世界へ躍進、ナカダリオさんのXR作品『Nox』がロッテルダム国際映画祭「Lightroom」に公式選出

2025年12月16日

世界へ躍進、ナカダリオさんのXR作品『Nox』がロッテルダム国際映画祭「Lightroom」に公式選出

ルネサンス高等学校3年生のナカダリオさんが手がける没入型XR作品『Nox』が、ヨーロッパを代表する国際映画祭の一つ、ロッテルダム国際映画祭（IFFR）の新しい産業プラットフォーム「Lightroom」に、初年度の公式選出作品に決定いたしました。

公式選出されたXR作品『Nox』

ロッテルダム国際映画祭（IFFR）は、オランダで毎年開催されている国際映画祭です。特に芸術性や革新性に優れた作品を多数取り上げ、若手クリエイターや実験的・独創的な作品を積極的に支援していることから、「インディペンデント映画の登竜門」とも称されています。例年の来場者数は約28万人にのぼり、ヨーロッパを代表する国際映画祭の一つとして、世界的な注目を集めています。

『Nox』が選出された「Lightroom」は、2026年よりスタートするXR・VR・インタラクティブ作品を対象とした新設プラットフォームです。初開催となる今回は、世界各国から9作品のみが選出されており、日本からはナカダリオさんの『Nox』が唯一の選出作品として名を連ねています。

本作は、経済産業省の「令和6年度クリエイター・エンタメスタートアップ創出事業」および「令和5年度デジタル等クリエイター人材創出事業（映像・ゲーム等人材創出支援事業）【創風】」の支援を受けて制作されています。
また、『Nox』は「AIxR CREATIVE AWARD 2025」においても学生部門・優秀賞を受賞しており、日本国内のXR・AI分野における重要なアワードの場で、その表現力と技術的な取り組みが評価されました。

「Lightroom」は、映画祭期間中に実施される作品発表や国際交流を目的とした業界向けプログラム「IFFR Pro Days（2026年1月30日〜2月4日）」の期間中に開催されます。
完成版『Nox』は、2026年春以降に国内展示が予定されており、今後の国際共同制作や次回作の展開にも大きな期待が寄せられています。

世界へ躍進、ナカダリオさんのXR作品『Nox』がロッテルダム国際映画祭「Lightroom」に公式選出