通信制高校の公立と私立の違いとは?選び方も紹介
更新日:2025.02.25

通信制高校にも、公立と私立があることをご存じでしょうか。学校選びにあたり、「どちらをどのような観点から選べばよいのだろう?」と悩むケースもあると思います。希望や条件にマッチする通信制高校を選ぶために、両者の違いを把握しておくことは大切です。
この記事では、公立と私立の通信制高校の違いや特徴、選び方のポイントを解説します。ぜひ、学校選びの参考にしてください。
通信制高校にも公立と私立がある

全日制高校に公立と私立があるように、通信制高校にも公立と私立が存在します。 現在日本には、それぞれどのくらいの通信制高校があるのでしょうか。文部科学省による調査結果や資料をもとに、公立・私立の通信制高校の特徴を数字で確認してみましょう。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
学校数(独立校) | 6校 | 129校 |
学校数(併置校)※1 | 73校 | 95校 |
学科数 | 92学科 | 242学科 |
生徒数 | 60,333人 | 229,754人 |
単位修得者数 | 32,023人 | 193,151人 |
※ 併置校:全日制課程または定時制課程を置く高校や、全日制課程と定時制課程を併置する高校に併設されている学校
全体的に、公立に比べて私立の選択肢が多く、規模も大きい傾向にあることがわかります。
公立通信制高校とは
公立通信制高校とは、その地域に住んでいる人や働いている人が入学するために、地方自治体が運営している通信制高校です。
各都道府県には少なくとも1校以上は開設されており、私立通信制高校と同じように、レポートの提出やスクーリングへ参加することで単位を修得します。
一部の学校では協力校も設置し、協力校への登校もスクーリングとして認められている場合もあり、遠方に住む生徒も学びやすい仕組みが整えられています。
通信制高校の公立と私立の違い

通信制高校の公立と私立には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、以下の切り口から両者を比較します。
- 学校数の違い
- 学費
- 勉強方法・サポート体制
- 環境の違い
- 総合学習
- 卒業率(在籍3年)
学校数の違い
公立と私立の通信制高校では、学校数が異なります。
通信制高校は、公立が少なく私立が多い状態です。なお、全日制高校や定時制高校の場合は、私立よりも公立が多く開設されています。
文部科学省が実施した学校基本調査(※)によると、公立と私立の学校数や、学校数の推移は以下の通りです。「独立校」とは通信制課程のみ実施する学校であり、「併置校」とは全日制や定時制も行っている学校をいいます。
公立 | 私立 | |||
---|---|---|---|---|
独立校 | 併置校 | 独立校 | 併置校 | |
令和2年度 | 7 | 71 | 110 | 69 |
令和3年度 | 6 | 71 | 113 | 70 |
令和4年度 | 6 | 72 | 120 | 76 |
令和5年度 | 6 | 72 | 125 | 86 |
令和6年度 | 6 | 73 | 129 | 95 |
公立通信制高校の学校数は大きく変動していません。しかし、私立通信制高校は、独立校と併置校ともに増加傾向にあります。
令和2年度の通信制併置校は私立よりも公立が多くあったものの、令和4年度以降は私立の併置校が増え、公立の学校数を超えました。
通信制高校は、学校によって専門的なコースやサポート体制など、さまざまな特色があります。学校数の多さから、生徒に合う学校を選ぶには私立通信制高校のほうが選択肢が豊富と言えるでしょう。
学費
通信制高校の学費の一部である授業料は、1単位あたりで設定されています。
公立の場合、1単位あたりの授業料は都道府県によって異なり、180~1,200円程度となります。東京都を例にあげれば、入学金は500円、授業料は1単位あたり336円に定められています。通信制高校を卒業するには74単位以上単位を修得する必要があるため、公立の学費合計額は諸経費等含め10万円程度になります。
私立の場合、1単位あたりの授業料は7,000~1万2,000円程度、入学金は1万~5万円程度となります。他にも教材費や施設設備費等の諸経費かかり、費用は学校によって大きく異なります。
なお、公立・私立を問わず、条件を満たせば就学支援金を利用して学費を抑えることが可能です。単位制授業料における支給期間や限度額は、次のとおりです。
私立の場合、所得に応じて支給額が変動する仕組みとなっています。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
支給期間 | 48月 | 48月 |
支給限度額 | 336円/単位 ※通算74、年間30単位まで |
4,812円/単位 ※通算74、年間30単位まで |
加算額 | ― | 7,218円/単位 ※通算74、年間30単位まで |
勉強方法・サポート体制
公立の通信制高校では、「生徒は中学校卒業程度の学力を有している」ことを前提として学習を進めることが一般的です。勉強方法も、自主学習がメインです。
スクーリングによる登校日数は週に一度、月に数回という学校が多く見られます。そのため、学習内容や勉強方法などに不明点や不安があっても解消するチャンスが少なめで、自力での解決を求められる傾向にあります。
サポート面では、カウンセラーなど精神面をフォローするスタッフが常駐している学校ばかりではない点も理解しておくとよいでしょう。
一方、私立の通信制高校では、学習面と精神面の双方のサポートが充実している傾向があります。
たとえば学習内容への理解を深めるため、「スクーリングの回数を増やして対応」「中学校の内容までさかのぼって教える」「インターネットを通じて質問可能」といったサポート体制を整えている私立も少なくありません。
環境の違い
登校・学習環境の柔軟さや自由度も、私立の通信制高校のほうが高めです。
公立では、事前に決められた日程に登校してスクーリングや期末試験を受けなければ単位が修得できない、というケースが少なくありません。何らかの事情から登校に不安を抱えている生徒の場合、単位の修得が難しい可能性もあるでしょう。
一方の私立は、学校への登校頻度を選べたり、スクーリングの登校日を調整できたりするなど、柔軟に対応する学校が目立ちます。単位の修得に必要なレポートもインターネットを通して提出可能な学校が多いため、「できる限り学校に登校する回数を減らしたい」といった希望も叶えやすいでしょう。
総合学習
公立の通信制高校では、宿泊行事や文化祭など、生徒同士が触れ合いながら学校生活を楽しめる行事や学校外活動が用意されていることが一般的です。これらの行事に参加すれば、特別活動として単位を修得することが可能です。
私立の通信制高校でも、各種行事や学校外活動など、公立と同じようにが用意されている学校もありますが、単位修得の対象活動か否か確認する必要があります。任意参加の活動も多く見受けられます。
専門的な学習を希望する場合、大学受験対策コースをはじめ、美容・調理・芸能・プログラミングなど専門分野を学べるコースなど、多彩なコースが用意されている学校が多く見受けられます。学校ごとの特色があるので、興味関心のある分野を学べるかを含め調べてみるとよいでしょう。
卒業率(在籍3年)
ここでは、卒業率について説明します。
公立:約64%
私立:約90%
※「平成28年度入学者数」と「平成30年度卒業者数」をもとに算出
公立では約64%、私立では約90%という数値が示されています。私立の通信制高校は、手厚い支援体制と教育システムを提供しており、多様な学習背景を持つ生徒をしっかりサポートします。
例えば、スクーリングの日程や履修科目の選択など、柔軟に対応できる私立の学校が多く、生徒それぞれのペースに合わせた学習支援が行われています。このような支援体制が、私立の卒業率を高めている要因と考えられます。
一方、公立の通信制高校では、サポートの範囲が限られ自己管理能力や自発的な学習が求められるケースが多いです。
多様な生徒を受け入れる中でも、こうした違いが公立と私立での卒業率に顕著に影響していると考えられます。
公立の通信制高校のメリット・デメリット
公立の通信制高校に通うメリットは、私立よりも学費が安い点があげられます。
私立に比べて費用が抑えられる上、就学支援金制度を申し込むことでさらに経済的な負担を減らすことが可能です。
また、公立は学校行事や課外活動への参加によって単位を修得できる場合があります。普段は自宅で学習する環境でも、特別活動へ参加することにより、生徒同士の交流が深まり、自宅学習だけでは味わえない学校体験を通じて、仲間との関わりを築ける環境となっています。通信制高校に通いながら同級生との交流を深めたい生徒にとっては、大きなメリットになるでしょう。
一方で、公立通信制高校の課題には、登校日や試験日程が事前に定められている学校が一般的です。登校する日程があらかじめ決められているため、不明点を解消するために別途登校日を増やすことは難しい場合が多いようです。
そのため、自分で学ぶことが求められ、疑問点がある場合は自分で調べたり、塾を利用したりすることで解消する必要があります。特に頻繁に登校が難しい生徒や、中学の授業内容に不安がある生徒にとっては、単位の修得を難しく感じる可能性があります。
私立の通信制高校のメリット・デメリット
私立の通信制高校には、学習や精神的な部分をサポートする体制が整っている学校が多くあります。
例えば、中学校の学習内容に遡って学び直しを行う、不明点をオンラインで講師に質問したりする等、生徒自身のレベルやペース、状況に合わせて学びやすいでしょう。
また、登校日が少ないため、他に集中したいことがある生徒にとっても、専念できる環境が整っています。
加えて、専門科目を重視したコースが用意されている学校も多く、興味を持った分野を深く学べるのが特徴です。
一方、学費の面では、公立と比較して費用が高い点がデメリットとなることがあります。私立への通学に不安がある方は、就学支援金制度をチェックすることをおすすめします。
尚、私立の通信制高校では充実したサポートや大学受験対策のコースもあり、そのための塾費用を削減できる面もあります。最終的な費用対効果を考慮して選択することが重要です。
公立の通信制高校の選び方

公立の通信制高校を検討している場合、どのような基準から学校を選べばよいのでしょうか。結論からいえば、「住んでいる地域の高校を選ぶ」ことが基本です。
令和6年度の学校基本調査によると、日本各地には計79校の公立通信制高校があります。公立の通信制高校は地方自治体の予算で都道府県が運営しているため、入学できる生徒は「該当地域に住んでいる人または在勤者」が対象です。
通信制高校には「広域通信制高校」「狭域通信制高校」の2種類があります。
- 狭域通信制高校:「本校所在地(学校所在地)の都道府県+隣接する1都道府県」の地域に在住している方が入学できる学校
- 広域通信制高校:「本校所在地(学校所在地)の都道府県+2都道府県以上」の地域に在住している方が入学できる学校です。私立の中には、全国から受け入れている学校もある
公立の通信制高校の多くは「狭域通信制高校」にあたります。公立の通信制高校への入学を検討している場合、住んでいる地域の学校が入学対象校となることが一般的なため、通う学校の選択肢が限られる点には注意が必要です。
私立の通信制高校の選び方

私立の通信制高校は公立とは異なり、「広域通信制高校」が一般的で入学対象者が居住地域に限定されないことが多く、幅広い選択肢があることから学校選びに迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
私立の通信制高校を検討している場合は、「目的から学校を選ぶ」ことが基本です。具体例で確認してみましょう。
目的 | おすすめの選び方 |
---|---|
自由なスタイルで学びたい | 登校日数やスクーリングの自由度の高い学校を選ぶ |
興味のある分野について学びたい | 専門知識を学べる学校を選ぶ |
友人を多くつくりたい | 学校行事やイベントの多い学校を選ぶ |
大学に進学したい | 受験指導を受けられる学校を選ぶ |
学力を伸ばしたい | 学習サポートの充実した学校を選ぶ |
私立の通信制高校は、それぞれの創立理念に基づいて運営されています。学校ごとに特色があるため、学校の考え方や校風を参考にしてみてもよいでしょう。
私立の通信制高校ならルネサンス高校

ルネサンス高校は、茨城県・愛知県・大阪府に本校を構える、私立の通信制高校です。
通学スタンダードコースをはじめ、eスポーツ・美容・K-POP・ダブルスクール(プログラミング・代アニ など)といった多彩なコースをご用意しております。
「人と異なることが人に劣ることではないように、学校の在り方にも多様性が必要」という創立の思いを大切に、多様性を尊重した学びで生徒一人ひとりを応援いたします。
まとめ

公立の通信制高校は、学費がリーズナブルである点が強みといえます。住んでいる地域の学校が入学対象校となるケースが多く、選択肢は絞られるでしょう。
私立の通信制高校は登校や学習環境に関する自由度が高く、勉強方法やサポート体制などが充実している点が魅力です。学校ごとに特色が異なるため、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
本記事で紹介したポイントをふまえ、自身に適した通信制高校を見つけてください。
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