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「サイエンス・インカレ」に見る教育改革の行方(2016年03月06日)

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「サイエンス・インカレ」に見る教育改革の行方(2016年03月06日)

「サイエンス・インカレ」に見る教育改革の行方(2016年03月06日)

3月5日と6日の両日、神戸ポートアイランドにある国際会議場を舞台に文科省主催の第5回サイエンス・インカレが開催されました。全ての発表は大阪校の卒業式が挙行された昨日、終えていましたが、今日、選りすぐりの優秀発表の4件の口頭発表を聴いてきました。今回の選定傾向を知ることで、現在進行している文科省の教育改革の方向性が確認できると予測したからです。

 私が立ち会ったのは「卒業研究に関連しない」研究テーマの方を敢えて、選びました。月並みな研究発表を見ても余り意味がありません。時代は大きく変わりました。文科省は、自らの発想で行った学生の「主体性」に最大の重きを置き、尖った人材を保護・育成する側に付いたと感じます。

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 選定された研究発表4件につき、筆者が得た印象を書き添えておきます(敬称略):

1)液滴が自ら群れる!?~アルコール液滴を用いた無生物の自発的集団行動~(東京理科大学3年 澤近周一) 身近な物理現象に着目し、「非平衡開放系」として捉えて実験系を作り出し、既存の理論(マランゴニ対流、ベナール対流)で理論立てて説明できないかと格闘していました。分野違いの私から判断しても、論理の詰めが甘い印象は残りましたが、審査員は決して批判的に論評はしないスタンスでした。新しい人材を育てようというポジティブな意識が感じられました。

2)海洋生物の形態における流体的利点と水中ロボットへの応用(岩手大学3年 清水朋佳・佐藤亘) 東日本大震災を高校生で経験し、強力な動機づけとなりました。しかし、着手した水中ロボットの原型が「好きだから」という理由でマンタだったのは、ご愛嬌。決してベストな研究の意思決定フローだとは言えませんが、審査団は研究に至った動機を最大限に評価した模様です。

3)毛はよみがえるのか~夢の毛髪再生技術の開発~(横浜国立大学2年 吉村知紗) 体系的に研究を進めてきた点では比類なき水準で、圧巻でした。直ぐにでも実用化できそうな隙のない自主研究です。毛母細胞(原基)を作り出し、大量培養に成功し、ヌードマウスに移植してキューティクル形成し、毛周期があることまで確認しています。片や所属研究室と別途、学生個人名で特許を申請中。質疑応答も的確で「自分の研究にしている」感がありました。再生細胞をモデルに用いた医薬品のスクリーニングも可能と回答していました。産業界が直ぐにでも欲しがる人材を育てています。

4)拡張現実感を用いた味覚操作システムの開発~ただラーメンが食べたかった(福岡工業大学2年 中野萌士・津田英知)  凄まじいまでの豚骨ラーメンへの個人的想い入れが基調です。彼はラーメン好きが祟ってか、(麺に含まれるカンスイの影響で)クローン病を発症し、食べると消化器に炎症を起こすため二度とラーメンが食べられない身体になってしまったことをIT技術で視覚で味覚操作し、ソーメンをラーメンの味覚で食べられないか挑んだ開発研究です。最初から最後まで大爆笑の渦。TV番組にもなる、研究が社会から認知されるために必要な新時代のプレゼン・スタイルでした。

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 本企画は、書類選考を通過した学生に国が旅費を宿泊費を支給する体制です。いかに文科省が、この事業を重視しているのかが覗えます。今回、選定された研究発表には、国の改革の方向性が如実に示されていると言えます。どの研究発表にも高校生のSSH研究発表会とは違う「大学らしさ」に溢れていました。それは、先行研究を勉強し、自分の研究をキチンと位置づけていた点です。質疑応答に十分過ぎるほど時間を割いた点も異例でした。高等教育や実社会との接続円滑化を意図するスーパーサイエンスコースの設計に、さらに身近な題材や討論を重視する視点を採り入れていく方針です。

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画像・左:サイエンス・インカレの会場の内外、画像・中:朝日新聞・関西版で全面広告、画像・右:日曜版の折り込み別冊「朝日新聞グローブ」では、入試改革を「人か点か」の論点から特集。

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発表題目の最終審査結果が大学ジャーナル(オンライン版)に掲載されていましたので、記事にリンクを貼っておきます。

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