通信制高校で学ぶことは、実社会に役立つの? 【第二章 2】
みなさんは「ストリート・スマート」という言葉を聞いたことがありますか? アメリカ社会ではよく耳にする言葉です。ではどんな意味でしょうか?
「ストリート・スマート」と対になって使われることが多いのが「アカデミック・スマート」や「ブック・スマート」という言葉です。 「アカデミック」というのは「学問的な」といった意味であり、「ブック」はそのまま「本」の意味があります。つまりこれらは勉強を一生懸命やって、 本をたくさん読んで知識を蓄えた人々のことを指します。ただ、どちらかというとガリ勉といいますか、勉強ばっかりで実際の社会のことを知らない人々といいますか、そうした否定的なニュアンスが強いようです。
一方の「ストリート・スマート」は、「ストリート」が「街や通り」を意味することからもわかるように、社会というものを実際に身をもって体験して、 そこから生きていく力を学んでいく人々のことを指します。昔流の言い方をすれば、「現場からのたたきあげ」とでも表現できるでしょうか。 日本でも、いまや超大手となった会社でも、その創業者には、何もないところから努力して成功を築き上げた「ストリート・スマート」的な方々が少なからずいらっしゃいます。
そして、世界的な経済状況の低迷などに見られるように、「混迷の時代」と言われる今、社会がより必要としてきているのが、 これまでの「アカデミック・スマート」や「ブック・スマート」ではなく、「ストリート・スマート」的な人々、つまり実社会でたくましく生きていける力を持った人々なのです。 理屈だけでは簡単にはものごとは進みません。何か問題が起きたときに実際に何をすればいいのかがわかり、すぐに実行に移せるような、そんな力がある人が強く求められているのです。
前回もお伝えしましたように、実社会との接点を若い頃から持つ機会を多くすることも可能な通信制高校は、逆境にも負けることのない「ストリート・スマート」的な力をつけながら、 人生において必須となる基礎学力をも体得できる学校とも言えるかもしれませんね。
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