進路に悩む夏休み、大人と現役高校生総勢747人に聞いた「大人と高校生747人が語る、"未来につながる学び"」に関する調査結果

ブロードメディア株式会社が運営する、オンラインで学べる広域通信制高校のルネサンス高校グループは、2025年6月6日（金）～2025年6月10日（火）の5日間、全国の20代～30代のビジネスパーソン300人と、全国の現役高校生300人、ルネサンス高校グループの在校生（任意の生徒のみ）147人を対象に「大人と高校生747人が語る、"未来につながる学び"」についての調査を行いました。その結果、社会人の高校時代における学びに関する本音や、現役高校生のリアルな学びの現状などが明らかになりました。

Q1.あなたが高校時代に「もっとやっておけばよかった」と感じることは何ですか。
（複数回答/ビジネスパーソン/n=300）

20代～30代のビジネスパーソンに、高校時代に「もっとやっておけばよかった」と感じることを聞いたところ、74.7％が高校時代に「もっとやっておけばよかった」事項を回答しており、多くのビジネスパーソンが、学校以外の勉強に関して高校時代にもっと学んでおけばよかったと感じていることが明らかになりました。

具体的には、1位が「お金の知識（家計管理、投資など）」で35.7%、2位が「英語・語学の勉強」で34.7%という結果になりました。お金に関する知識は学校で学ぶ機会が少ない分、早い段階から自主的に勉強し、身につけておくことが重要なのかもしれません。また、グローバル化が進む現代においては、語学学習の重要性がますます高まっているようです。

Q2.あなたは「リスキリング」をしたことがありますか。
（単数回答/ビジネスパーソン/n=300）

Q3.あなたが「リスキリング」したものであてはまるものをお答えください。
（複数回答/ビジネスパーソン/n=64）

「リスキリングをしたことがある」と回答した人が21.3%と、5人に1人はリスキリング経験があることが判明しました。Q1の質問に対し、高校時代に「もっとやっておけばよかった」と感じることに多くの回答が寄せられたことから、社会人として働きながらも新たに知識やスキルを得ている可能性があり、次世代の高校生にも"学びなおし力"が求められるようになるのかもしれません。
また、リスキリング経験のある人にその習得スキルを聞いたところ、最も多かったのは「プログラミングスキル」で43.8%という結果になりました。高校生のうちからプログラミングを学んでおけば、将来の選択肢が広がり就職活動でも有利に働くかもしれません。

Q4. あなたが「リスキリング」した理由としてあてはまるものをお答えください。
（複数回答/ビジネスパーソン/n=64）

リスキリング経験があるビジネスパーソンにその理由を聞いたところ、「収入を上げたいと思ったため」と回答した人が40.6%で最も多いという結果となりました。また、「AI・ITなど技術の進化に対応する必要を感じたため」「働きながらも成長を実感したかったため」と回答した人はそれぞれ39.1%おり、近年ChatGPTなどのAIを活用する傾向が強まる中、時代に対応する重要性を感じている人や、自己成長を求めてスキルアップを図る人も多いようです。

Q5.あなたが高校時代に学んだ教科で、もっと勉強しておけばよかったと思う教科をお答えください。
（複数回答/ビジネスパーソン/n=300）

Q6.あなたが学校で特に力を入れて学んでいる教科をお答えください。
（複数回答/全国高校生/n=300）

ビジネスパーソンに、高校時代にもっと勉強しておけばよかったと思う教科を聞いたところ、最も多かったのは「英語」で46.0%、次いで「数学」が22.3%という結果となりました。

また、全国の現役高校生に特に力を入れて学んでいる教科を聞いたところ、こちらも1位は「英語」で20.0%、2位は「数学」で17.3%となり、ビジネスパーソンが勉強しておけばよかったと思う教科に対して、すでに重点的に取り組んでいることが明らかになりました。現代の高校生たちは、親や身近な大人たちからアドバイスをもらったり、実際に働く姿を見ることで、今自分が学ぶべきことや必要な能力は何かを理解しながら勉強に励んでいるのかもしれません。

Q7.就職活動において、より有効だと感じるのはどれだと思いますか。
（単数回答/ビジネスパーソン/n=300）

Q8.あなたが「今の高校生にアドバイスしたいこと」があれば教えてください。
（自由回答/ビジネスパーソン/n=300）

ビジネスパーソンに、就職活動においてより有効だと感じるものについて聞いたところ、「学力（例：偏差値の高い学校、学歴など）」と回答した人が37.7%であるのに対し、「学業以外で培った経験（例：部活動、アルバイト、ボランティア、課外活動、趣味、対人スキルなど）」「その他」と回答した人が62.3%と、5人中3人が学業以外の経験の方が就職活動において有効だと感じていることが判明しました。勉強のみでは身につけることが難しい、部活動やアルバイトなどから得る経験やコミュニケーション能力が、就職活動において役に立った経験を持つ人が多いのかもしれません。

また、今の高校生にアドバイスしたいこととしては、学力の面では「英語」や「金融」に関する学びを進めておいた方がよいという意見が多く見られました。一方、学力以外の面では「興味を持ったことには何事にもチャレンジしてほしい」という意見が多く、自分の好奇心を信じてさまざまな経験をし、視野を広げることが将来大切な力になると言えそうです。

Q9.あなたが学校の授業以外で、自分で学んでいることはありますか。
（複数回答/全国高校生/n=300）（複数回答/ルネサンス高校生/n=147）

全国の現役高校生とルネサンス高校生に、学校の授業以外に自分で学んでいることがあるか聞いたところ、いずれも1位が「音楽・ダンス・芸能系」（全国高校生：14.7%、ルネサンス高校生：25.9%）、2位が「外国語」（全国高校生：14.7%、ルネサンス高校生：19.7%）という結果になりました。特に外国語は、学校の授業でも学んでいますが、授業内外のどちらでも力を入れて取り組む高校生が多いようです。

その他にも、「動画編集」「YouTube・SNS運用」など近年求められるようになったSNSを活用したスキルや、「投資・経済・ビジネス知識」「プログラミング」といった就職に役立つスキルを学んでいる人も一定数おり、今のうちから将来を見据えた学びにも取り組んでいるのかもしれません。

また、全国の高校生と比較するとルネサンス高校の生徒は全体的に学業以外の学びに対する意欲が高く、多様な分野へチャレンジすることで自らの可能性を広げようとする姿勢がうかがえます。

Q10.あなたが「今、大事だと思っていること」は何ですか。
（複数回答/全国高校生/n=300）（複数回答/ルネサンス高校生/n=147）

全国の現役高校生とルネサンス高校生に、「今、大事だと思っていること」は何か聞いたところ、全国高校生の1位は「勉強や成績」で55.3%、2位は「人とのつながり（友人・家族）」で46.3%、3位は「自分の"好き"を追求すること」で43.7%でした。また、ルサンス高校生の1位は「自分の"好き"を追求すること」で32.0%、2位は「将来のキャリアを考えること」で19.0%、3位が「健康・メンタルケア」で12.2%という結果になりました。

全国の高校生は「勉強や成績」「人とのつながり」など従来重視されてきたテーマへの関心が高い一方で、ルネサンス高校生は「"好き"の追求」や「将来のキャリア」「健康・メンタルケア」など、自分自身と向き合いながら未来を見据える傾向がより顕著に表れました。共通して見られたのが、「自分の"好き"を追いかけること」への強い関心で、現代の高校生は知識や評価だけでなく、"好き"を軸にした価値観を大切にしているのかもしれません。

Q11.あなたは高校時代に将来の職業についてどの程度考えていましたか。
（単数回答/ビジネスパーソン/n=300）

Q12.あなたの将来やりたい職業は決まっていますか。
（単数回答/全国高校生/n=300）（単数回答/ルネサンス高校生/n=147）

ビジネスパーソンに、高校時代に将来の職業についてどの程度考えていたかを聞いたところ、「目標とする職業が明確にあった」「目標とする職業の候補がいくつかあった」と回答した人は28.4%にとどまりました。

一方、全国の現役高校生とルネサンス高校生にも同様の質問をしたところ、「決まっている」「いくつか候補がある」と回答した全国の高校生は61.7%、ルネサンス高校生は68.0%と、現代の高校生の方がより明確な将来のビジョンを持っていることが判明しました。中でもルネサンス高校生は、全国の高校生と比較すると将来の目標がある人がやや多く、具体的なビジョンがあることが、音楽・ダンス・芸術系、外国語のほかデザインなどのスキル、YouTube・SNSの運用など、多様な分野のスキル習得といった具体的に行動に結びついているのかもしれません。

Q13.「高校生のうちにこれだけはやっておきたい！」と思うことを教えてください。
（自由回答/全国高校生/n=300）（自由回答/ルネサンス高校生/n=147）

全国の現役高校生に、高校生のうちにやっておきたいことを聞いたところ、進路をしっかりと決めたいという意見や、それに伴い今のうちからしっかりと勉強を頑張りたいという内容の意見が多く見られました。また、学校での勉強以外にも、英検や資格、お金に関する勉強がしたいという意見もあり、「将来のために今できることに取り組んでおきたい」という意識の高さがうかがえました。

一方で、今しかできない青春を満喫したいという意見も多く、高校生ならではの遊びや行事も楽しみつつ、「今」と「将来」の両方を大切にするという姿勢が、現代の高校生の特徴なのかもしれません。

また、ルネサンス高校生の回答はより具体的な目標が多く、スキルアップへのモチベーションが高い印象で、より就職や夢を意識した高校生活を送っていることが垣間見えました。

Q14.通信制高校のイメージとしてあてはまるものをお答えください。
（複数回答/全国高校生/n=300）（複数回答/ビジネスパーソン/n=300）

全国の現役高校生とビジネスパーソンの両方に、中学卒業後の進路の選択肢の一つである「通信制高校」に対するイメージを聞いたところ、いずれも1位が「自由な時間が多い」（高校生：49.7%、ビジネスパーソン：36.3%）、2位が「自分のペースで学べる」（高校生：49.0%、ビジネスパーソン：30.3%）、3位が「人間関係のストレスが少ない」（高校生：32.3%、ビジネスパーソン：26.0%）という結果になりました。「自分の好きなことを追求したい」という想いが強い現代の高校生にとっては、自分の時間が確保でき自分のペースで学ぶことができる通信制高校は、学びの環境として適しているのかもしれません。

Q15.下記の通信制高校での学び方として魅力的だと思うことをお答えください。
（複数回答/全国高校生/n=300）（複数回答/ビジネスパーソン/n=300）

全国の現役高校生とビジネスパーソンの両方に、通信制高校の学び方で魅力的だと感じる点を聞いたところ、高校生の回答では「通学日数を自由に設定できる」が53.7%で最も多く、次いで「体調に合わせた学習計画が立てられる」が40.3%という結果になりました。通学や時間の制約にとらわれず、体調に合わせて自分のペースで学べる点に、柔軟さや安心感を抱いていることがうかがえます。

一方、ビジネスパーソンは「ネットでの学習で卒業ができる」が35.3%で最も多く、次いで「通学日数を自由に設定できる」が30.0%という結果でした。働きながら学ぶ立場や、社会的な効率性の観点から、時間と場所に縛られない学びに魅力を感じる人が多いようです。

総括

今回の調査を通じて見えてきたのは、大人が感じる「未来につながる学び」と、「高校生が描くビジョン」が交差しているということでした。

社会人となった20代〜30代のビジネスパーソンの多くは、高校時代を振り返って「もっと学んでおけばよかった」という想いが残っており、中でも「英語」や「お金の知識」といった社会に出てから実際に役立つスキルへの関心が高く、「学歴」よりも「実践的な知識や経験」の重要性を実感している人が多いことがうかがえました。

一方、現役高校生は「勉強」や「人とのつながり」だけでなく、「自分の"好き"を追求すること」や「今しかできない経験」も非常に大切にしており、従来のような学力偏重型の価値観から、自己表現や個人の価値観も重視する姿勢がうかがえます。また、Q10「あなたが「今、大事だと思っていること」は何ですか。」やQ15「下記の通信制高校での学び方として魅力的だと思うことをお答えください。」から読み取れるように、自身の健康やメンタルケアへの関心も高く、体調に合わせた学び方も重視されているようです。

進路や将来に対しては、「しっかり決めたい」「今のうちから準備したい」という意識が強く、今のうちから「英語」や「金融」「プログラミング」など、将来を見据えて取り組んでいる人も見受けられました。これは、ビジネスパーソンが「高校時代にもっとやっておけばよかった」と思っている分野とも重なっており、親世代の助言やSNSの情報から今の高校生たちの意識や行動に反映されているのかもしれません。

さらに、通信制高校に関する意識もビジネスパーソンと高校生の認識にギャップがあり、「通学日数を自由に設定できる」「ネットで学習して卒業できる」など、柔軟な学びのスタイルに魅力を感じる声が多く、今の高校生にとっては「自分に合ったペースで」「好きなことと両立できる」場所として、進学先の選択肢にしっかりと意識されている印象でした。

これからの教育には、「ただ知識を教える」のではなく、その学びが将来どのように役立つのかを結びつける視点や、生徒一人ひとりが自分らしい学び方を選べる柔軟性がますます重要になるといえるでしょう。社会の変化に対応しながらも、未来を切り拓こうとする高校生たちにとって、通信制高校のような多様な学びのスタイルが、今後さらに注目される存在になるかもしれません。

「ルネサンス高校グループ」概要

【ルネサンス高校グループとは】

2006年、茨城県にルネサンス高等学校を開校し、通信制高校にICT教育をいち早く取り入れた「ルネサンス高校グループ」は、スマートフォンやパソコンを利用したネット学習で、自分のペースを大切にしながらいつでもどこでも学習でき、少ない登校日数で自由に学べる通信制高校です。eスポーツやK-POP、プログラミングなど、夢や個性に合わせたコースを多数用意。どんな個性も受け入れ、誰もが自分らしく学べる環境を提供し、担任の先生をはじめとした教職員が一人ひとりをしっかりとサポートします。内閣府によって認定された教育特区に、広域通信制のルネサンス高等学校、ルネサンス豊田高等学校、ルネサンス大阪高等学校の3校と11拠点のキャンパスを運営しています。

HP：https://www.r-ac.jp

【特長】

• どこでも学べる動画授業：PCやスマホから24時間いつでもアクセス可能な学習環境を提供
• 週1日〜の通学型も選べる：通学スタイルも自由。必要に応じて通学できるキャンパスも全国に設置
• 個性を伸ばす多彩なコース：eスポーツ・K-POP・プログラミング・進学・留学・芸能・スポーツ・マンガ・アニメ・美容系など、好きや得意を活かせる専門コースを多数用意
• 部活動・イベントも充実：TikTok部、マインクラフト部、軽音部、マンガ部など、趣味を通じた仲間づくりもサポート。様々なエリアの仲間とつながれるオンライン交流イベントも多数実施

【選べる多彩な専門コース】

ルネサンス高校グループでは「好き」を学びに変えるために、多彩な専門コースを設けています（キャンパスにより開講状況は異なります）。進学準備だけでなく、早期のキャリア形成や表現活動の一歩にも。

通学スタンダードコース

「通信制高校でも学校に通いたい」人に向けて、生活から進路までをしっかりサポート。安心して楽しく、卒業まで自由に過ごすことができるコース。

eスポーツコース

プロゲーマーやストリーマー、eスポーツ業界のスタッフをめざすコース。ゲーム技術や知識の向上だけでなく、eスポーツを楽しみながら学ぶ中で将来の夢を描き、様々な目標に向かって進む力を身につけることを目的としています。

K-POPコース

韓国芸能事務所の練習生をめざすオンラインコース。自宅にいながら、韓国人講師から本場のダンス・ボーカル・韓国語を学べます。

【オプションで選べるダブルスクールコース】

提携校とのダブルスクールコース。プログラミングコースや代アニコースのほか、芸能系、美容師養成、美容系、語学・留学、会計など、生徒一人ひとりの夢や目標に向けたプランが組める。

【キャンパス】

スクーリング会場である３つの本校と、学習等支援施設となる連携キャンパスがあり、お住まいやライフスタイルに合わせたコースや利用方法の選択が可能です。

ルネサンス高等学校（茨城県久慈郡）

・水戸キャンパス
・池袋キャンパス
・新宿代々木キャンパス
・横浜キャンパス
・岡山キャンパス

ルネサンス豊田高等学校（愛知県豊田市）

・名古屋栄キャンパス
・名古屋eスポーツキャンパス
・豊田駅前キャンパス
・博多キャンパス

ルネサンス大阪高等学校（大阪市北区）

・梅田eスポーツキャンパス
・なんばeスポーツキャンパス

【自分の「好き」を広げる部活動・イベント】

通信制でありながら、ルネサンス高校は「つながり」や「仲間づくり」も大切にしています。
オンライン／オフライン両方で活動できる部活動や交流イベントを多数実施しています。

代表的な部活動（ルネサンス高等学校）

• TikTok部（フォーエイト48あみかさん を監督に迎えた公式部活動）
• ゴルフ部（プロテスト合格者を複数名輩出している本格的な部活動）
• マインクラフト部（学校内のオンラインコミュニティー形成を目的とした部活動）
• 硬式野球部（平日練習、土日に練習試合などを行う部活動）
• バスケットボール部、陸上競技部、軽音部など（ルネサンス豊田高等学校）
• 卓球部、テニス部など（ルネサンス大阪高等学校）

その他イベント：文化祭をはじめ様々な課外活動を開催

• 修学旅行（任意参加）
• 文化祭・体育祭
• BBQや遠足イベントなどの交流会