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高認とは、高卒資格や大検について

最終更新日:2022.05.16

高認(高卒認定)とは、高卒資格や大検について

高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験・高卒認定)とは、文部科学省が主催する国家試験です。 高卒認定試験合格者は高等学校卒業者と同等の学力があると認定され、高校卒業と同じように進学(大学・専門学校等)へ進学や就職等が可能となります。

このページでは、「高校卒業資格との違い」や「高校卒業資格について」「最終学歴について」等をご案内いたします。

高認(高等学校卒業程度認定試験)について

1.高認とは

高認

高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定する試験です。 合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。(※参照文献:文部科学省HP「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」)

2.高認と大検の違いについて

高認

平成16年まで「大検」(大学入学資格検定)という名称で試験が行われていましたが、 平成17年度より一部内容の変更に加えて「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)」へ名前が変わりました。 よって、「大検」と「高認」は同じ試験をさします。

変更点

  • 全日制高校の在籍生も受験可能。
  • なくなった科目:「家庭科」「簿記」「保健」
  • 追加必修科目:「英語」 等

3.試験実施時期や問題形式、難易度について

高認

高等学校卒業程度認定試験は年に2回(8月・11月)に行われています。受験票の配布日程は文部科学省ホームページ等より発表されます。 問題形式は、複数の選択肢から答えを選択するマークシート形式です。 合格点は文部科学省より公表はされていませんが、合格基準は1科目ごとに100点満点中40~50点前後と言われています。 全科目合格率は毎年約30-40%前後、科目ごとに受験している場合1科目あたり約80%のようです。

概要

  • 試験実施時期:8月・11月
  • 合格基準:100点満点中40~50点前後
  • 合格率:全科目約30-40%、科目ごとの場合約80%

高校卒業(高卒)資格について

大検

高校卒業資格について高卒とは「高等学校を卒業」することを指します。 具体的には、学校教育法の第1条で定められた高等学校を「卒業すること」または「卒業したこと」を表します。 学校教育法の第一条で定められた高等学校の卒業要件は以下の通りです。

  1. 全日制の課程の場合は「3年」、定時制の課程および通信制の課程の場合は「各学校が定める3年以上の期間」在学していること。
  2. 「高等学校学習指導要領」で定められた必履修科目を履修し、かつ、各学校が定める教科・科目の「履修」または「単位の修得」をしていること。
  3. 各学校が定める74単位以上の必要な単位数を修得していること。

高認と高卒の違い、最終学歴について

高等学校卒業程度認定試験の全科目合格割合は、毎年「約30-40%前後」と比較的難しい試験です。また、高等学校卒業程度認定試験(高認)に合格後、大学・短大・専門学校に進学しない場合、履歴書上の最終学歴は「中学卒業」のままです。 通信制高校の場合、学校教育法1条に定められた高等学校となりますので、全日制高校と同じく「高校卒業資格」を得ることができます。

高認 高卒認定 高卒認定

高卒認定試験の合格は3人に1人