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皆様の声 K-POPコースで夢の実現へ!鈴木菜々美さんインタビュー

公開日:2024.02.05
最終更新日:2024.04.25

※記事内容は、2023年12月に行ったインタビュー当時のものです。

Profile

鈴木 菜々美さん Nanami Suzuki
ルネサンス高等学校 K-POPコース
K-POPアイドルをめざして日々レッスン中。
2023年12月に韓国芸能事務所2社のオーディションで一次審査を通過し、1月からは渡韓も視野に入れて夢の実現に励んでいる。

  • 転入
  • K-POP
  • 練習生になりたい

目次

  1. K-POPについて
  2. ルネ高について
  3. レッスンの流れや雰囲気について
  4. オーディションの結果と韓国留学について

1.K-POPについて

関心を持ったのはいつ頃ですか?
小学校5、6年生ぐらいの時にTWICEが日本で流行っていて、かっこいいなと思ったのが最初です。
自分もやってみたいと思うようになったのは中学校のときです。初めは、ダンスを見て「楽しそうだな」とか「良い曲だな」という感情でしかなかったのが、だんだん「自分もこういう曲を作ってみたい」とか「歌ってみたい」という気持ちが増えていきました。
「日本人でもこんなに活躍できるんだ」ということを知ったので、自分のめざす世界というか夢も広がりました。
入学前に何かレッスンを受けていた経験はありますか?
中学で合唱部と合唱団にいた時期があります。オペラとかミュージカル系の童謡とかを歌ってましたね。
ダンスは高校に入ってからです。
全日制高校に通いながらの練習は、スケジュールや体力的にはいかがでしたか?
私が通っていた全日制高校は工業系で、普通科の授業に加えて工業科目もあったので、課題が多くて練習時間が取れなかったです。
このまま自分の夢を叶えるための時間が作れない環境で過ごすのか、すごく考えました。
オーディションの年齢制限に決まりはありますか?
「高校3年生まで」というところが多くなっているように思います。
ただ年齢制限がない場合でも、結局オーディションでは小中学生とか年齢の低い子が合格しているような印象があります。私はオーディション番組や事務所ごとのオーディションを受けた経験がありますが、オーディションを受けると自分の実力不足も痛感しますし、自分より年下の子が合格していくのを見てきました。
年齢が低いほうが合格しやすいと感じているんですね。
そうですね。
練習生はデビューできるまでに時間がかかるので、大人になってからだとやっぱり遅いと感じています。K-POPアイドルになるために、高校を退学してレッスンに集中している子もいますね。

2.ルネ高について

高校に通いながらK-POPアイドルをめざすことにした理由は?
この夢は叶うか叶わないかがわからない。
むしろ、叶わない確率の方が高いので高校卒業資格は取っておくべきだと思ったからです。
ルネ高を選んだ理由は、K-POPコースで、オーディションに特化したレッスンが行われていると感じたからです。
ルネ高に転校して良かったことは?
全日制高校にいた頃は学校に行くのが体力的にも精神的にも辛かった時期があって...。
登校しよう思っていたのに行けなかったり、休んだら授業が先に進んでいたりして、ストレスが溜まる生活でした。
ルネ高なら家でも教科書とタブレットで勉強できるし、わからないときは先生に聞けるし、自分のペースで進められるので転校してよかったと思っています。
K-POPコースを受講してみていかがですか?
ダンス、ボーカル、韓国語のレッスンはほとんど韓国語で教わるんですが、たまに講師の方が「疲れたね!」とか「かわいかったよ!」など日本語でも声をかけてくれるんです。親近感が湧くというかみんなで楽しみながらレッスンを受けていると思います。ボーカルのレッスンだと、声の出し方とか楽曲の雰囲気とか細かいアドバイスをくれます。喉の動きや口の開け方を真似してみて、自分でもできたときはとても嬉しいです。
あと、英会話のレッスンもあるんですが、伝え方がわからなくてもわからないなりに英語で話そうと頑張っています。
英会話のレッスンもあるんですね。
K-POPアイドルは世界的なアーティストとしての活動を視野に入れているので、韓国語と母国語の日本語は話せる前提、プラスもう一言語話せると、自分の強みとしてアピールできるんです。
オンラインでのレッスンはいかがですか?
日本にいながら現地のレッスンを受けられることが魅力です。
ダンスやボーカルレッスンを通して、ネイティブの韓国語に触れられますし、日本だけでは学べない部分があると思います。
「留学には行けないけどK-POPを学びたい」という人は、このオンラインで韓国と繋がるカリキュラムが理想だと思います。

3.レッスンの流れや雰囲気について

ダンスとボーカルレッスンの流れを教えてください。
課題曲が事前に提示されて、初回は楽曲の世界観や歌詞を学びます。
それから振り入れだったり歌ってみたりという流れですね。オーディションの持ち時間は約1分なので、1番をサビまで覚えたり、特徴的だったり難しい箇所は重点的に練習したりしています。時間が余ったら「あと15分でこの曲もやってみようか」となるときもあります。
わからないところはその場で聞いたり、生徒同士で「ここどんな動きだったっけ」と確認し合ったりしています。
レッスンが終わったあとは、忘れないうちに復習をしています。
課題曲が自分の好きな曲だったときは、家でずっと歌ってますね(笑)
保護者の方とはどのような話をしていますか?
ルネ高に入ってK-POPのレッスンを受けてからは「今日はこういうの踊ったんだよ」ってお母さんに動画見せたら「前より上手になったね!最初はタコが踊っているみたいだったのに(笑)」なんて言われました...(笑)
それぐらいちゃんと上達してるっていうことなので、嬉しかったです!
韓国で活動をしたいという気持ちはありますか?
韓国で過ごしてみたいという気持ちはあります。ですが、やっぱり韓国語が難しくて私には無理なんじゃないか...と悩んでいます。
語学を学ぶのは大変ですよね。
韓国語のレッスンもあるので、頑張っています。
最近、楽曲の歌詞や動画内の会話に「聞いたことのある単語だな」と気付くことが増えてきて。初めは大変でしたけど、今は少しずつ楽しくなってきました。
鈴木さんの最終目標を教えてください。
今の目標は、韓国の事務所で練習生になることですね。
最終的には世界で活躍できるアイドルになりたいです。

4.オーディションの結果と韓国留学について

鈴木さんは2024年1月末から3月末までの約2ヶ月、韓国留学に挑戦しました。
きっかけは冬のK-POPキャンプで開催された韓国芸能事務所のオーディション。
2社から一次審査通過の連絡をもらい、二次審査に進むために渡韓することにしました。

二次審査はどのような雰囲気でしたか?
とても緊張した雰囲気でしたね。私と同じように日本から来ている子もいれば、すでに韓国に滞在している子もいました。日本人は、私の他に4~5人参加していました。
二次審査の合否はどのように伝えられましたか?
審査を終えたあと、オーディション合格を伝えられました。
しばらく韓国に滞在してダンスレッスンやオーディションの予定を計画していたので、合格をいただいた事務所と契約するかどうかについては数日かけて考えましたね。結果的にその事務所とは契約を結ばないことに決めましたが、とても良い経験になったと思います。
契約の判断をするにあたってはどのように考えていましたか?
契約をするかどうかは冷静に判断をしないといけないと思っていました。 同じ二次審査を合格したメンバーで相談をしたり、オーディションやダンス留学の情報を共有しあったりして、結果的に「契約はしない」と決めました。 合格をいただけたことは嬉しかったのですが、ダンスレッスンやオーディションをもっと受けたいと思うようになりました。
その後は韓国でどのように過ごしていましたか。
ダンスレッスンを受けながら語学堂(韓国語専門教室)に通いました。
曜日によって多少の違いはありますが、午前中は語学堂に行き、終わり次第自由に使用できるスタジオでダンスの自主練習、夕方からはダンススクールのレッスンを受けて、帰宅がいつも22:00ぐらいでしたね。
忙しい毎日でしたね。オーディションにも挑戦できましたか?
できました。韓国はほぼ毎日どこかしらでオーディションを開催しているので積極的に挑戦しました。韓国にいた2ヶ月間で8回ぐらいは受けたと思います。週1回ペースぐらいで受けていましたね。
韓国でのダンスレッスンはどのような環境でしたか?
「大手に合格するのはこういう人だ」と思うぐらい、上級クラスの人たちに圧倒されました。
中学生~大学生ぐらいの人がほとんどで、日本人もたくさんいましたね。
「上には上がいる」ですね。心が折れることはありませんでしたか?
はじめはショックでしたが、めざすべきレベルが明確になったのだと切り替えました。
レッスンの質をあげる工夫をしたり、ダイエットも今まで以上に頑張ることができたり...。周りのライバルに触発されて、モチベーションも高いまま維持できていたと思います。
とても充実した生活でしたね。もっと早く韓国に行けばよかったと思いますか?
私はもともと韓国に行く自信がなかったので、いきなり韓国に行くというのはできなかったと思います。
K-POPコースに入ってオンラインレッスンを受けたり、K-POPキャンプに行ったりしたことで自然と自信がついたというか、「1人で韓国に行ってみよう!」と思える自分になれたのかなって。
ルネ高に転校してすぐの頃は、まさか自分が1年後に韓国にいるなんて思ってもなかったですから。
4月からは3年生になりましたが、将来の展望を教えてください。
目標は変わらず、練習生になってK-POPアイドルとしてデビューをすることです。
20歳になるまでは、とにかくがむしゃらに頑張ろうと考えています。今までもそうでしたが、今できることを全力で取り組めば、自然と進むべき道筋が見えてくると思うんです。なので、あと2年は頑張りたい。ただ、ずっと韓国にいる生活はお金もかかるしビザの関係もあるので、韓国と日本を行き来しながらになるような気がしています。
ルネ高在学中もそのような過ごし方ができそうですね。
そうですね。今回の帰国もスクーリングに合わせて帰国したのですが、この1年間の過ごし方は特に不安もないです。ネットで勉強する習慣は身に付いたので、韓国にいても日本にいても高校の勉強はできますし。
ルネ高だったからこそ今の自分があるんだと思うと、ルネ高を選んでK-POPコースに入って本当に良かったと思っています。
ルネ高のK-POPコースって結構横の繋がりが広がっていくんですよ。留学先で仲良くなった子がルネ高生だったり、K-POPコースから通信に変更してダンスを頑張っている子が、友達の友達で繋がったり。
K-POPコースの受講生は住んでいる場所もバラバラなので、そういった繋がりができているのはとても嬉しいです。これからも頑張ってくださいね、応援しています!
はい!ありがとうございます!