通信制高校通信制高校のルネサンス高校グループ

#4 ルネサンス高校のほっとルームから


【質問】学校に急にいけなくなってしまったけれど、通信高校に通うと周りの反応が気になります。


田島先生

田島先生

大人になると、どの学校に通っていたかというのはあまり関係なくなっていきます。大人になって大切になるのは、今その人が何を実現しようとしているかです。それをゴールといいます。そして、「自分がこうなりたい」「自分は何が欲しい」という自分のことのゴールだけだと、常に周りの目を気にするような生き方になってしまう可能性があります。

「世界をこういう場所にしたい」「日本を○○にしたい」「社会の○○という課題を解決したい」というような大きなゴールを持ち、その実現に向かって生きている人に対して、周りの人は学歴など気にしません。その人の価値は、どんなことをしてきたのか、どんな学校を卒業したのかなどという過去で決まるのではなく、これから実現したいどんなゴールを持っているかが大きな影響を与えます。

これから見つかる大きなゴールを実現するためには、様々な活動がしやすい通信高校である方が良い場合だってあるでしょう。さらにゴールによっては、通信高校か普通高校かではなく、その後に通う大学の専攻の方が重要な場合だってあるでしょう。 「すぐにはそんな大きなゴールは見つからないよ」と思うかもしれませんが、今まではそもそも大きなゴールを設定しようとしていなかっただけで、これから見つけていくことだってできます。未来の大きなゴールに目を向けていくことで、周りの目は自然と気にならなくなっていきます。

上杉先生

上杉先生

今はどのように過ごされていますか。充実した毎日を過ごしていますか。通信制の学校のイメージは、あまり良くないイメージですか。

通信制の学校は、通信制の学校にしかない特徴や授業などがたくさんあります。また、未来においては通信制の学校に通う生徒さんの数が増えているとも言われています。どのような高校生活を送りたいですか。将来はどこでどのようなことを行っていたいですか。

通信制であるかないかにとらわれず、将来やりたいことについてぜひ自由に考えてみてください。人間は心から望む本当にやりたいことを見つけると、自分でもびっくりしてしまうような力を発揮します。例えば、世界中の人々を魅了するゲームを創りたいと思っている人。人の生命を救いたいと思っている人。アーティストになりたいと思っている人。スポーツの世界で大活躍をしてたくさんの人たちを感動させたいと思っている人。物作りに携わりたい人。みんなそれぞれやりたいことは異なります。やりたいことから考えると、自ずと進路選択も変わってきます。

進路選択はぜひ、ご自分の未来から見てご自分にふさわしいところを選んでください。自分で選んだ進路であれば、周囲の人の反応は気にならなくなるでしょう。


【質問】将来のことを考えると胃が痛いです。進学や就職してもうまくやっていけない気がします。周りに取り残されているみたいでそれも不安です。


田島先生

田島先生

「もし成功が約束されているとしたら何をしてみたいですか?」 「失敗しない保証があれば何をやってみたいですか?」 この2つは同じ意味の質問ですが、自分が考えやすい方の質問で考えてみて下さい。

何か浮かんできたら、今度はそれが実現した、それが手に入ったときの自分を想像してみて下さい。そして、その自分はどんな言葉を自分に言っているかを考えてみて下さい。きっと「将来のことを考えると胃が痛い」とか、「うまくやっていけない気がします」とか、「周りに取り残されているみたいでそれも不安だ」とは言っていないはずです。 それでは将来の成功した自分はなんて言っていますか? 「将来のことを考えるとワクワクする」 「何をしてもうまくやっていける気がする」 「周りの人たちから抜きん出ているだけでなく、周りの人たちをサポートして引き上げている」 このようなことを言っているはずです。

それではこれらの言葉は実際にそうなってから言えばいいのでしょうか? それでは遅すぎますし、実際にそういう自分になることはないでしょう。 もしそのような自分になりたいのであれば、今からそれらの言葉を自分に投げかけるのです。 私たちは実際に自分に言っている通りになっていくのです。
繰り返し、理想の自分が語る言葉を、今から言うようにしてみましょう。これは効果の高い方法ですので試してみてください。

上杉先生

上杉先生

将来はどうなっていたいですか。失敗しない保証があったら、どこでどんなことをやりたいですか。必要なものはすべて手に入るとしたら、何を叶えたいですか。

将来のことを考えると胃が痛くなるのは、将来うまくやっていけないのではないかという不安やイメージが強いからです。私たちの脳と心は今考えていることに向かいます。考えていることが良いことでも、悪いことでも、考えているとおりになるのです。ですから、例えば良い結果を出しているスポーツ選手などは、常にうまくできているイメージだけを思い描くように訓練しています。

どのようなことがあっても、良いイメージだけを持つように自分の思考や考え方のくせをコントロールしているのです。打たれるかもしれないと思いながら投げると打たれます。転ぶかもしれないと思うと転びます。望む結果を出している人と、望む結果を得られていない人の違いは、ものの考え方や思考のくせによるものが実は多いのです。

ぜひ、良い結果を出している人たちが日常的に行っている思考法を身につけてみてください。うまくいったことを繰り返し思い返し、これからチャレンジしてみたいことも絶対にできると信じてみてください。楽しい毎日を過ごしているイメージや体感を大切に過ごしてみてください。なりたい自分や将来を思い描くくせや習慣を身につけましょう。誰にでも楽しい未来が与えられています。