消毒効果もつ「機能水」の卓効を実証実験(2020年04月15日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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消毒効果もつ「機能水」の卓効を実証実験(2020年04月15日)

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消毒効果もつ「機能水」の卓効を実証実験(2020年04月15日)

消毒効果もつ「機能水」の卓効を実証実験(2020年04月15日)

教育デザイン室長の竹内です。忍び寄る新型コロナウイルス(covid-19)への対策の一環として、四半世紀前の有効技術があったことを想い出し、探しまわった挙句、中国企業が安く製造販売していることを知り一昨日、輸入して本日までに有効性の確認(糞便性大腸菌群の増殖阻害)を終えたので、ご紹介します。

世の中ではエタノール系の消毒剤が足りない、挙句の果てはウォッカ等でも代用可だと報じられています。原理・原則を心得ていたら、ウイルス中枢であるRNAが"脂質の鎧"を持つことから家庭の台所洗剤でウイルスの鎧を破壊できることが予測できるのです(界面活性剤が撥水性のコバエを駆除するカラクリ)。

その他の消毒液の代替候補として、ノンアルコール系ウェットティシュの主成分である第4級アンモニウム塩(逆性石鹸)は残留して殺菌効果が持続するので人の手指が触れるスマホの画面やドアノブ、手すりなどの消毒に向く性質を持ちます(敏感肌の皮膚には向きません)。正反対に、消毒効果を発揮したらタダの水に戻る点で、手荒れになるのを避けられる代替消毒液には、次亜塩素酸水(強酸性水)と呼ばれる食塩水を電気分解して得られる機能水がおススメです。これらの消毒効果と特性については、経済産業省の依頼で国の試験研究機関(NITE)による実験が開始され、5月中の正式評価を終える前に緊急事態なので結論が先行して情報提供されました(異例の措置だと思います)。

筆者は、1990年当初からバイオハザード(バイオセイフティ)の観点から下水処理場の衛生試験*1を検討し始めており、TV番組で視聴した食塩水を電気分解して作った「機能水」がアトピー性皮膚炎の治療に有効(個人差がある模様)との情報を知り、酸性水(塩素臭を帯びる)には殺菌力が、アルカリ水(指がヌルヌルする)には洗浄力が発揮されることを知りました。電気分解で一時的に生成するので、殺菌ないし洗浄を終えた後はタダの水に戻る・・と言う"魔法の水"だと知りました。つまり皮膚や物体を傷めず、無用に抗菌剤に対する耐性を獲得した耐性菌を生み出さないのが最大級の優位性だと認め、着目しました。

*1 下水処理場で業務を進める上で、衛生対策が気になりました。作業環境としては微生物に暴露されやすいので、勤務当初は風邪をひくが抵抗力がついてしまうという経験を勤務者は実感しています。理論的には食中毒で下痢したり、痰などシンクから流しているから下水処理場は危険な微生物の吹き溜まり(シンク)のはずですが、下水処理場が感染症のクラスターになったとの話は聞きません。雑多な下水環境中で安定した微生物集団の中に混じると、特定の外来種は生存競争で負けてしまうのだろうと推測されます。

今回のコロナ禍を機に、四半世紀(25年)前の技術のことを想い出し、久しぶりに機材を入手して機能水の評価実験を行ってみました。便器を綿棒で拭い取り、クロモアガーECC(フランス製)という大腸菌が生育すると青いコロニー(基質X-Gal大腸菌群のβガラクトシダーゼが作用して発色)が形成されます。

寒天培地上に綿棒で大腸菌群を含むと便器のバイオフィルムを全面に放射状に塗布し、中央にティッシュを貼り付け、そこに生成したての強酸性水(初発食塩添加量:600mg/L)で15分間、通電しました。化学反応式は次の通りです(NaClOは次亜塩素酸ナトリウム、ClO-は次亜塩素酸イオン):

NaCl + H2O → NaClO + H2 ↑ →  Na+ + ClO- + (H2 ↑)

電気分解によって右へ水素ガスが発生し、反応が終ると次亜塩素酸イオンが殺菌力を発揮し、元の食塩水に戻ります(天然海水の食塩濃度は約30g/Lですから、塩分濃度は海水の1/50程度の薄さです)。初期投資さえ厭わなければ、食塩水と電気だけで恒久的に消毒液が「じゃ、今から作るか・・」と簡単な操作で作り出せるドラえもんのポケットみたいな手軽さです(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)。

画像・上段左:Zoomで(実験実技)動画中継のリハーサル(強酸性水製造中の様子)、同・上段中:電気分解によって水素ガスが生成している装置のクローズアップ、同・上段右:不足しがちな消毒薬(左:消毒用エタノールIP、建永;右:キッチンブリーチ、次亜塩素酸ナトリウム、コーナン※水で希釈して使うこと)、同・下段左:『下水試験方法1997年版・上巻』の衛生試験で採択された強酸性水(アマノ製)、同・下段右:クロモアガーECC培地で確認した強酸性水の大腸菌の殺菌効果(43℃で、20時間培養)※大腸菌の青いコロニーの形成が強酸性水を滲み込ませた中央のろ紙片付近では阻止。

付記:今回の呼吸器系に感染する新型コロナウイルスと対照的なのが、消化器系に感染するノロウイルスです。そこで、大阪市内の食品会社を経営される『舞昆のこうはら』の鴻原森蔵社長に近況を打診し、対策を伺ってみました。強酸性水は、ノロウイルス対策で決定版で野菜の消毒などで食品添加物として認可を受けている技術HACCP、ハサップは発音例)として根づいていました。

鴻原社長の工場は元来、加圧された衛生管理環境下で感染症から守られている労働環境ですが、工場の外側の事務室や通勤途中では食塩濃度を下げ、腐植質等を添加した「弱酸性水」を製造し、室内で連続的に噴霧することでコロナ禍対策を講じていたので驚きました。社員の胸ポケットに携帯できる加湿器に入れたり、自家用車の中に置いたりして、新型コロナウイルス(covid-19)に対する鉄壁の防衛網(空間除菌・バリヤー)を築いていました。私も機をみて動いたのですが、負けました(鴻原社長ご提供の画像一覧)。

参考:2010年、「一般社団法人 日本電解水協会」が設立されていました。名称も、強酸性水から電解水(electrolyzed water)と言う用語に変わってきた模様です。

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