ゴボウの「クロロゲン酸生産菌」を探索中!(2020年03月23日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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ゴボウの「クロロゲン酸生産菌」を探索中!(2020年03月23日)

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ゴボウの「クロロゲン酸生産菌」を探索中!(2020年03月23日)

ゴボウの「クロロゲン酸生産菌」を探索中!(2020年03月23日)

来年度、新しい部活として食養生(マクロビ)を実践する活動を準備しています。私自身、ワケ*1あって森下自然医食(東京)や正食協会(大阪)の実践者でした。オーワサJAPANからも玄米と取り寄せたり、海外でもオランダで"LIMA"の看板を見たことがあります。オーワサは創始者の桜沢如一氏の姓、LIMAは如一氏の妻の名です。ご夫妻は、日本食の基本である玄米菜食をマクロビオティックと名づけ欧米に普及させました。今なお、各地で継承されているのです(全体食の意味から、ホール・ミールとか呼ばれたりもします。)。

*1 最初の妻(28歳で死別)が悪性脳腫瘍(グリオーマ)で倒れたので、私は従来の科学の研究を一旦、凍結し、考え方を180°一変させました。それこそ宗教(密教・神道)から、瞑想や脳波、占いから予言・・犯罪以外、あらゆる可能性を探りに行きました(オウム真理教とはご縁がありませんでしたので、ご安心を!)。

今回、採りあげるゴボウは、日本でしか食べられていない根菜類です。私と同い年の医師・南雲吉則博士が非常に若づくりで、その秘訣がゴボウ茶だと言うことで話題になっていました。彼の説明、「ゴボウの根は地中にあっても土壌微生物で腐らないのは、微生物の攻撃に備える成分(抗酸化物)を生産するからです」と言うロジック*2は、微生物生態学を専攻する私の心を軽やかに打ってくれました。以来、いつかチャンスがあったらゴボウと土壌微生物との因果関係を探りたいと、かれこれ10年越しに思い続けてきました(夢が叶いました!)。

*2 例えば、植物や果物がビタミンC(還元剤)と生産するのは侵入してくる外敵に対し、活性酸素と言う武器で応戦する一方、活性酸素も猛毒なのでそれを中和するために自らのビタミンCで解毒すると言われます。

一度は、葉物野菜から植物性乳酸菌を分離するため塩漬けの実験を行い、その一環で根菜類も手がけました。この時は、根菜類にも塩漬けを流用したため失敗してしまいました。今は雑菌抑制のために塩の代わりに食酢を使う方策を想いつき*3、たわわに菌糸を伸ばす菌類を集積培養することに成功したのです。

*3 私が食酢に着目したキッカケは、持病の痛風を市販のもずく酢で克服した経験が裏にあると思います。また、菌類は一般に酸性側では生育阻害を受けにくいという特性があります。

私自身、ゴボウの本体が有効成分であるクロロゲン酸(chlorogenic acid)を生産しているのではなくて、ゴボウの根の表皮細胞に植物内生真菌(endphytic fungi)入り込み、生産しているのではないか*4との仮説を抱いています(正否を問わず、そう考えた方が私はロマンを感じるからです)。つまりゴボウの根は当初、外部から侵入する菌に対し、活性酸素で応戦し解毒剤用にクロロゲン酸を僅かに作って持っていた。が、相手は細菌でなくて菌類だから自分もクロロゲン酸を生産し、ゴボウの根にまんまと侵入(共生)した。

*4 クロロゲン酸の分布は、ゴボウ本体の維管束部より根の表層部の細胞内の液胞に多く蓄積されるという指摘(株式会社あじかん研究員らの報告)があります(ゴボウの調理法が有効成分の損失及び食感に及ぼす影響)。この点を鑑みても、私はゴボウの内生菌による二次生産の貢献度の方が大きいのではないかと捉えています。

どうですか? 見事な物語でしょ? 高校は大学と違って論文を書かなければならないノルマがないですから、こんな感じで自由気ままに想いを描く自由があります。でも、「ビンゴ!」かも知れないのですよ。そして、例のDNAの二重らせん模型のように、もっともらしく説明デキる時、正解であることが多いのです(だって、そう考えた方が美しいし、雄大なロマンも感じるでしょ?)。内生菌で新しい健康食品を開発しましょう。

科学の真髄は、決して正解するコトだけに価値あるのではありません。仮に間違えたってその説を手放すことで一歩、正解に近づけると言えるのです。知識が尊いのではありません。興味を抱いて何かに着手してみる行為のみが、王道へ続く道なのです。世間で言っている成績や学歴などは、正統派科学の前では実にくだらないもんです。糞喰らえなんです。私は生徒諸君を成績で見るような愚かな真似は絶対にしません(その方が、ロマンや夢や希望が感じられるからです)。卑しい根性のままでは、人間は新しい発見などデキっこないと思うからです。下手な我欲など、手放した者の勝ちだとこの歳になると知れますよ(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

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画像・上段左:きらめく錦糸(発光ダイオードの光が反射して美しい)、同・上段中:ゴボウの根を刻んだ素材からで生育した菌糸、同・上段右:市販のゴボウ茶のパッケージ(あじかん、広島市)、同・下段左:透過光で見た菌糸(10倍)、同・下段右:落射光で見た菌糸(10倍)

付記:以前、淀川の雨上がりの河川敷で不思議な生命体を発見したことがあります。一つは深緑色をしたイシクラゲと呼ばれるラン藻の塊でしたが、もう一つは赤褐色をしたブヨブヨした性状でした。検鏡すると、菌類の不定形の塊でした。以前、山口県と広島県の消毒用の残留塩素が残る水道水と接触する可能性のある場で類似の現象と遭遇した記憶が蘇りました。2箇所の水道施設と、淀川河川敷での遭遇と理科室でのゴボウの実験との間には、何の脈絡もありませんが、そこで見た菌類には色調と性状に幾分、共通点があり、かつ多くに共通するのは水道水には酸化剤があり、雨上がりの淀川河畔には自動車の排ガスを抱き込んだ雨水中には大気汚染物質を吸収した窒素酸化物(NOX)が酸化剤として介在した可能性が、今となれば思い当たります。

そして日本中のゴボウの根にこの内生真菌が付着ないし入り込んでいる*5ものと仮定をしたら当該菌は土壌中に含まれており、風で飛ばされた土埃や大気中に普遍的に分布していると推定することができます。オランダのバース=ベッキングが唱えた「微生物はどこにでも普遍的に潜在し、特定の環境条件で顕在化する」との仮説("Everything is everywhere, but the environment selects")ともよく符合しています。自然の謎を解くカギは、必ずしも教科書の中に書かれているのでもなければ、入試問題の中にも出題されませんが(竹内記)。

*5 屋内で土を使わないで栽培される水耕栽培のことが気になって調べてみると近年、内生菌(現時点で、植物性乳酸菌のみ)を人為的に噴霧して利用普及を図る、と提唱するベンチャー事業体の存在(日本BBM研究所)を見い出しました(当該事業を広範に推進させたいとする協会組織も昨年末、設立されている)。

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