生から死物寄生へと遷移する姿を掴みました。今回、視点を変え、今一度、ギロダクチルスとキロドネラの新しい側面を見い出しました。驚きの新発見を2点、ご紹介して行きましょう。

(1)ギロダクチルスの鉤を偏光板で光らせて確認: 画像(静止・動画)の質はイマイチですが今日、アマゾンで調達してあった安物の偏光板(アーテック)2枚を組み合わせて、接眼レンズに入れた分を回転させると、視野が薄暗くなった時、"死神の大鎌"みたいな鉤がピカッと輝きました(→動画)。この鋭い鉤*1を使って、ギロダクチルスは魚のヒレとか体表に固着できるよう形態進化してきたのだと思います。

*1 偏光で輝くのは結晶質である証拠です。恐らく水中に溶けているカルシウム分を析出させて鉤を合成する遺伝子を獲得したのだと思います。このテクニックは学生時代にウニの発生を観察する臨海実習(油壷)でウニのプルテウス幼生の骨片を光らせて観察した経験から着想しました。非晶質の生体の中で結晶化した構造物を持つと、偏光を透過させて光らせることで結晶性の物体の存在を確認することができるのです(偏光顕微鏡は本来、造岩鉱物をステージを回転させて回折させながら検鏡する時に使われます)。

(2)キロドネラが組織に入って血球を喰らうのを確認: 前回、稀に体色が赤味を帯びたキロドネラの細胞が見つかったので不審に感じていました。これは、恐ろしいコトに死んだグッピーの遺骸に外部から組織内に侵入し、血管の中まで入り込んで赤血球を貪り食う様子を今回、観察記録しました(→動画)。これは少し、背筋が凍り付きました。なぜかと言うとキロドネラはせん毛虫だが、自然界に生息するべん毛虫の中には、魚に寄生するだけでなく人体にも影響を及ぼす危険な原虫がいたのを連想したからです。

米国のBurkholder博士が、発見した世にも危険な微生物として、フェステリアPfiesteria piscicida)はつとに有名です。凄いタイトルの本(訳書)『川が死で満ちるとき ― 環境汚染が生んだ猛毒プランクトン』も刊行されており、内容は俄かには信じがたいドキュメンタリー仕立て(スリラー物かも・・)の筆致でした。

前回は、グッピーの死体を処分するスカベンジャー(始末屋)程度にしか見えませんでしたが、今回のはグッピーが絶命しているので血流こそ止まってはいましたが、生き血を吸っているようにも見え、恐ろしいせん毛虫がいるものだと冷や汗モノでした。人間だって、こんな感じで襲われるのかなぁ。まだまだ身の回りでも、我々のあずかり知らない未踏の地には事欠かないようです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:ギロダクチルスの魚体から離れた個体(左上は偏光下で鉤を光らせたところ)、同・上段中:キロドネラがウロコに喰らい付く様子、同・上段右:市販の偏光シート(アーテック)、同・下段左:ウロコを舐めつくすキロドネラの群れ(→動画)、同・下段右:血管に入り込む貪(どん)食型のキロドネラ(→動画

付記:今回、原生動物のキロドネラがグッピーの遺体組織の血管内に侵入し、赤血球を貪食し、食胞内に取り込んで行く状況をしかと観察することができた。確かに自然界の中では栄養価の高い対象物であることに間違いはない。赤血球を取り込んだことで、キロドネラの細胞も赤味を帯びたいたことが覗える。

キロドネラは原生動物の中でも、生息環境に応じて柔軟に食べ物を変えて行く適応力があるのかも知れない。下水環境では、バルキングを引き起こす糸状性細菌が増えた時に、特別な口器で糸状の細胞を咥え込むようにして摂食する(自然界、狭山池の底泥でも糸状性細菌ーキロドネラのペアリングは見い出せた)。

恐らく同一起源の原生生物(プロチスタ)の中でも、キロドネラは分化能力が高いため、多様な環境に活路を見い出し、自然界(この場合、観賞魚の飼育水槽であるが)の隙間に新たに生じたニッチ(niche)として別の寄生虫に襲われた直後の魚体の生き血を吸いに来るのだろう(実際、単一種が爆発的に大増殖します)。

参考:大阪府立環境農林水産総合研究所のサイト「魚の行動と症状で判断する淡水魚の病気-治療と予防-」に情報が集約されているので是非、参考にされたい(ギロダクチルス、キロドネラに関する記載も見られます)。

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