アート&サイエンスコース
2016.11.20.Sun
昨日と今日(11月20日)、大阪市立自然史博物館/花と緑と自然の情報センターで表記のイベントがあり、大阪校が加盟しているイタセンネットも参加している関係で、「環境保全クラブ」部長の信宮純さんと2人で、お手伝いに行ってきました。同日は、実はイタセンネットのシーズン最後の活動日とも重なってブース展示要員が不足気味だったこともあります(最終的には、人員はやりくりできたので、幸いと他のブースを覗いて回る余裕も生まれました)。両日とも「関西文化の日」の恩恵で、入場無料でした。
総じて感じられたのは、日本もこれだけ各種の団体や個人が努力して活動し、一堂に介する立派な基盤のある「文化の国」になったのだなぁ、という感慨です。素直に現実社会が前進している先進性を知り喜ばしく思えた反面、根幹をなす学校教育にまだ後進性が残されている、という憂いです。世のなかなか"燃えない"(あるいは"煮え切らない")高校生が大勢を占めていることとのギャップをどう説明できるものかと、訝しく感じた次第です。
各展示ブースを回って驚いたのは、生き物の(色)鉛筆画(関西野生生物画クラブ)や細密イラスト(Studio Saizu)を出展している個人の感心するような技量の高さです。その他にも、ハッと驚く風景写真だとかが目に入りレベルの高さに驚きました。その意味で、日本も市民レベルでは、まだ捨てたものではないなと実感しました。
企業(望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡など、自然観察に欠かせない)からの出展もあり皆、自社の持ち味を醸し出し、気持ちよく存在感を表現していたように感じました。その中には、教授が開発した研究技術を応用し、卒業生が事業化した透明標本の製作で売り出す会社も見られました。こうして世の中は着実に進歩・前進しているのです。
ともすれば学校の中だけにいたら、取り残される感がありました。教育が時代に阿(おもね)ることなく変わらない「不易」を担うとすれば聞こえは良いですが、時代のニーズに沿えるよう改善する努力を怠って許されることの弁明にはなりません。小中学生も、そして大学生の姿もチラホラ目につきましたが、高校生たちは何処で何をしているのでしょうか?(文責:教育デザイン室長・竹内 準一)
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画像・左:いささかヤラセ感の漂うブースの信宮さん(社会人高校生)、同・中:外来魚の展示水槽を前に大学生(環境保全を専攻中)に説明する信宮さん(これは、ヤラセではありません!)、同・右:色鉛筆画の制作・展示ブースに立ち寄ったルネ高生・福田夏綺さんと(実演者が使っていた画材はトンボ鉛筆の「色辞典」だそうで、色鉛筆が醸し出す鮮やかさに驚き)
付記:特定外来生物は捕まえたら、確実に駆除しないとなりません。生きたままの運搬や飼育は法律(外来生物法)で禁止されています。今回の生体展示は、研究機関である水生生物センターが許可を得て展示しているお陰で泳いでいる姿をまじまじと観察することができました。展示終了とともに、網ですくわれて空のバケツへ移動となりました(食用に供する形での処分も、問題ないそうです)。ブルーギルなど、外来魚を透明標本の教材にしていくのもアリですね(大学生もやっていました)。
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ルネサンス高等学校 (大子校)
2021.03.02.Tue
ルネサンス高等学校 (大子校)
ルネサンス高等学校グループは、全国に3校(茨城、愛知、
大阪)、連携キャンパス及び受付・相談センター(東京・新宿代々木、神奈川・横浜、愛知・豊田、名古屋、大阪・梅田、広島、福岡)
を置く広域通信制高校です。
どんなタイプの方でも、安心して学習し卒業できるシステムを構築し、生徒一人ひとりのライフスタイルに合った"学び"を提供しております。
「登校してしっかり学ぶ」「友達を作って学校生活を楽しむ」という学校が多い中、最短年4日の登校で高卒資格が取れる学校は多くはありません。
一方で本当に高卒資格が取りたくても、仕事が忙しくて登校できない、子育てで手が離せないなど様々な事情で、学校に行きたくても行けない方がたくさん居るのも事実です。
ルネサンス高校はそういった方のニーズに答えるために生徒に負担のかからない授業やレポートシステムを作り、14年経ちました。卒業生も約15,000名となります。
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