大学入試の動向に見る高校教育のあり方と試行(2016年06月19日) | 通信制高校のルネサンス高等学校

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大学入試の動向に見る高校教育のあり方と試行(2016年06月19日)

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大学入試の動向に見る高校教育のあり方と試行(2016年06月19日)

大学入試の動向に見る高校教育のあり方と試行(2016年06月19日)

一昨日、大阪で開催された鳥取大学の進学説明会へ参加しました。その結果、見えてきた今後の日本の教育動向並びに周辺情報、そして私の即興で試行した取り組みについて報告いたします。

先ず鳥取大学は日本一、少子高齢化が進んでいる土地の国立大学との紹介がありました。しかし、私は鳥取大学がかつて中国地方で連合大学院の拠点となった事実を知っていますし、英国 Bangor大の植物学研究者が私が日本人だと知ると「鳥取大学の乾燥地研究センターへ留学してきたんだ。スゴイだろ。」と自慢気に語ったのを覚えています。鳥取大学には後に東大土壌学研究室へ戻った松本聰教授が乾燥地緑化に取り組んできた背景があり、私もゼミに招かれたり、タイで遭遇したりとご縁があります。大学を入試偏差値という単一のモノサシで判断する習慣は日本に固有の感覚で、「◯◯大学って良い大学か?」と問う質問は日本に固有だが、世界で「恥ずべき」感覚だと言えましょう。

過疎化が進行する中、鳥取では若い大学生が地元で大事にされると聞きます。また、街中を歩けば、そこかしこに仲間の学生が住んでいる状態。また、就活シーズンに大学が都市への送迎バスを用意するという手厚いサポートなど、このような報告を温厚な風貌の入学センター・森川修准教授から戴きました。本来、博士(工学)の学位を持つ教員でありながら、大学合格から入学までサポート役を担当されています。 私も博士(理)の学位を持ち、「大学では遅すぎる」と高校生の人材育成を担っていますのでカウンターパート役のような気がします。鳥取大学では、AO入試及び推薦入試(一部)で早期に合格を果たした高校生に対し「入学前教育」を課しています。これはセンター入試を課さない代わり、本人の学ぶ意欲を大学教育へのマッチングとして優先する方針への担保と言えましょう。

農学部から説明会へ参加された霜村典宏教授(附属菌類きのこ遺伝資源研究センター)から、事情を聞きました。やはり成績だけを目安に合否判定しても入学者が代わり映えしないためグループ討論など、人となりを見る選抜方式が必要だと言うことです。これは、研究者を育成したり企業へ売り込める人材を育成しようとしたら、必要不可欠な要素だと言えましょう。特に、6,7人でグループ討論させると、一対一の面接では見えなかったリーダーシップの有無が観察できると語っていたことが印象的でした。企業が担ってきた人選を大学入学時まで降りてきたことを意味します。これが、日本の雇用情勢の変化に伴って、生じてきた入試及び教育改革の根拠です(西川純教授見解)。霜村先生によると、グループ討論用に「ニワカ対策してきた」痕跡が受験生の挙動に見られるそうです。どうせ入試も教育も改革が不可避なのであれば、高校の教育方策もこの際、一新されるべきでしょう。

これからの社会で即戦力になり得る人材ニーズがある以上、高校教育課程でも備えておく必要性は必須であり、もはや従来型の講義形式では通用しません。そこで早速、昨日、土曜スクーリングで参加していた社会人高校生らにご協力戴き、即興でゲストを取り囲み、順番に質問していくタイプの教育スタイルで実験をスタートしてみました(ゲストの橘先生ほか参加者全員に事前説明なしでした)。

日本では、教育改革はほとんど手付かずです。ですから早く始めた学校がその分、ノウハウを得てアドバンテージを蓄積していくことができるでしょう。全ての教育関係者が現状維持のままでは、もう問屋が卸さない時代です。用意された内容を予定通りにこなすでは、成長を引き出せないからです。

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画像・左:鳥取大学『入学前教育・実践報告書』(第1号、2016年4月)と同大のマスコット(右上)、同・中:説明会を行った入学センター森川准教授の記事(同大学広報誌『風紋』48号から)、同・右:私のゲスト(元府教委の橘 淳治先生)を囲み、順番に質問して相手の人物像を把握していく即興トレーニングを終えた後での記念撮影。お互いの理解が深まり、楽しかったですね。生徒は皆、筋金入りの不登校経験者ばかり。橘先生からは定時制の教員時代で、夏休み以降の少人数の生徒相手のフレキシブルな授業が印象深かったとの体験談を引き出せました。予定調和を越えた学びです。

付記:小学校から"Show&Tell"など人前で自分の言葉で話す訓練をしてきた欧米人に比べ、黙って講義を聞き、ペーパー試験だけの点数で将来を決めてきた日本。国際競争で勝てる道理がありません。かと言って、自然にフリートークが始まるワケもなく、私は円卓(ハークネステーブル)を真似て理科室の実験台を利用し、半ば強制的に順番にゲストに問い掛けさせて、相手から引き出した情報を皆で共有化していく作業から始めたのです。このような学習スタイルを日本に定着させて行かないと、旧態依然たる日本式の授業や会議では時間潰しに終わり、現状のままでは世界を相手にできません。鳥取大学では、「Global Gatewayプログラム」を進めています。もともと公務員に採用される卒業生が一定の割合でいるので今後、地方国立大こそ国際的にも羽ばたくチャンスがあると期待できます(海外に出たら日本の大学に見られる偏差値序列など関心事でなく、本人の実力本位だからです)。

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